
定番ラインではなく、完全なるコラボ!
トレンドミックスのカジュアルブランド「GU(ジーユー)」と、日本が誇るカリスマブランド「UNDERCOVER(アンダーカバー)」のデザイナーを務める高橋盾がタッグを組んだ「GU×UNDERCOVER(ジーユー×アンダーカバー)」の誕生は2021年4月のこと。
同年10月にコラボ第2弾が発売されたが、2022年と2023年は休眠。2年5カ月ぶりとなる2024年3月に発売された3度目のコラボで人気が再燃し、昨年9月に4度目のコラボが発売。「オズの魔法使」プリントなど、まだ記憶に新しいはずだ。
これが「UG」の正式ロゴマークだ!

結果として春夏・秋冬の2シーズンを2度にわたって経験した「アンダーカバー」だが、2023年から「ジーユー」が提唱している「GO GLOBAL」のブランド方針のもと、さらなる蜜月に向けて白羽の矢が放たれた。果たして、永続的な協業体制を敷く新ライン「UG(ユージ―)」として結実。
両ブランドが培ってきた経験値を反映した1stコレクションが、3月14日(金)に発売される。

本日、2025年2月28日(金)が「UG」の情報解禁日である。商品名・価格は現時点では未発表。
速報時点では、「GU」ロゴを反転させた「UG」ロゴだけに「ジーユーらしい無地の定番アイテムが多いのでは?」の推測もあった。だが、1枚のみ解禁された公式ヴィジュアルから明らかなように、「UG」は過去4度のコラボ路線に沿った「ジーユー×アンダーカバー」のクリエイションそのものである。もちろん今秋冬も展開し、来年の春夏もまた、“永続的な協業体制”の大前提である継続リリースが確約されているに違いない。

ちなみに、キャップに施された「ノイズバーガーショップ」は架空のハンバーガーショップ。グラフィックは高橋盾の描きおろしになる。
お披露目された「UG」2025年春夏コレクションのアイテム画像は、ジャケット・ブルゾン・パンツ・シャツ・カットソーに加え、シューズ・キャップ・バッグ・ソックス・ボクサーブリーフまでと幅広い。「UG」のローンチに関する高橋盾の公式コメントと併せて最速チェックしよう!
解禁ヴィジュアルの商品は?






トータルコレクションを一気通貫する今春夏のコンセプトは、過去コラボともリンクする「SILENT/NOISE」だ。中でも「ジーユー」と協業開発した新素材を採用した別売りセットアップのスーツは高橋盾のお気に入りだ。
GU:新ライン「UG」としてローンチするにあたり、高橋さんにとって新たなチャレンジは?
高橋盾:ネーミングは変わりましたが「日常の中の心地よいノイズ」という継続したコンセプトの中で新たなデザインやアップデートを試みました。




GU:本コレクションの中で、高橋さんのお気に入りアイテムとその理由を教えてください。
高橋盾:今回初めてチャレンジしたジャケットとスラックスのセットアップがお気に入りです。細かいディテールがバランスよくデザインされている逸品だと思っています。






GU:お客様にどのように本コレクションのアイテムを着てほしいですか?
高橋盾:特にジャケットとスラックスのセットアップは、カジュアルなキャップを合わせてドレスダウンする着こなしがおすすめで、世代を問わず日常着として楽しんでいただきたいです。また、メンズ主体の商品構成ですが、ほとんどの商品をユニセックスで着られることを意識して作っています。






GU:自身のブランドをデザインする時と、コラボをデザインする時とでは、考え方にはどのような違いがありますか?
高橋盾:「UNDERCOVER」をデザインする場合、私にしかできない強いデザインを目指しています。一方、「UG」はその「UNDERCOVER」の強いデザインを日常着に溶け込ませるくらいに削ぎ落としたものを目指しています。

GU:本コレクションは「ひねり・遊びの効いたデザイン」がポイントですが、最も「ひねり・遊び」を効かせた部分を教えてください。
高橋盾:本来は隠す縫い代を表に出してあえて見せたり、切りっぱなしにしたりする手法をとったことです。このディテールは「UG」のデザインの特徴のひとつと言えます。






高橋盾が率いる「アンダーカバー」のチームが、商品デザインだけでなくフィッティングやキービジュアルの制作などすべての工程に携わり、これまでの取り組みを新たなステージへと進化させることを目指す「UG」。日常のファッションにささやかな違和感やサプライズをもたらす遊びの効いたデザインは、過去4度のコラボにおいて定評があったコンバーチブルデザインのデニムシャツに顕著だ。
価格情報の解禁を心待ちにしよう。
商品デリバリーは2段階








解禁ヴィジュアルを離れ、商品構成とデリバリーについて。「ジーユー」ならではの「スウェT」やブロードシャツを再構築したカジュアルテムは、インサイドアウトやカットオフなどのデザインが秀逸。計2回のデリバリーで店頭入荷するが、計19型の1stデリバリーが3月14日(金)入荷(発売)、8型の2ndデリバリーが4月18日(金)入荷(発売)。
ただし「オンラインストアでは、1stと2ndが3月14日(金)に一斉発売」となる。注意が必要だ。
「牙×カモフラ」のオリジナル柄






ちなみに、高橋盾が手掛けたオリジナルの意匠もある。それが、カモフラージュ柄にパンキッシュな「牙」のシルエットを忍ばせたオリジナルのファングカモ(Fang Camouflage)だ。
ミリタリーテイストを取り入れた今春夏、ブラックとオリーブの定番2色のアザーカラーとして、ウェアとミニバッグではベージュが、ボクサーブリーフではベージュとブラックが提案されている。






ちなみに、コラボ特別コレクション「GU×UNDERCOVER(ジーユー×アンダーカバー)」から永続的協業ライン「UG(ユージ―)」へのステップアップは、ファーストリテイリング社においては「UNIQLO(ユニクロ)」で同様の過去例がある。それは、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)をゲストデザイナーに登用して2015年秋冬(2015年10月発売)と翌2016年春夏(2016年3月発売)に単発コラボとしてリリースされた「UNIQLO AND LEMAIRE(ユニクロ アンド ルメール)」だ。
たった2シーズンの高評価を受けて、2016年秋冬に「Uniqlo U(ユニクロ ユー)」が爆誕したのである。このエポックメイキングな事例と「UG」はシンクロするのだ。今後に期待しよう!
4店舗で「UG」を見られる!




最後に店舗情報。
2月28日(金)から、「GU」マロニエゲート銀座店、「GU」名古屋ゲートタワー店、「GU」渋谷店、「GU」銀座店の4店舗にて、スペシャルな「UG」ウィンドウ装飾を実施。この4店舗のうち、「GU」マロニエゲート銀座店と「GU」名古屋ゲートタワー店では「UG」アイテムが先行展示(※販売はしない)される。リアルに商品をチェックしておきたい大人男子は足を運んで欲しい。


1stデリバリーの発売日である3月14日(金)にオンライン同時発売(実店舗では4月18日発売)される2ndデリバリーの商品画像は後日追加する。
恒例の発売日前試着ルポも「GU」ショールームにて近日取材予定。乞うご期待!
《商品画像をもっと見る》
GU: 新ライン「UG」2025年春夏コレクション
発売日:2025年3月14日(金)
販売店舗:全国のジーユー店舗、オンラインストア
商品数:[1st] メンズ19型、[2nd] メンズ8型
※セカンドコレクション発売日:
[オンラインストア] 2025年3月14日(金)
[ジーユー全店舗] 2025年4月18日(金)
・「UG」スペシャルウィンドウ装飾
期間:2025年2月28日(金)~3月20日(木)
実施店舗:「GU」マロニエゲート銀座店、「GU」名古屋ゲートタワー店、「GU」渋谷店、「GU」銀座店
・「UG」アイテム先行展示(※販売はしない)
期間:2025年2月28日(金)~3月13日(木)
実施店舗:「GU」マロニエゲート銀座店、「GU」名古屋ゲートタワー店