どうしても「カレーが食べたい!」「アジア飯が食べたい!」って日がありませんか? おせちに飽きてくるこの時期もそのひとつ。中毒性高め、一度味わえばリピート必至の一皿を、カレー&アジア飯が大好きな人たちに教えてもらいました。
メーヤウ
レッドタイカレー(辛口)
掟ポルシェさん(ミュージシャン、コラムニスト)
赤唐辛子とココナッツミルクがたっぷり。
具の大根がとろけるほどうまい
1983年創業。日本におけるタイカレーのオリジンともいえる老舗。「ココナッツミルクを使用したレッドカレー。カレーの具に大根を入れる発想は先代店主のオリジナルで、スパイスとナンプラーの塩分のしみた大根がとろけるほどうまい。このカレーが毎日食べたいけど金がないから真似して自作してるうちに、自炊の腕が上がりました」。¥880
Data
東京都新宿区信濃町21 大門ビル地下1階
TEL:03-3355)-0280
営業時間:11時30分~15時30分(L.O.)
休:第1・第3土曜、日曜・祝日
※年末年始は要確認
スリマンガラム
ベジミールス
ユザーンさん(タブラ奏者)
インド随一の豊かな食文化を誇る
チェティナード料理を味わう
名シェフとして評判のマハリンガムさんが腕を振るう南インド料理の人気店。「日本では珍しく、ポンニライスが使われたミールス。南インドからワープしてきたかのような、現地そのままの味がうれしい。サンバル、ラッサム、ライスはそれぞれ一度ずつお代わりができることを踏まえながら、バランスよく食べ進めてください」。¥1,300(ランチ)
Data
東京都世田谷区経堂2の3の9
TEL:03-6413-9986
営業時間:11時~14時30分(L.O.)、17時30分〜21時(L.O.)
不定休
ジャパニーズスパイスカリー ワッカ
クアトロ
スパイシー丸山さん(カレー研究家)
大阪創作カレーの雄が作る
クリエイティブな4種盛りカレー
「究極のカレー2021関西版」で創作スパイス部門グランプリに輝いた大阪の人気店が東京に進出。「だしがきいたスパイスカレー、無水チキン、スリランカ風マルチョウというアイテムにラムカレーがのるクアトロ(4種盛り)は大阪スパイスカレーシーンの今が凝縮されたようなおいしさ。食べるとニヤニヤが止まらなくなります」。¥1,400
Data
東京都中央区八丁堀2の19の7 庄司ビル1階
TEL:03-6262-8883
営業時間:11時30分~14時30分(L.O.)、18時~21時30分(L.O.)
休:日曜 ※年末年始は要確認
ノング インレイ
シャンカウスェ(スープなし)
小山ゆうじろうさん(漫画家)
日本で食べられるのはレアな
ミャンマーのまぜ麺
高田馬場の駅すぐ近くにあるミャンマー料理屋。日本では珍しい、タイとラオスの国境近くに住む少数民族「シャン族」の料理が食べられる。「カウスェというのは米の麺のことで、ベトナムのフォーみたいな平たい麺に、ひき肉とスパイスとナッツなどを和えて食べるまぜ麺的な料理です。クセがなく優しい味わいでガツガツ食べられます」。¥880
Data
東京都新宿区高田馬場2の19の7 TAK11ビル1階
TEL:03-5273-5774
営業時間:11時30分~23時(L.O.)
無休 ※年末年始は要確認
叙楽苑
豚スペアリブと唐辛子炒め
丸山ゴンザレスさん(ジャーナリスト)
油っこくてスパイシーな味は、
酒のつまみに最高!
歌舞伎町のど真ん中のエアポケットのような場所にある客家料理の店。「流行りの町中華とは違うガチ中華。路地の奥の2階という立地条件も手伝ってめったなことでは一見客は来ないが、台湾出身のママが作る料理はどれも美味。この豚のスペアリブは油っこくてスパイシーな味つけで、ビール、もしくは紹興酒のつまみに最高です」。¥1,200
Data
東京都新宿区歌舞伎町1の3の10
TEL:03-3202-2243
営業時間:17時~翌3時、日曜・祝日~翌1時
無休 ※年末年始は要確認
上海小吃(シャンハイシャオツー)
ネギ油ソバ
上出遼平さん(テレビ東京 ディレクター)
炒めたねぎの風味が香ばしい。
無限に食べられる褐色の焼きそば
言わずと知れた歌舞伎町の名店。「私がこよなく愛するのが、蒸した麺に香ばしいねぎ油をかけて食すネギ油ソバ。酒宴に花が咲き、テーブルの上で忘れ去られ、いささか硬くなったそいつをガッシと箸で持ち上げ口に放る。これがうまい。寝かせてもうまい麺という、新しい体験と言っても過言ではない、妙なやみつき感で無限に食える」。¥935
Data
東京都新宿区歌舞伎町1の3の10
TEL:03-3232-5909
営業時間:18時~翌5時、日曜・祝日~翌2時
無休 ※年末年始は要確認
「あの人」の定番メシを訪ねる。行きつけで、いつもの。
Composition&Text:Masayuki Sawada