在宅勤務を続けるUOMOの編集者たち。愛用する私物を自宅から紹介!
ツイッターの勘違い投稿により「551蓬莱」の通販サイトに豚まんの注文が殺到して、サーバーがダウンしたというニュースをネットで見た。551の豚まんと言えば全国区の人気を誇る大阪グルメの定番。でも自分にとっての551はレトロなボックスに入った「アイスキャンデー」の印象のほうが強い。そんな大阪人も多いはず、という話を以前スタイリストの祐真朋樹さんとしていたら、「551は焼売も美味いんだよな」と教えてくれた。
餃子がある種の国民食と化したのに対して、同じ点心の仲間なのに焼売は何とも地味だ。宇都宮焼売も浜松焼売もないし、「焼売の王将」も存在しない。出張や帰省で東海道新幹線に乗った時は崎陽軒の「シウマイ弁当」や「ポケットシウマイ」を買うけれど、日常的に崎陽軒を食べるかというと、食べない。では本当に焼売は、餃子の陰に隠れるだけの地味な脇役なんだろうか? 自分が知らないだけで、世の中には熱狂的なファンを持つカリスマ焼売があるんじゃなかろうか? さらに40歳を過ぎてからというもの、焼き餃子のパンチ力をカラダが受け止めきれないことが増えてきた。ニンニクの効いた餃子の刺激よりも、自己主張は控えめながらやさしい味わいの焼売のほうがオジサンには向いているんじゃないだろうか。 …なんてことを考えながらページにしたのが、最新号の後ろの方にある「焼売新聞」だ。焼売をつまみに一杯やる「焼売アペロ」が楽しめるお店や、下町の商店街で大人気の焼売、知る人ぞ知るご当地焼売などを新聞形式でまとめている。もちろん、551の焼売も。新聞にしたことに特別な意味はなくて、ただ字面が「読売新聞」に似てるから。どの焼売もやっぱり見た目は地味だったけど、味は最高。あなたも明日から「焼売派」に転向するかもしれません。
餃子より焼売のほうが優れている点がもうひとつ。テイクアウトして自宅で食べた時のおいしさだ。焼売は温め直すのも難しくないし、何なら冷めていても全然おいしい。昨日のお昼は、近所の成城石井で買った「自家製国産豚のジューシー焼売」(焼売新聞でも紹介済み)にした。ほかにも、取り寄せ可能なものなどいろいろ紹介しているので、ぜひ焼売新聞を読み込んで「おうち焼売」を楽しんでください。
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