長く続いた自粛生活も緩和されはじめ、旅行を計画する人も増えてきた。「海外はまだちょっと…」という人におすすめしたい国内旅行地がある。島根県の松江市だ。週末にサッと行ける癒しの旅プランを提案したい。
旅行をする際にまず行き先を考える。食い倒れたいから大阪。ディズニーランドに行きたいから東京。神社仏閣巡りをしたいから京都…など、目的は多種多様。
もし、漠然とどこかに行きたいと考えている人は、島根・松江がおすすめだ。ゆったりとした時間が流れ、リラックスするのにぴったり! 今回は「癒しの旅」と題し、一泊二日の週末旅行を提案しよう。
松江に行くなら、飛行機が便利。出雲縁結び空港、または米子鬼太郎空港からバスで約40分程度で松江市に入ることができる。空港でレンタカーを借りて、しばしのドライブを楽しむのもありだ。
昼食は日本三大蕎麦を堪能
まず旅のスタートは、その土地の名物から。松江城の北側、堀川沿いにある閑静なエリアに佇む蕎麦処「八雲庵」へ行ってみよう。武家屋敷を改装して作られた同店では、樹齢数100年の古松や錦鯉が泳ぐ池を眺めながら、本格⼿打ち出雲そばを味わうことができる。
遊覧船で堀川散策
お腹が満たされたところで、国宝松江城をぐるりと囲う堀川を、約50分かけて周遊する屋根付きの小さな船に乗ろう。靴を脱いで乗船したら、いざ出発! 船頭さんが語る松江の歴史に耳を傾けながら、だんだんと見えてくる松江城の姿は格別。江戸時代の風情を感じながら、気ままな船の旅を楽しみたい。
寒い時期はこたつを完備。ぬくぬく暖まっていると、その心地よさに思わず寝てしまうなんてことも…。
美しすぎる夕日を見に行く
松江市と出雲市をまたぐ宍道湖からの夕日を見て初日の締めくくりといこう。島根県立美術館の芝生エリアが絶景スポット。
早起きして、美保神社へお参り
二日目の午前中は「美保神社」から。全国に3000以上あるえびす様の総本宮である同神社は、商売繁盛の守り神として有名。参拝を済ませたら、鳥居脇の青石畳通りを少し散策したい。過去にタイムスリップしてしまったかのような昔懐かしい雰囲気を感じられるはずだ。
由志園で日本庭園と牡丹を楽しむ
松江市内から車で30分ほどの大根島エリアへ。旅の最終目的地は、一年中牡丹を鑑賞できる日本庭園「由志園」がいい。約1万2000坪の広大な敷地に日本の伝統を散りばめた庭園がひろがる。
冬に行くならカニを食べるべし!
住所:島根県松江市北堀町308
TEL:0852-22-2400
堀川遊覧船
住所:島根県松江市黒田町507-1
TEL:0852-27-0417
島根県立美術館
住所:島根県松江市袖師町1-5
TEL:0852-55-4700
由志園
住所:島根県松江市八束町波入1260-2
TEL:0852-76-2255
美保神社
住所:島根県松江市美保関町美保関608
TEL:0852-73-0506
かに小屋(冬季限定)
住所:島根県松江市東朝日町150-7
TEL:080-4161-3405