![掟ポルシェ](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/93/9353c353-9918-4f6e-a9aa-a734ddd68436-1200x800.jpg)
一時期、福岡市西区に移り住んでいた掟さん。やっぱり推しは「くさうま」とんこつラーメン。もはやこれなしじゃ生きられない、かぐわしき&懐かしきグッドスメルを求め、ひさびさに九州北部ラーメン行脚。
駒や|福岡県福岡市
![駒や](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/c3/c332e545-490e-48e5-9d31-a7bb36c052a2-800x800.jpg)
![駒や 2](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/93/93a56ecc-2a7e-4f5d-9252-7622b10d4be0-800x1000.jpg)
![駒や 3](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/04/04860a1d-f91d-4a3f-b532-4666eaed2e3f-800x800.jpg)
![駒や 4](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/03/03470994-523d-45c7-ae27-b544db8597aa-800x800.jpg)
熟成発酵豚骨アロマ最上級を求めてやって来たのは福岡市東区「駒や」。ハードコア発酵豚骨の薫香を店先からもラーメンからも気前良く漂わせる。ラーメン健太の修業先としても知られるこちらは、昔ながらの呼び戻し製法でスープを炊く。仕込み用の寸胴には3日間煮込んだ豚ゲンコツ、客提供前の寸胴には豚頭と鶏モミジを追加。2つの寸胴でつぎ足して作られる茶褐色の泡立つスープはシャバ系のキレのいい旨みたっぷり。そこにトラディショナルな細麺、茹で方はカタが上限。ブレがあって当然なのが豚骨ラーメンだが、当たり確率高い日のヒントは「低気圧が通る日」とのこと。雨と嵐は豚骨日和。
駒や
福岡県福岡市東区馬出2-5-7
TEL:092-292-9480
営業時間:11時~22時、日曜~15時
定休日:月曜
竜里|佐賀県唐津市
![竜里](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/9b/9bbb0964-6af5-4c74-abae-d92f9a8d6eb7-800x800.jpg)
![竜里 2](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/23/2357f621-6161-4356-a93d-1e27405c9fb9-800x1000.jpg)
![竜里 3](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/21/217ed9eb-2905-4f63-8732-86893312d660-800x800.jpg)
![竜里 4](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/79/795b15d5-ec86-400b-92d4-3e9c62a0f8e9-800x800.jpg)
野性味溢れる豚骨アロマの極北、唐津「竜里」。名店一竜軒に麺を卸していた製麺所出身のご主人が一竜軒跡地で開店。店を包む豚骨フレグランスは目が覚めるほどに芳しく鼻腔に完熟の魅力を注ぐ。ラーメン月見、豚骨の夜空に焼豚の雲が流れ、彩る刻み小葱に月見が浮かび、見た目の雅がハンパない。熟々呼び戻し豚骨スープは衝撃の旨み濃厚、発酵味を多分に含みトロッと脂っ気これぞワイルドテイスト豚骨の最果て。固め中太麺がこれまた良くてスープ完飲するなと言われても無理。丼の底には旨みの正体ザラザラ骨粉が大量に。すっごいのが食べられます。
竜里
佐賀県唐津市菜畑4070-2
TEL:0955-73-4920
営業時間:11時30分~16時
定休日:日曜
安全食堂|福岡県福岡市
![安全食堂](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/70/70d082ee-3fb4-4aa5-8612-7bbcc4c4add3-800x800.jpg)
![安全食堂 2](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/e1/e1b3c80f-15be-4a5b-9a58-fdae7e89c059-800x1000.jpg)
![安全食堂 3](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/f5/f50fed53-ae1a-4b9a-b8f0-bc43a7111c62-800x800.jpg)
![安全食堂 4](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/83/835d42b4-1c7a-4ba4-8d47-b8cf091a8fa8-800x800.jpg)
以前福岡市西区に住んでいた頃週2で通った世界一の豚骨ラーメン店「安全食堂」。豚骨アロマは一切なし。頁の趣旨とは違うが、福岡までラーメン食べに来て安全食堂素通りなんて不可能。観光客が来る場所ではないのにいつでも長蛇の列の人気店、おばちゃん店員たちのキビキビした接客が心地いい。注文はいつものラーメンばりかた。シャバくてあっさりで実にシンプル、スッキリとした豚骨の旨みが揺蕩うほの甘いスープ、固めの薄切り焼豚嚙み締めながらキリッとした細麺啜れば、万物に感謝したくなるほどうまい最高、いやマジで。地元民に愛されるシンプルうまい豚骨ラーメン基本のキ。
安全食堂
福岡県福岡市西区横浜3-35-1
TEL:092-806-2511
営業時間:11時~16時
定休日:水曜
田の久|佐賀県唐津市
![田の久](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/67/6739b462-65e1-4d79-8a51-b4f73203e6a8-800x800.jpg)
![田の久 2](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/2d/2d9e755e-9ccc-46ba-9c8a-aaf0a512c501-800x1000.jpg)
![田の久 3](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/46/464d32da-a81e-49ce-9ff2-cdd1c24713df-800x800.jpg)
![田の久 4](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/1e/1e68e951-73ce-4e81-81b4-daba16f8fd3b-800x800.jpg)
唐津の田園風景に忽然と現れる人気店「田の久」。月火木金土曜の11時15分頃~14時のみ営業で入店ハードルも高め、店の前の名簿に名前と人数、注文を書いて待つ。寸胴に火が入ると店先から漂う老師の太極拳が如き懐深い豚骨アロマ、嗅いだ時点でおいしいの確定。紫がかった骨髄色の一見濃厚そうに見えるスープは、熟成発酵の旨み丸みを帯びて口当たりサラリとまろやか幸せ豚骨充。やや固めのツルンとした腰のある中太麺が骨髄の旨みスープとこれ以上なくマリアージュ。こんなうまいもんが食べられて母ちゃん俺生まれてきてよかった~(泣)。
田の久
佐賀県唐津市石志3274-1
TEL:0955-78-1398
営業時間:11時15分~14時
定休日:水・日曜
駅前ラーメン ビッグワン|佐賀県佐賀市
![駅前ラーメン ビッグワン](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/47/47117d7b-ac48-4c4b-b9f1-0fc68eb858c1-800x800.jpg)
![駅前ラーメン ビッグワン 2](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/ef/efff4883-3015-41c2-b796-0a83f46ca1b2-800x1000.jpg)
![駅前ラーメン ビッグワン 3](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/fc/fcf2f936-d311-4847-be2c-10b69b6ec435-800x800.jpg)
![駅前ラーメン ビッグワン 4](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/00/00e776ed-776f-47cf-a898-d465514fc2dd-800x800.jpg)
豚骨アロマがナイスな感じの昔ながらのザ・佐賀ラーメンを教えてと地元民に聞く、すると答えは「駅前ラーメン ビッグワン」一択。JR佐賀駅そば、駅構内まで届く勢いで熟成発酵フレグランスをビッシビシ放っていてもうたまらない。1983年創業今年で41年、使い込まれた中華丼が如き内装最高すぎて一瞬にして昭和にワープ。佐賀ラーメンと言えば卵黄だろうと玉子入ラーメン730円を注文、じっくり煮出した豚骨に醬油と塩だけで炊いたチャーシュー煮汁ダレを合わせたスープはややとろみがかって口当たり柔らか、シンプルなうまさで泣けてくる。佐賀らしい中太麺はデフォの少しやわめのがおいしい。素朴にして王道、あー落ち着く。
駅前ラーメン ビッグワン
佐賀県佐賀市駅前中央1-13-16
TEL:0952-30-8212
営業時間:11時~15時、19時~22時
定休日:日曜
丸星ラーメン|福岡県久留米市
![丸星ラーメン](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/96/962abaa8-7dbf-44a8-a922-ce0d55e184cb-800x800.jpg)
![丸星ラーメン 2](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/c0/c0b0304d-3b83-4368-8619-329cbd2d7532-800x1000.jpg)
![丸星ラーメン 3](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/a7/a72e2895-d4bd-473b-88a9-f56c6c7b5683-800x800.jpg)
![丸星ラーメン 4](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/52/520395b8-4f9d-44bc-bec6-c3a816fe0079-800x800.jpg)
店構えが昭和&豚骨アロマと言ったらこの店を忘れちゃなんねえ、久留米が誇る「丸星ラーメン」。気取りのなさを煮詰めたような店構えが入った瞬間既にうまい。入口そばの寸胴には65年間つぎ足し続けた豚骨が沸々と天国の香りを放つ。気立ての良いおかみさんの人懐っこい表情そのままラーメンになった大衆に愛される味、豚骨アロマもほんわかしてあたたかみのある匂い。ばりかたよりも多少柔めの茹で方が合う。サービスで芋の煮っころがしご自由に取ってってーって、もう実家帰ってきたみたい。最高かよ。
丸星ラーメン
福岡県久留米市高野2-7-27
TEL:0942-33-6440
営業時間:9時~21時、土・日曜・祝日8時~
定休日:第2・第4木曜