おじさんの旅の目的はうまいメシ一択。地方都市・街を訪れ、48時間ただただ食べまくるワンパクなメシ旅の不定期連載第3弾は…「こじゃんとうまいき」高知県。
高知メシ…エデンの園は高知にあったんだね 編
7.28(fri.)16:00@Haneda >>
気分はもう夏休み。
仕事を早々に片づけて、
16時羽田発
ANA567便に乗り込んだ――。
今回のメンバー
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7.30 (sun.) 08:17 IN 日曜市
すべてがおいしすぎたし、楽しすぎたよね
明けて3日目は日曜日。高知の日曜といえば、日曜市だ。1㎞ほどの道のりに300軒を超えるお店が並び、その規模は日本一と言われている。朝メシはここで調達すると決めていた俺たちは、最終的に田舎ずしとタコスとうなぎ串をゲット。田舎ずしは、魚や海苔が手に入りづらかった高知の山間部で生まれた郷土食。ネタはミョウガやナス、タケノコなどの山の幸が使われ、すし酢は米酢ではなく、柚子果汁を用いるのが特徴。一瞬、「朝から寿司いけるかな」なんてことを思ったけれど、ほのかに酸味のきいた酢飯が眠っていた俺の食欲を優しく起こしてくれて、ペロッと食べ終えていた。
南国土佐は朝から暑い。少し歩いただけで汗が噴き出してくる。これが柚子果汁だったら爽やかだけど、そんなわけもなく…。すると、剛がコナンくんばりにひらめく。「朝風呂行きますか」。というわけで、8時からやっている高砂湯へ。ここは農業ハウス用のヒーターを魔改造したサウナが有名。サウナで汗を出し、水風呂でクールダウン。ふぅ、気分爽快。きもちよくしてくれてありがとう。
朝市からの朝サウナへ!
7.30(sun.) 10:14 IN あるぺんはうす
時刻はまだ10時。サウナに入って腹もこなれてきた俺たちは、何か食べようってことで、あるぺんはうすにイン。俺調べではレトロな山小屋風の喫茶店にハズレなし。店先のショーウインドウをのぞいたら、あるぺんライスなるものに目が留まった。あのお…もしかして…オムライスにとんかつとかのっちゃってます? 俺的2大スターの共演やん! よし、これだと思ったら、なんと11時からの提供だって。がっくし。でもね、モーニングのタマゴサンドセットもちゃんとおいしかったです。
これも食べたかった…
7.30(sun.) 13:36 IN 鍋焼きラーメン千秋
せっかく夏の高知に来たんだから川遊びとかしたいよね。“仁淀ブルー”とまではいかなくても、ちょっと行けばきれいな川があるのが高知のいいところ。何となく仁淀川の上流に向けてクルマを走らせていると、途中、河原で川遊びしている人たちを発見。あそこにしよう! 港区女子はホテルのナイトプールだけど、高知好きおじさんは仁淀川で川遊び。山向こうに広がる雲の峰、隣でバーベキューの準備をしている若者たちがチルなラップを流している。もう最高! これぞ夏! 反町隆史の「Forever」かけてくんないかな。
あまりにも楽しくて、思いがけずゆっくりとしてしまった。昼メシどうしよう? 川遊びで少し冷えた俺たちの頭に浮かんだのは、そう、またも鍋焼きラーメン。でも、須崎まで行くには時間がない。帰りの空港までの道のりを考えて、高知市内にないかと探したら、あった。鍋焼きラーメン千秋。腹はもちろん減っている。注文は鍋焼きラーメンとごはん。今回はチャンジャも。うん、やっぱりおいしいわ。香り米をブレンドしたごはんも好き。チャンジャ投入による味変が控えめに言って激ウマなので、全国民に試してほしい。
鍋焼きラーメンagain!
7.30(sun.) 15:07 IN NEEK COFFEE SUPPLY
7.30(sun.) 16:05 IN 土佐望月温泉 姫若子の湯
時刻は14時過ぎ。18時発の最終便で帰るので、残された時間は実質3時間ほど。余裕はない。でも、ゴールまでのルートマップはすでに決めてある。高知の産直品が揃う「とさのさと」でお土産を買ったら、最後は土佐望月温泉 姫若子の湯でひとっ風呂浴びて帰るんだ。買い物を終え、姫若子の湯に向かっている道中、一軒のコーヒーショップの前を通った。看板を見ると、NEEK COFFEE SUPPLYと書いてある。その佇まいにビビッときた俺たちは、急遽立ち寄ることに。で、これが大正解。バニラアイスとカラメルナッツがのったコーヒーゼリーのクオリティ! スイーツと恋は予定外の出会いが楽しい。たしか龍馬もそんなこと言ってたっけ(ウソ)。
まっこと好きやき高知県
住所:高知県高知市追手筋一帯
あるぺんはうす
住所:高知県高知市薊野西町2-1-11
鍋焼きラーメン千秋
住所:高知県高知市新本町2-15-11
NEEK COFFEE SUPPLY
住所:高知県高知市知寄町1-3-2
土佐望月温泉 姫若子の湯
高知県高知市海老ノ丸12-2
在原みゆきが認定! 新東京スーベニア!
Text:Masayuki Sawada
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