今年こそキャンプデビュー! と思っても、ギア類をブランドものでそろえるのはコストがかかる。デザインに定評ありのバリューブランドをミックスすれば、そんな悩みも解消できる。というわけで、今回は無印良品にフォーカス。アウトドアの達人・勝山龍一さんに「キャンプで使える無印良品」 を教えてもらった。
無印良品の生活雑貨はキャンプでも超優秀!
ウエア類が使えるかも? と、期待した無印良品だが、やはり雑貨類のほうが優秀という結論に。こちらも普段の生活で役に立つものが多くピックアップされている。シンプルでナチュラルなパッケージも勝山さんのギアと好相性。
無印良品から選んだアイテムもリアルにキャンプシーンで使用。勝山さんの実感コメントとともに紹介する。
セレクトしてくれたのは…
勝山龍一さん
有名セレクトショップのインテリアブランドのPR時代から、アウトドア好きとして知られる。2021年の春に独立して、現在は山梨県道志村にある「水源の森 キャンプ・ランド」のPRなどを中心に、ライフスタイルやアウトドア関連の情報を発信。
#01:透湿 防水テープ使い サファリハット
蒸れにくい撥水素材で便利なあご紐付き
「シンプルでプレーンですが、これからのフェスシーズンにもぴったりだなと思いました。このプライスであれば、盛り上がって紛失しても諦めがつきます(笑)。ちゃんと防水仕様になっていますし、サイズ調整ができたりストラップが付いてたりと、めちゃくちゃ気が利いています!」(勝山)
#02:洗いざらしの綿キルティングラグ
表面がオーガニックコットンで風合いもよし
「無印良品のファブリックアイテムは、とても優秀なんですよね。これはキルティングタイプのラグですが、コットの上に敷いたり割れ物をくるんだり、ちょっと寒いときは体を覆ったり。いろんな使い方ができます。表面はコットン100%なので、焚き火の際に火の粉が飛んでも溶けない点も気に入ってます」(勝山)
#03:ポリプロピレンスクリューキャップ丸型弁当箱・白
スクリューキャップで使い勝手も抜群
「山に行くときはスクリュー型のコンテナは大活躍です。ナッツとかコーヒー豆など、必要な量だけ詰めて持っていけるのがいいんです。スタッキングしてゴムバンドで止めれば動かないし、ザックの中に入れておくのにもいい感じです。タッパーのような蓋でなく、スクリュー式だから開けるときにモノが飛び散ったりする心配がなく(笑)、最高です」(勝山)
#04:ステンレスひっかけるワイヤークリップ(4個セット)
挟んで吊るすこともできるワイヤークリップ
「以前から自宅では使ってましたが、キャンプでも使えそう! と思い、試してみました。今回はテーブルフレームに付けましたが、ガイライン(テントが風で飛ばないよう固定するロープ)やデイジーチェーン(ループ付きのウェビングベルト)に引っ掛ければ小物をかけられるし、なんて気が利いてるんだ! と思いました。軽量ですがタフな作りも魅力的です」(勝山)
フックの先がクリップになったマルチに使えるアイデア雑貨。単純にフックとしても利用できて、布巾のようなものは飛ばされないようにクリップ留めもできる。
#05:食器用洗剤 250ml
排水後は微生物に分解される植物由来洗剤
「合成洗剤を使用できないキャンプ場もあったりするので、植物由来の洗剤はキャンプの際はすごく重要なんです。無印良品のものはアブラヤシ由来だし、廃水後は微生物に分解される。無着色・無香料だから野菜を洗うこともできます。詰め替え用もあって、繰り返し使える点もサステナブル」(勝山)
アブラヤシというヤシの実から採取されるパーム油を使用した食器用洗剤。半透明のシンプルな容器入りで、どこで使ってもスタイリッシュ。
#06:いつものもしも持ち出しセット
簡易的防水袋入りの防災グッズセット
「無印良品に防災用品があるのは知ってましたが今回、初めて手にしました。災害の際にアウトドアギアが役に立つという話はよく聞きます。であれば、防災グッズをアウトドアに持ち出してもいいんじゃない? という発想で買ってみました。中身を確認しておけば、もしものときにあわあわしなくてすみますし、ヘッドランプは普段からアウトドアで使うのにも遜色ないスペック。とても気に入りました!」(勝山)