移住・二拠点・リモートワーク…。コロナ禍を受け、東京を離れる人たちが増えている。検討はしているものの、なかなか実行に移せないという人も少なくないはず。そこで、8人の移住者たちの実体験を取材した。彼らの暮らしぶりを是非、ヒントにして欲しい。
鎌倉
プログラミング教室経営 本田耕一朗さんの場合
以前に勤めていた会社が鎌倉にあったため東京から移り住んだ本田耕一朗さん。その後、退社してフリーランスになるが、自然に恵まれた環境は子育てに良いと考え、そのまま暮らし続けている。2018年からは地域の子供たち向けにプログラミング教室をオープンした。
逗子
教育関連企業 人事部 開大輔さんの場合
開大輔さんは、鎌倉に暮らしたいという妻の思いを叶えるべく、戸建てを購入して移住。都内の企業に勤めているため通勤に不安を感じていたが、電車内では仕事が捗るので以前よりも時間を有効活用できていると感じている。
葉山
ライター・エディター 廣田俊介さんの場合
廣田俊介さんは、妻が葉山で働くことになったのを機に戸建てを購入して移住することに。都内にいた時は昼夜逆転生活だったが、移住してからは自然と早寝早起きになり、以前よりプライベートも仕事も充実していると語る。
熱海①
ライター・編集者 高須賀哲さんの場合
高須賀さんは結婚を機に4年前に熱海に移住。釣りやサーフィンなど新しい趣味を始め、都会にいた頃に比べて健康的な生活を送れるようになったという。地元の祭りに参加するなど、地域に根ざした暮らしも楽しんでいる。
熱海②
経営コンサルタント 磯部洋樹さんの場合
磯部洋樹さんは二人目の子供が生まれたタイミングで熱海に移住。「熱海経済新聞」というウェブメディアの編集長を務めるなど、地域に根ざしたビジネスに取り組んでいる。目の前に海が広がる絶景のマンション暮らしも都会では決して味わえなかったこと。
熱海③
不動産会社代表 三好明さんの場合
熱海で長年まちづくりに携わってきた三好明さんは、自分のスキルを生かせる仕事に出会えた場所に人生をかけて貢献したいという気持ちで移住を決意。2019年から、熱海の空き物件を有効活用する「マチモリ不動産」を立ち上げて運営している。
南房総
カフェオーナー・バリスタ 八木隆充さんの場合
八木隆充さんは、趣味のサーフィンをもっと満喫したいという思いとカフェをオープンしたいという夢を同時に叶えるべく、南房総と東京の二拠点生活をスタートした。現在はサーフィンをしてから仕事に行くという理想的なライフスタイルを楽しんでいる。
明石
広告プランナー・プロデューサー 上田隼也さんの場合
上田隼也さんはコロナ禍でテレワークが増えたことをきっかけに、一度訪れて一目惚れした明石に移住。会社にも勤務しているため、週の約半分を東京で過ごすが、環境の違いが暮らしにメリハリを与えてくれると話す。