購入したはいいものの実際にフィールドで使ってみると、「思っていたのと違う」とイメージとのギャップがあることも。そこでキャンプの達人二人と未経験者が実際にキャンプ場で使用感を徹底的に調査した。
私たちが試しました!
猪野正哉さん/アウトドアプランナー
キャンプ歴5年。アウトドアプランナーであり“焚き火マイスター”としても知られる存在。年間100日は焚き火をしている強者。
近澤一雅さん/スタイリスト
キャンプ歴12年。関連メディアに引っ張りだこの、阪神タイガース大好きスタイリスト。年の半分はキャンプ場に滞在している。
秦拓也さん/BEAMS プレス
キャンプ歴ゼロ。ビームスのプレスとして多忙のなか参戦。初心者目線で、キャンプ場でのワーケーションを想定してレビュー。
FIRESTAND
ACYRUS9
今シーズン、注目度ナンバーワン(猪野)
京都を拠点に活動するサーファーが立ち上げたブランド、その第一弾の焚き火台がリリースされた。従来のアウトドアメーカーとは異なる新発想で作られ、風の影響と海から上がった際の暖をとることに特化したサーファーならではのユニークな焚き火台。¥56,000/サイラス9(ナゴミ)
数多くの焚き火台を見てきたけど、円柱を横にしたデザインは今まで見たことがなかった。半信半疑で燃やしてみたが、予想をはるかに上回る燃えっぷり! 空気の通りがよく、一度火をおこしたら世話がいらない。(猪野)
一般的な焚き火台のフォルムのイメージと違いすぎて、最初は使い方がまったくわからなかった(笑)。デザイン性が高いからキャンプ場でも注目を浴びそう。スムーズに火をおこせて焚き火初心者の僕にもピッタリでした。(秦)
BKICHI
クラファンから生まれたニューフェイス(近澤)
神奈川県大和市にある新感覚ホームセンター、セカイクラスと町工場の佐藤工業との共同開発で誕生。重量感のある見た目だが、メイドインジャパンだけあって軽量。携帯性に優れ、収納時の厚さは2㎝と非常にコンパクト。¥15,800/KICHI(セカイクラス)
本当にホームセンターが作ったのか?と疑いたくなる、ほかとは一線を画すオシャレなデザイン。もともと、安定感はしっかりとあるものの、ペグ打ちすればより安定性が高まり、子どもと一緒でも安心して使える。(猪野)
十分な強度に加え、耐腐食性に優れたステンレスなのでタフに使える。ちょっとしたパズルのように組み立てられるので、火をつける前からワクワクする。それでいて収納に困らない薄さは、買う気持ちを後押ししてくれる。(近澤)
C10to10
料理の時間が楽しすぎる焚き火台(秦)
2021年にスタートした北海道発のガレージギアブランド。ボディには山の稜線が描かれ、焚き火の炎でシルエットが浮かび上がる遊び心あるデザイン。しっかりと安定感ある鉄製で、かつ用途に応じてトランスフォームできる。¥28,050/10to10(点と点)
武骨な印象だけど、パネルの端が滑らかに加工されるなど、ケガしにくいように工夫されていて優しさを感じた。これ一台あれば鍋も置けるし、ケトルも温められて、キャンプ場での料理のレパートリーが一気に増えそう。(秦)
串焼きが簡単にできるスリットにはさらに工夫あり。深さが異なるので近火、遠火と調整できて、焦がす心配が減る。鉄製なので錆には要注意。(近澤)
用途に合わせてトランスフォームすると…
自由度の高い可変式パネルを使いこなせるか?
開いたパネルの上にケトルや小型鍋を置くことができる
風上側だけ閉じておけば、風防代わりになる
人数が多いときは全開放すれば、四方から薪をくべられる
現場で試してみた。キャンプギア出張レビュー
Videographer:Atsushi Tanizawa
Photos:Kanta Matsubayashi
Hair&Make-up:KEIKO
Stylist:Kazumasa Chikazawa
Composition&Text:Masaya Ino
Photos:Kanta Matsubayashi
Hair&Make-up:KEIKO
Stylist:Kazumasa Chikazawa
Composition&Text:Masaya Ino