中華料理の中でもいぶし銀的存在のシュウマイだが、実は隠れファンだという大人が結構いることが判明。そんな愛好家の皆さんに、有益な情報をお届けする!
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横浜代表 崎陽軒
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横濱 崎陽軒 シウマイBAR
東京都千代田区丸の内1の9の1
東京駅一番街 地下1階
TEL:03-3201-5600
営業時間:10時〜23時(フード22時L.O.)
定休日:無休
大阪代表 551蓬莱
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551蓬莱 なんばウォーク店
大阪府大阪市中央区難波2
なんばウォーク1番街北通り4
TEL:06-6213-8551
営業時間:テイクアウト10時~22時 レストラン11時〜21時30分(L.O.)
定休日:毎月第3水曜
あの食材が焼売に? 名産をギュッとIN
焼売は中華料理だが、長く親しまれてきただけあって日本各地に「ご当地焼売」が数多く存在する。かの崎陽軒でさえ「横浜のローカルフード」といった意見があるように、地方のご当地焼売の実力は折り紙付きで、全国でも通用するポテンシャルをもっていることは明らか。シンプルな料理だけに、食材をフィーチャーすることで獲得した突出した「攻撃力」もご当地焼売の特徴だ。地元の名産品を具に盛り込んで「まちおこし」の大役を担うものも多い。今回本紙が注目したのは玉ねぎの技巧派、いかの本格派、明太子のバランス型。地元の誇りを胸に、全国区に躍り出るのは果たしてどの代表か。個性的な3戦士を紹介する。
栃木県代表「足利シュウマイ」
戦後の屋台では食材の保存が難しかったことから、肉の代わりに玉ねぎを使って生まれた「足利シュウマイ」。具材は片栗粉と玉ねぎのみ。それらを練って蒸しただけというシンプルさなのになぜか味わい深い。足利名産のチョイ辛ソースでどうぞ。12個 ¥870
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樹洞(うろ) TEL:0284-21-434
福岡県代表「明太しゅうまい」
ふっくらとした魚のすり身に粒のしっかり立った明太子を混ぜて蒸し上げた「明太しゅうまい」。プチプチの食感がアクセントとなり、さらに付属の明太味のタレにつけて食べると、ピリッとした辛さと旨味が渾然一体となってとにかくお酒が進む。8個 ¥1,080(税込み)
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かねふく kanefuku.co.jp
佐賀県代表 「いかしゅうまい」
呼子の名物といえばイカ。日持ちしないイカの活用法として生まれた「いかしゅうまい」は、すり身にしてイカの旨味をたっぷり閉じ込めた具を、細かく切った皮でまぶし蒸し上げる。最初は店舗限定メニューだったが、評判を呼び気がつけば大人気の一品に。8個 ¥1,296(税込み)
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Photos:Hiroyuki Takenouchi Motokazu Hara
Composition&Text:kinmasataka
Composition&Text:kinmasataka