【大人のユニクロ】《速報》春夏「ユニクロユー」メンズ全部見せ。最新作にデニムとジャケットがないって本当!?【3月20日発売】

メンズにはデニムとジャケットがない！

2人のアーティスティック・ディレクター、クリストフ・ルメール（Christophe Lemaire）とサラ-リン・トラン（Sarah-Linh Tran）が率いるユニクロ・パリのデザインチームから、今春夏もコラボ特別コレクション「Uniqlo U（ユニクロユー）」がリリース。メンズとウィメンズの2025年春夏コレクションが、3月20日(木祝)に発売される。

一部商品は国内全店舗、フルラインナップは国内76店舗とオンラインストアで販売。本日、3月4日(火)に情報解禁された公式リリースから「メンズ」のスタイリングヴィジュアルを抽出して速報する。

今春夏は「軽やかなレイヤードスタイル」がテーマに掲げられているが、いつもとは異なる違和感がある。なぜなら、「ユニクロユー」のアイコンカラーとして定着している「ブラウン」が影を潜めているからなのだ。春の訪れを感じさせる柔らかなパステルカラーが中心で、ファブリックも軽く、ソフトで、自由なレイヤードスタイルを提案するワンランク上の大人の“LifeWear”が揃う。

公式リリースをチェックすると、「Fresh Pastel Color」「Light Fabrics」「Utility Items」の3つがキーワードに挙げられていた。

キーワード① Fresh Pastel Color

リリース文面は以下。3つに分けて解説しよう。

「クリーム、イエロー、グレー、ホワイトなど、新たな季節の訪れを感じさせる柔らかなパステルカラーがコレクションを彩ります。スタイリングにアクセントを加えるポップなパープルカラーは、今季新たに登場したデニムバミューダショーツやショルダーバッグで取り入れてフレッシュな印象に」

残念ながら、「パープルカラー」のアイテムはウィメンズのみ。加えて「デニムバミューダパンツ」もウィメンズのみの展開である。大人男子はショルダーバッグで濃厚なパープルを取り入れよう。

特徴的なブラウンがなくとも、クセの強いオフバランスフォルムや中間色が多めのカラーパレットから「ユニクロユー」であると感づいたならば、立派な「大人のユニクロ」マスターである。

なお、メンズの主な価格帯は、アウター（￥4,990～￥12,900）、ニット（￥2,990～￥3,990）、シャツ（￥3,990～￥4,990）、グッズ（￥2,990）、カットソー（￥1,500～￥4,990）など。メインラインよりも約1,000円ほど高いがリーズナブルであることに変わりはない。さすが、「ユニクロ」のコラボ特別コレクションである。

キーワード② Light Fabrics

「シアーな風合いのTシャツには、滑らかな肌触りのスーピマコットンを採用。モダンなデザインのロングスリーブレスTシャツとオーバーサイズTシャツは、夏の軽やかなレイヤードスタイルを可能にします。カラーの組み合わせ次第で、様々な印象のスタイリングを楽しんで」

これらの文面は女性ファッション誌の煽りのようである。だが、コントラストを狙わずに、同系色でトーンを合わせて立体感を楽しむレイヤードスタイルは、実はメンズとウィメンズに共通しているのだ。今春夏は重ね着を積極的に取り入れてみよう。

キーワード③ Utility Items

最後に、今春夏のキーアイテムにも触れている。

「フィットの調整が可能なフードがついたメンズのブルゾン、ウィメンズのロングコートは、美しいシルエットが印象的で、ジェンダレスに活躍するアイテムです。撥水加工付きの実用的なショルダーバッグや紫外線をカットするハットが登場し、心地良く快適な日々に寄り添うアイテムが揃います」

ライトウェイトのアウターは要チェックだが、定番であるはずのジャケットは、なんとウィメンズのみの展開だった。右前のメンズ仕様の前立ては「ユニクロ：シー」にはない「ユニクロユー」ならではのデザインでおり、公式にジェンダレスを推奨している。これは当然であるがサイズが鍵になる。加えて、最大サイズはオンライン限定で試着不可。

ちなみに、メンズの公式スタイリングヴィジュアルはすべて掲載してある。大人男子にとっては「デニムがない」「ジャケットがない」とナイナイ尽くしの「ユニクロユー」2025年春夏。

2016年秋冬の1stコレクションの立ち上げから約9年。今春夏はかなりのスタイリングセンスが試されそうだ。洋服好きの血が騒ぐに違いない。

商品数はメンズ(19)・ウィメンズ(19)・グッズ(3)と拮抗。これも例年並みだが、「展開アイテム」と「展開カラーパレット」に関しては、2025年春夏の「ユニクロユー」はウィメンズのほうがファッションを楽しめそうな気配さえある。ユニクロ・パリデザインチームのツートップ、クリストフ・ルメールとサラ-リン・トラン（Sarah-Linh Tran）のパワーバランスが影響しているのだろうか。

恒例の発売日前試着ルポも近日公開。乞うご期待！