2020.08.10

達人に聞いた、俺がソロキャンプにハマった理由〜#02 阿部遼さん(スノーピーク プレス)

キャンプといえば、家族やグループでワイワイ楽しむイメージだけど、一人で楽しむソロキャンプが最近は人気を集めている。自然の中で過ごす、誰にも邪魔されないたった一人の至福の時間。その魅力と楽しみ方とは?

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極力何もしないでひたすらだらだら過ごす。

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ギアはすべてスノーピークのものを使用。テントは究極のソロテントとして各所で評判の「ミニッツドーム Pro.air 1」。コットは昼寝用、あるいはベンチとして使っている。午前中には設営を終え、あとはお酒を飲みながら、だらだらと過ごすのが阿部さんのスタイル。

自分のペースで過ごせて、気持ちよくリフレッシュ

仕事柄、何かとキャンプに行く機会の多い阿部さん。多人数で行く楽しさも知っているけれど、個人的には自由で気楽なソロキャンプが好きだという。

「一人で行くときはだいたい夜明け前か早朝に家を出て、そうすると9時ぐらいには設営が終わるので、そこからお酒を飲み始めて、あとは本を読んだり、焚き火の火をいじったりしながら、ひたすらだらだらと過ごすんです」

ソロキャンプでは、何もしないことを楽しむのが阿部さん流。だから、料理もカップ麺などで簡単にすませ、日が落ちたら寝てしまうことも多い。

「それで夜明け前に目が覚めて、そのまま撤収して帰るんです。午前中には家に着くので、次の日が仕事でも全然負担になりません。スノーピークでは、“キャンプを通じて人間性の回復を目指す”ということをよく言うんですけど、わずか一日でも自然の中に身を置くと五感が研ぎ澄まされていく感覚があって、特に一人だとそれを実感します。自分のペースで過ごすことができて、気持ちよくリフレッシュできるソロキャンプは本当におすすめです」


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キャンプの醍醐味といえばやはり焚き火。「ただ薪が燃えているだけなのに、何時間でも見ていられます」と阿部さん。焚き火台はスノーピークを代表するプロダクトの一つ。4枚のパネルをつなげた逆四角錐のシンプルな構造と、高い熱量に耐えるタフなスペックで、1996年のデビュー以来、愛され続けている名品。焚き火の熱が芝にダメージを与えないように、台の下には別途スタンドを設置している。
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コーヒーは欠かせません ハンドミルでコーヒー豆をひいて、ストーブで沸かした湯をドリッパーに注いでコーヒーをいれる。「キャンプで飲むコーヒーは本当においしい。中でも、夜明け前に起きて飲むのが格別です」。

阿部 遼さん/スノーピーク プレス
1988年生まれ。スノーピークのアパレルラインのPR担当。キャンプからトレッキング、釣りまで年間を通して幅広くアウトドアを満喫。


Photos:Takahiro Idenoshita
Composition&Text:Masayuki Sawada

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