【大人の週末癒し旅】名物料理に美しい観光名所…！島根・松江が実は穴場の旅行地だった件

長く続いた自粛生活も緩和されはじめ、旅行を計画する人も増えてきた。「海外はまだちょっと…」という人におすすめしたい国内旅行地がある。島根県の松江市だ。週末にサッと行ける癒しの旅プランを提案したい。

旅行をする際にまず行き先を考える。食い倒れたいから大阪。ディズニーランドに行きたいから東京。神社仏閣巡りをしたいから京都…など、目的は多種多様。

もし、漠然とどこかに行きたいと考えている人は、島根・松江がおすすめだ。ゆったりとした時間が流れ、リラックスするのにぴったり！　今回は「癒しの旅」と題し、一泊二日の週末旅行を提案しよう。

松江に行くなら、飛行機が便利。出雲縁結び空港、または米子鬼太郎空港からバスで約40分程度で松江市に入ることができる。空港でレンタカーを借りて、しばしのドライブを楽しむのもありだ。

昼食は日本三大蕎麦を堪能

まず旅のスタートは、その土地の名物から。松江城の北側、堀川沿いにある閑静なエリアに佇む蕎麦処「八雲庵」へ行ってみよう。武家屋敷を改装して作られた同店では、樹齢数100年の古松や錦鯉が泳ぐ池を眺めながら、本格⼿打ち出雲そばを味わうことができる。

【大人の週末癒し旅】名物料理に美しい観光の画像_2 — 食べてもらいたいのは割子そば。出雲大社を中心として発展した出雲地方の郷土蕎麦で、「八雲庵」のものは風味が高く、コシがしっかりしているのが特徴。この蕎麦に薬味をのせ、辛口の割子だしをかけいただく。濃いけど、しつこくない。何杯でも食べられてしまうほどの美味しさに感動を覚える。

【大人の週末癒し旅】名物料理に美しい観光の画像_3 — そして松江名物「あご野焼き」も食べてほしい。トビウオのすり身を炭火で焼き上げた一品。酒の肴にぴったりだ。

遊覧船で堀川散策

お腹が満たされたところで、国宝松江城をぐるりと囲う堀川を、約50分かけて周遊する屋根付きの小さな船に乗ろう。靴を脱いで乗船したら、いざ出発！　船頭さんが語る松江の歴史に耳を傾けながら、だんだんと見えてくる松江城の姿は格別。江戸時代の風情を感じながら、気ままな船の旅を楽しみたい。

寒い時期はこたつを完備。ぬくぬく暖まっていると、その心地よさに思わず寝てしまうなんてことも…。

【大人の週末癒し旅】名物料理に美しい観光の画像_4 — 周遊を終え船着場に到着したら、松江堀川地ビール館へ。外のテラス席で数種類ある松江地ビール「ビアへるん」の飲み比べをするのがおすすめ。お腹が空いているなら、2階にあるビアレストランで和牛焼肉を堪能するのもいい。

美しすぎる夕日を見に行く

松江市と出雲市をまたぐ宍道湖からの夕日を見て初日の締めくくりといこう。島根県立美術館の芝生エリアが絶景スポット。

【大人の週末癒し旅】名物料理に美しい観光の画像_6 — “夕日のキレイな日”にのみオープンするテイクアウト限定の「宍道湖サンセットカフェ」で飲み物を手に入れて、ゆっくりと夕日が沈んでいくのを眺めて欲しい。

【大人の週末癒し旅】名物料理に美しい観光の画像_7 — また、芝生エリアにある彫刻家・籔内佐斗司氏が手がけた「宍道湖うさぎ」のブロンズ像も必見。湖に向かって弧を描くように12体が並んでおり、先頭から2番目のうさぎを撫でると幸運が訪れるという噂が…！　これは撫でて帰るしかない。

早起きして、美保神社へお参り

二日目の午前中は「美保神社」から。全国に3000以上あるえびす様の総本宮である同神社は、商売繁盛の守り神として有名。参拝を済ませたら、鳥居脇の青石畳通りを少し散策したい。過去にタイムスリップしてしまったかのような昔懐かしい雰囲気を感じられるはずだ。

【大人の週末癒し旅】名物料理に美しい観光の画像_9 — また、美保神社は出雲大社とあわせてお参り（両参り）することで、より良い縁に恵まれると言われている。少し距離はあるが余力があれば出雲大社へ足を運んでみるのもいいだろう。

由志園で日本庭園と牡丹を楽しむ

松江市内から車で30分ほどの大根島エリアへ。旅の最終目的地は、一年中牡丹を鑑賞できる日本庭園「由志園」がいい。約1万2000坪の広大な敷地に日本の伝統を散りばめた庭園がひろがる。

【大人の週末癒し旅】名物料理に美しい観光の画像_10 — ここでは、250年以上前から牡丹苗と高麗人参の栽培が行われており、なんと牡丹苗の生産数は日本一。GW期間には、園内の池に3万輪もの牡丹を浮かべる「池泉牡丹」のイベントが行われ、まるで牡丹の絨毯のような光景が楽しめる。この時期はもちろん見ものだが、春夏秋冬のイベントを用意している。著名な華道家とのコラボレーションやイルミネーションイベントなど、どのシーズンに訪れても、満喫できるはずだ。

冬に行くならカニを食べるべし！

【大人の週末癒し旅】名物料理に美しい観光の画像_12 — 11月後半から2月末まで、冬季限定で登場する「かに小屋」がある。地元の人にも愛される同店は、コスパ良しの「浜茹松葉かに」が食べられると評判だ。カニ好きは冬に是非訪れてほしい。

旅にはスーツケースが欠かせない！

八雲庵
住所：島根県松江市北堀町308
TEL:0852-22-2400

堀川遊覧船
住所：島根県松江市黒田町507-1
TEL:0852-27-0417

島根県立美術館
住所：島根県松江市袖師町1-5
TEL:0852-55-4700

由志園
住所：島根県松江市八束町波入1260-2
TEL:0852-76-2255

美保神社
住所：島根県松江市美保関町美保関608
TEL:0852-73-0506

かに小屋（冬季限定）
住所：島根県松江市東朝日町150-7
TEL:080-4161-3405