2021.12.09
最終更新日:2024.03.07

指名買い続出。「muraco」がおしゃれキャンパーに愛される理由

空前のキャンプブームの中、今もっとも勢いがあるアウトドアブランド「muraco」。金属加工工場を母体とし、その緻密なものづくりの技術に裏づけされた確かな品質、そして黒を基調としたスタイリッシュなアイテム。その人気の秘密を深く掘り下げてみた!

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男心をくすぐるソリッドなギアの数々

A“立ちながら楽しむ焚き火”をコンセプトにした大型焚き火台「STAR TORCH」¥132,000。グループでのキャンプに最適。

B今シーズンからアパレルにも力を入れ、アウターとトップスを展開。ボアフリースの「BLOCK JACKET」¥29,000は「POLARTEC® THERMAL PRO®」を使用しており、抜群の保温性をもつ一着。もちろんタグ以外オールブラック。

C4合炊きの飯ごう「RICE COOKER BLACK」¥3,900。炊飯以外に鍋物の調理にも使える。

Dロングセラーの焚き火台「SATELLITE FIRE BASE」¥18,700は大人気で常に入荷待ち状態。メッシュの火床のおかげで燃焼効率も非常に高い。脚をコンパクトに折りたたむことで、筒状のケースに収納できる。

E最新作の「NORM 3P BLACK」¥56,000はソロキャンプでもゆったりと使える人気の3人用テント。2人用もラインナップする。

Fランタンハンガーとして使える620gと軽量な三脚「AFRICAN EAGLE TRIPOD」¥15,900。シンプルながら12kgもの重さのものをつるすことができる。


muracoのすごさはデザインだけじゃありません。

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a焚き火台「サテライトファイヤーベース」は携帯性と安定性を兼ね備えた名品。常に入荷待ちがでてしまうほどの人気商品。

b村上さんは父親の会社を受け継ぎ二代目として奮闘中。ブランド名は学生時代のあだ名をそのまま採用している。


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c人気アウトドアブランド、ナルゲンに別注した暗闇で光る蓄光ボトルも定番。

d工場の敷地内にはオフィス兼ショップがあり、商品企画・開発から販売までを一手に行っている。


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eドリンクウェアブランド、Riversのステンレスボトル。わずか200gなので普段使いから登山まで幅広く使用可能。

fテントの設営に欠かせないペグハンマー。従来のT字ヘッドではなくストレート形状は珍しい。


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g円筒状の加工が得意なムラコの製品第1号はポールだった。

hタグのデザインもモノトーン。


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i精密さが問われるような小さな工業用部品も多数製作する。

j検品作業も自社で行っている。


アウトドアの常識を超えたものづくりに挑戦

 ムラコのブランドイメージである“黒”は、本来アウトドアシーンではタブーとされている。「スズメバチが寄ってくる」「熱を吸収する」「自然の中だと視認しにくい」などネガティブ要素が多い。そんなアウトドア業界にあえて一石を投じたのが、代表取締役の村上卓也さんだ。「真っ黒のテントを発売したときは業界内からも、SNSのコメントでもたくさんたたかれました(笑)。今でこそやっと認知されてきましたが、アウトドア業界はなかなか手厳しい」。確かにファッション業界より自由度は低いのかもしれない。それでもこれまであまりなかった、モノトーンを基調としたシンプルでスタイリッシュなアイテムは、今ではさまざまなメディアで取り上げられ、熱心なファンが急増している。

 ムラコが人気なのは、ただおしゃれでカッコいいからだけでなく、ものづくりへのこだわりが感じられるからだ。その始まりは母体である、埼玉県狭山市にある金属切削加工会社内の新規プロジェクトだった。「普段、わずか何ミクロンの誤差をも許さない工業製品の部品を作っているので、ムラコの製品も同様に、非常に精密に、クオリティには妥協せず作っています。こだわりの強さはもちろんですが、一方で商品の使用感についてフィードバックを受けたら、それを反映させる柔軟さも意識しています」。オフィスと工場が同じ敷地にあることで、製品テストを自分たちで即座に行えるのもほかのブランドにはない強みだ。

 これからも高機能で、既存の常識にとらわれないものづくりに期待したい。キャンプギア選びに悩んだら、まずはムラコで間違いない。


muraco FACTORY BRANCH
住所:埼玉県狭山市根岸649-7
TEL:0120-351-665 
営業時間:11時~19時 
定休日:火〜木曜
工場に併設されたmuraco唯一のオフィシャルショップ。テントからアパレルまで幅広いアイテムを揃える。2022年春には立川にも同様のショップをオープン予定。オンラインストア(https://muracodesigns.com)でもフルラインナップが揃うので要チェック。


特別付録muraco×UOMO

キャンプグローブはカッコよくてすごく使える!

muracoのテーマカラーである黒一色のキャンプグローブが今月号の特別付録。薪割りや料理、テントの設営をはじめとするガチなキャンプシーンから、DIYやスポーツなど日常でも幅広く使える。オールブラックだから汚れも目立たず、左右兼用の仕様でラフに使えるのもうれしい。長めにとられたリブにアイコニックなピスネームが程よいアクセントになっている。

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ここがイイ!


・クールなオールブラックのデザイン
・ピスネームにはさりげないブランドロゴ
・長めにとられたリブで外での作業も寒くない
・日常生活のさまざまなシーンで活躍する

※本製品は難燃素材ではございません。火に近づけたり火の側に置いたりしないでください




Photos:Teppei Hoshida Yuko Yasukawa
Model&Text:Masaya Ino

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