2024年12⽉14⽇(⼟)、東京・下北沢にカフェ「エト(Et)」がオープンした。店名の「Et」はラテン語で「〜と」(=&)という意味を持つ。同店は、この単語が表現するように⾃然由来の素材にフォーカスしながら、それらをつなぎ合わせることで⽣まれる、幅広いメニューを提供する。
蒸留技術を取り入れたこだわりのフレーバーラテ
カフェと言えば、コーヒーは欠かせない飲み物。中でも、フレーバーラテに注目したい。サードウェーブの潮流から、⾖の特性とその本質を極めることが当たり前となったコーヒーに“蒸留”という技術を掛け合わせた「ブルームラテ」を開発。多くのフレーバーラテはシロップの分量が多く、⽢くなりすぎる傾向があるが、「ブルームラテ」は、富⼠吉⽥を拠点とするハーブ農園「HERBSTAND」から届く完全無農薬のクロモジを蒸留し、バニラやジュニパーベリーで作ったシロップと合わせ、ミルクに加えてスチームすることで⾃然な⽢みと素材の⾹りを楽しめるカフェラテに仕上げている。また、季節限定メニューとして、⾦⽊犀の蒸留⽔を使ったブルームシーズナルラテなども提供予定だ。
また、シングルオリジンのハンドドリップは、デカフェを含め常時4種類ほどを⽤意。他にも、ロングブラックやコルタード、フラットホワイトなどのエスプレッソメニューに加え、紅茶・ハーブティー、ジュース各種や、クラフトビールブランド「BEER BRAIN」とのコラボビールなどもラインナップする。
自然素材を生かしたフードメニュー
旬の⾷材と⾷材を掛け合わせて価値の最⼤化をすることを⽬指し、味わいはもちろん彩り豊かな素材を⽬からも楽しんでもらえるようタルティーヌをフードメニューのメインに。
特にアボカドタルティーヌが絶品だ。サワードウ(小麦粉やライ麦粉に水を混ぜ合わせ自然発酵させた天然酵母)の酸味と⾹り⾼い⾵味や、オーブンで焼き上げたブロッコリーペーストの⾹ばしさが素材全体の旨味を引き⽴たせてくれる。そこに、上に乗るハーブのタラゴンが効いた⾃家製のブレッドアンドバターピクルスの⽢酸っぱさに、アボカドのマイルドなコクが加わることで、より一層深い味わいに。
また、店内で焼き上げる国産レモンのパウンドケイクや全粒粉スコーンのほか、ヴィーガン専門店「ovgo Baker」のクッキー、ジェラートと焼き菓子の専門店「FLOTO」の焼き菓⼦など、「Et」の視点でセレクトしたペイストリー類も⽤意した。
癒しの空間デザイン
2フロア構成の内装も見逃せない。ドリンクカウンターをエントランス付近に構え、テイクアウト利⽤もしやすいレイアウトに。
1階部分は、勾配がある⽴地上の特徴と洞窟を抜ける前の閉じた雰囲気をリンクさせ、あえて落ち着いた印象の空間に。壁に沿ってゆらゆらと波打つように配された左官仕上げの座席は、ドリンクを待つ間に軽く腰をかけたり、テーブルにドリンクやフードを置いてゆったりと座ることもできるようになっている。
2階は、1階とは対照的に開放的な空間が広がる。まるみを帯びた左官仕上げの⼤きなベンチは⽬の前の公園と⽬線が揃うように設計され、まるで公園で過ごしているかのようなシームレスな⼀体感を得ることができる。
こだわりのドリンクやフードとともに、自分だけの癒しの時間を過ごしてほしい。
エト ザ カルチュラルコーヒーハウス
住所:東京都世⽥⾕区北沢2-22-3 1・2F
TEL:03-6805-2137
営業時間:8:00〜20:00
座席数:1F 14席、2F 60席
坪数:1F 25.73坪 / 2F 28.77坪
※1Fのみペット可