おじさんの旅の目的は、ぶっちゃけ「うまいメシ」一択。地方の街を訪れ、48時間ただただ食べまくるワンパクなメシ旅の第5弾は…「底知れぬグルメタウン」神戸。
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今回のメンバー
爆食旅シリーズの生みの親だが、実際に参加するのは今回が初めて。好きな食べ物はお好み焼き、うどん。酒好き。飲みすぎ。
前回の爆食旅での体たらくにいま一度鍛え直してくると宣言するも、いたずらに時間だけが過ぎ、劣化がノンストップ。時よ止まれ!
その情報収集力と行動力に助けられっぱなし。爆食旅の頼れる相棒にして食いしん坊。ただ、最近食べる量が減ったらしい。ファイト!
7.5 (fri.) 9:10 in|もっこす 工場店
昨夜の借りは朝返す。夜が無理なら朝食べればいい。寝る前に服用した太田胃酸のおかげでコンディションは上々。念のため、モンスターエナジーもぶち込んどいた。朝ラーを求めて午前9時からやっているもっこす 工場店へレッツゴー! 神戸でラーメンと言えば、「もっこす」を挙げる人は多い。こってり濃厚な豚骨醬油スープに硬めのストレート麺、自家製チャーシューがたっぷりのった中華そばは、神戸っ子のソウルフードといっても過言ではない。「もっこす 工場店」は、その名のとおり、スープや麺、チャーシューなどの食材を製造している工場に併設された店舗。つまりは産直というわけで、工場店のラーメンはひと味違うという声もある。
初もっこすの俺は、わんぱくにチャーシューメンをセレクト。そこにオリジナルの赤玉ミンチをトッピング。焼きめしもつけちゃおう。程なくして着丼。これでもかって言うくらいチャーシューがのって、まるでドンブリにチャーシューの花が咲いているみたい。いただきまーす。うん、うまい! スープは濃厚なんだけどキレがあって、ストレート細麺との相性もバツグン。半分ほど食べたところで、赤玉ミンチをほぐして味変。ミンチ肉と唐辛子の辛味が加わって坦々麺みたいな感じに。これ、ありだわ。チャーハンをかっ込み、スープを最後まで飲み干す。誰が言ったか、背徳感こそ悦楽へ至るためのパスポート。やばいね、朝ラー。大食い界隈で話題の漫画『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』では、満腹と血糖値上昇による多幸感で酩酊することを“至る”と表現していたが、朝から至りそう…。
もっこす 工場店
神戸市灘区味泥町8-25
元町のほうへと戻る道すがら、今年4月にリニューアルオープンした神戸ポートタワーでプチ観光。2階にできたビームス ジャパン 神戸をチェックしていたら、あっという間に昼どきだ。
7.5 (fri.) 11:31 in|純喫茶ベア
実は、この日の昼メシは昨日から決めていた。あのケンミン食品が手がけるレストラン、健民ダイニングでビーフンを食べるって。場所は本社ビルの1階。ランチタイムは11時30分からだが、人気店なので11時には着いておこうと思っていたら、到着が15分ほど遅れて、1巡目での入店を逃してしまった。とはいえ回転は早いらしく、12時頃には入れるとのこと。それまでに戻ってくれば離れても問題ないと言うので、名前を伝え、近くの純喫茶ベアでしばしブレイク。
レスカ(レモンスカッシュ)とベアバタロールの甘さが暑さで消耗した身体を癒やしてくれた。
純喫茶ベア
神戸市中央区元町通4-6-12
7.5 (fri.) 12:02 in|健民ダイニング
12時にお店に戻ると、ほぼ待たずに中へ案内される。注文したのは、五目焼きビーフン、海鮮汁ビーフン、夏季限定のよだれ鶏冷やしビーフンの3品。焼きビーフンは香ばしい炒め感があり、汁ビーフンはもっちりしなやか、冷やしビーフンはつるつるシコシコの食感で、いずれもタレやスープとよく絡み、全部おいしい! 神戸ビーフもいいけど、俺的には「神戸ビーフン」を積極的に推していきたい。
健民ダイニング
神戸市中央区海岸通5-1-1
7.5 (fri.) 13:32 in|BEYOND COFFEE ROASTERS
腹は満たされ、差し迫って行っとかないといけないところもない。コーヒーでも飲んでひと休みしようとなって、北野エリアにあるBEYOND COFFEE ROASTERSへ。
店主のBUNNさんにおすすめを聞いて、俺はエチオピアの豆で浅煎りのアイスコーヒーをオーダー。めっちゃフルーティで、すっきりとした味わいはドンピシャ俺好み。自宅用にも購入した。
BEYOND COFFEE ROASTERS
神戸市中央区中山手通2-17-2
外はギラギラの炎天下。今すぐ全裸で水風呂にダイブしたい。すると、剛からこんな提案が。「昨日、新神戸駅に到着したとき、駅の真裏で川遊びしている人たちを見たんですけど、そこ行ってみません?」と。何それ、楽しそう! 新神戸駅の高架をくぐり抜けて山側へ出ると、本当に川遊びしている人を発見! 遠目から見ても、水は驚くほどきれい。後ろの山は六甲山だというから、これって六甲のおいしい水ってこと!? 水着は持ってなかったけれど、どうしても入りたい俺たちは、パンツ一丁になってチャプチャプ。天然の水風呂、超気持ちいい!
ホテルに戻って着替えた後は、「灘温泉 水道筋店」でひとっ風呂浴びて(神戸出身で風呂好きの「オーラリー」デザイナー、岩井さんも激推し!)、松屋酒店を目指す。
7.5 (fri.) 17:32 in|松屋酒店
ここは角打ちができる酒屋で、フレンチ出身で釣り好きの店主がつくるアテがおいしい。まずは瓶ビールで喉を潤し、その後は日本酒にチェンジ。頼んだのは香住鶴。
アテはにしんのきずしに手羽元の筑前煮、宇和島じゃこ天、おぼろ昆布がのった温豆腐、するめいかの造り、絹あげとこんにゃくの煮物。なるほど、これは酒が進むわ。
松屋酒店
神戸市東灘区魚崎南町8-1-17
7.5 (fri.) 18:17 in|濱田屋
40分ほどでさっと切り上げて、次のお店へ。仕事終わりの山根さんも合流し、歩いて5分ほどで濱田屋に到着。このあたりは魚崎と呼ばれる地域で、日本酒の一大生産地「灘五郷」の一角を成す酒どころの街として知られている。
「濱田屋」は灘の酒を中心に、ワインも豊富に取り扱う老舗の酒屋。角打ちスタイルだが、広い店内にはテーブル席があり、ゆったり座って飲むことができる。アテも充実していて、各自がお惣菜コーナーからマカダミアナッツやレバーペースト、枝豆、玉子焼き、ペンネなど、食べたいものを持ってくる。
仙介からスタートし、大黒正宗、酒草子と杯を重ね、すっかりいい気分に。
濱田屋
神戸市東灘区魚崎南町4-15-13
7.5 (fri.) 20:05 in|餃子の王将 御影店
時刻は19時を過ぎたばかり。腹はまだまだ余裕あり。「がっつり食べたいね」なんてことを話していたら、山根さんが近くにある餃子の王将 御影店をレコメンド。餃子の王将は各店舗に裁量権があって、メニューも味も店ごとに個性があるのは知られた話だが、その中でも御影店は特においしいといわれているとか。ググってみたら、日本一の王将と書いている人もいる。激アツ情報にテンション爆上がりの俺たちは、急いで御影店に向かう。
30分ほど待って入店。焦らされてさらに腹が減ったこともあり、餃子、焼きめし、若鶏のからあげ、カニ玉、肉飯、御影しょうゆラーメンを一気に注文。最初にやってきたのは餃子。焼き目がしっかりと入った俺好みのやつだ。食べた瞬間、ああ、これはうまい! ほかの料理も確実に高レベル。俺的には焼きめしとからあげと肉飯が忘れられない。はあ、満足、満足。腹はパンパンだ。ちょっとリセットしたいよね。
餃子の王将 御影店
神戸市東灘区御影中町1-13-8
7.5 (fri.) 22:54 in|金山園
そこで夜の国道2号線沿いをてくてく歩いて、「六甲おとめ塚温泉」に湯避行。炭酸泉にゆっくり浸かり、サウナと水風呂で再生の儀式をすませた後は、三宮に戻って、台湾料理のお店、金山園にイン。
とりあえず焼餃子、水餃子、腸詰め、春巻でしょ。それと、すっかりビーフンが気になるマンになってしまった俺は、無謀なのは承知で、焼きビーフンに汁ビーフン、汁なし麺もオーダー。それを見て、「いけるの?」って顔をする剛。ほら、そんな顔しないで。アンミカさんも言ってるでしょ。「回そう笑顔の観覧車」って。
パリパリの焼き餃子、もちもちの水餃子、焼きビーフンはパンチがあって、汁ビーフンは五臓六腑に優しく染み渡る。俺的MVPは、にんにく醬油と特製ラー油を投入した汁なし麺。「うまっ、うまっ」言いながら食べちゃった。しかし、調子にのりすぎたな。もう何も食えなくて…夏って感じか。
金山園
神戸市中央区中山手通1-9-5
7.6 (sat.) 0:03 in|カユミセ
ひとまず三宮センタープラザの立ち飲み屋カユミセでナチュラルワインを飲んで締めることにする。夏の夜のストリートでの立ち飲みは気持ちいい。ざわめきが心地よいバイブス。今夜はここまで。
カユミセ
神戸市中央区三宮町2-11-10 センタープラザ西館1階
ーーーDAY 3へ続く