在宅ワークや外出自粛の中、おしゃれな大人たちの「おうち時間」にエッセンシャルなモノとは?
01|アポテーケ フレグランス×ロカレールのお香と
ワンキルンセラミックス×ロカレールのお香立て
どちらも岩手県・盛岡にあるセレクトショップ、ロカレールの別注です。お香は全行程をハンドメイドで行う千葉発のアポテーケ、器は鹿児島の陶芸家、城戸雄介のワンキルンによるもので、このインセンスコーンのためにつくられました。焚いた瞬間から大自然を連想させる香りと、桜島の火山灰を釉薬にした独特の器がマッチしています。在宅ワーク中のリフレッシュにはこのお香と器が欠かせません。ちなみにロカレールは僕の先輩のお店です。
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02|セルジュ・ムーユの照明“アプリク ミュラル ドゥ ブラ ピヴォタン”
ミッドセンチュリーの照明デザイナー、セルジュ・ムーユが生み出す造形美には惚れ惚れします。このライトは1954年にデザインされたセルジュの代表作。壁面に設置してから、リビングがモダンで素敵な空間に変わりました。上下で別々の場所を照らすことができるのも実用的です。ヴィンテージは希少で手が届きませんが、イデーの再生産のおかげで手に入れることができました。明るい照明よりもほの暗い照明のほうがムードがあって、僕は好きです。
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03|履物 関づか×フィルメランジェの布草履
フィルメランジェの洋服をつくる際に出た裁断クズを利用してルームシューズをつくりました。熟練した職人の、丁寧な手仕事によってつくられています。すべて一点モノで同じデザインはありません。裁断クズにも洋服と同じ価値があると感じていたので、アップサイクルです。布草履は蒸れにくく、足先に力が入り、足つぼが刺激され集中力が増すので、在宅ワーク中はもっぱらコレ。高温多湿な日本にはスリッパよりも、足が解放される草履のほうが室内ではくにも相性がいい気がします。
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関口 文也 FUMIYA SKIGUCHI
フィルメランジェ ディレクター。靴の輸入代理店のセールス&バイヤーから転身し、2017年から現職。日本の“いいモノ”を発信することに取り組み、ユニークなコラボレーションを展開中。
Text:Hisami Kotakemori