在宅ワークや外出自粛の中、おしゃれな大人たちの「おうち時間」にエッセンシャルなモノとは?
01|マウントワシントンポタリーのマグカップ
幾何学的パターンをシノギの技法で施したこのカップで、毎朝コーヒーを飲んでいます。独特な造形がありながら、白い釉薬でミニマルに仕上げたルックスが好きです。アメリカのグレインが入った白い陶器が好きということもあり、マウントワシントンポタリーには僕好みの器が多い。個性のあるマグカップが欲しくて探しているときに、ルーツトゥブランチズに入荷したのですぐ買いました。メキシコに行ったときに手に入れた、コースターとのマッチングも気に入っています。
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02|ビルケンシュトックのEVAアリゾナ
ベランダがわりと広くて、家族とプチBBQをしたり、植物もいろいろ置いて世話をしたりしています。ビルケンEVAは、履き心地がよく、脱ぎ履きもしやすくて、撮影のスタジオ用に常備していますが、自宅のベランダにも家族分そろえています。お篭り中には気分転換にベランダに出ることも多く、ソックスをはいていても素足でも快適に履けて、並んでいても嫌じゃない。価格も手頃なので、コロナ禍が終息したらゲスト用もそろえようと思っています。
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03|グレン・グールドのCD
クラシックのピアニストの方をスタイリングしたとき「グレン・グールドの演奏は、バッハだけでなくブラームスやベートーヴェンもいいですよ」と教えていただきました。確かにベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番はイントロから心地よく、子どもが家で勉強しているときにかけても煩わしがらず、最近は密かに音育になるかも? と思って聴いています。落ち着いた曲調のクラシックピアノはなぜか、誰にも嫌がられません。
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池田尚輝 NAOKI IKEDA
スタイリスト。本誌はじめ多くのファッションメディア、広告、アパレルのカタログ、俳優やミュージシャンのスタイリングからブランドコンサルティングまで、幅広く活動。陶芸や民藝にも精通し、その博識ぶりでも一目置かれる。
Text:Hisami Kotakemori