2024年秋冬から始動する「UNIQLO : C（ユニクロ：シー）」のメンズコレクションがついに解禁！ 気になるアイテムをチェックした後に直面するのは、やはりサイズ感だ。ここでは、ユニクロ愛が止まらない低身長男子（165センチ）、標準身長のファッションエディター（173センチ）、そして高身長モデル（181センチ）の3名が、全員同じ「Lサイズ」を試着。アウター3点、トップス3点、ボトムス4点、合計10アイテムを徹底レビュー。
試したのはこの3人
身長165センチ。UOMOの「おしゃれな大人が買ってよかった」企画では、ユニクロのアイテムを使った着こなしの登場回数多めで、XL〜4XLなどオーバーサイズが好み。
身長173センチ。スケーターファッションが好みでオーバーサイズが基本のワードローブ。ユニクロのアイテムはXLやXXLを選ぶことが多い。
身長181センチ。UOMOではモデルとしておなじみ。ワードローブはアースカラー多め。ユニクロはトップスもボトムスもLサイズがベスト。
01.ニットジャケット
品番：471709
サイズ：XS〜XXL（EC）S〜L（店舗）
カラー：3色（08DARK GRAY, 09BLACK, 38DARK BROWN）
2つボタンでシングルのニットジャケットは、身幅もアームホールも広め。伸縮性があり、カーディガンのように羽織れるリラックスしたシルエット。
柳川（左／165cm）：普段からユニクロは大きめのサイズを選ぶことが多いので、Lサイズで問題ないです。袖の長さはちょっと気になるかな…。
堀込（中／173cm）：全体的にほどよいサイズ感で、着こなしのバランスも取りやすそうです。冬はインナーを着込むこと考えると、これくらいのゆったり感が欲しいですね。
黒澤（右／181cm）：着丈も袖丈もちょうどよくて、すごく気に入りました。肌触りもよくて伸縮性もあるので、長時間ジャケットを着る時に良さそう。
休日アウターとしてこのニットジャケットのリラックス感を生かすなら、迷ったらやや大きめサイズを選びたい。オンのジャケットとしてのきちんと感を求めるなら160〜170cm台の人はMサイズをチョイスしよう。
02.ダブルフェイスコート
品番：470116
サイズ：XS〜XXL（EC）S〜L（店舗）
カラー：4色（05 GRAY, 09 BLACK, 34 BROWN, 35 BROWN）
ゆったりしたシルエットながら、ダボつかずにきれいに見えるミドル丈のコート。ブリティッシュムード溢れるチェック柄は、デザイナーのクレア・ワイト・ケラー氏もお気に入り。
柳川（左／165cm）：ちょっと大きめだけど、個人的には許容範囲です。袖の裏地がストライプなのがかわいいから、ラフに折るのもいいかも。
堀込（中／173cm）：肩パッドもなくてカジュアルに着られるので、やや大きめなLサイズがちょうどいいです。
黒澤（右／181cm）：このサイズでもまったく問題ないんですが、好み的にはもう少し着丈は長いほうがいい気がするから、ワンサイズ上げたいかも。
ジャケットやスーツの上から着ることも想定すれば、ジャストサイズは165cmならM、173cmがL、181cmがXL。休日アウターとしてさらにカジュアルに着るなら、XLやXXLを選んでオーバーサイズを楽しむのもアリ。
03.フーデッドコート
品番：472776
サイズ：サイズ：XS〜XXL（EC）S〜L（店舗）
カラー：3色（09 BLACK, 33 KHAKI, 57 OLIVE）
ジャケットの上からでも余裕で羽織ることのできる、オーバーサイズのシルエット。表地は耐久撥水性のあるナイロンで裏地は中綿入り。フードはネックに収納可能で、都会的にもカジュアルにも幅広く楽しめる。
柳川（左／165cm）：オーバーサイズでもシルエットがスッキリしているから、低身長でもバランスよく着こなせそうです。
堀込（中／173cm）：自分好みのオーバーサイズのシルエット。全体的なバランスも取れていると思います。フードのボリュームもちょうどいいですね。
黒澤（右／181cm）：全体的に縦長のラインが強調されて、スタイリッシュに見えますね。丈もほどよく膝下にかかるくらいで、足さばきも良さそう。
カジュアルなアウターだけに、前述のダブルフェイスコートに比べると、大きめのサイズでもサマになりやすい。着丈が長めなので、低身長の人は着丈を目安にしてサイズ選びを。
04.リラックスVネックセーター
品番：471749
サイズ：XS〜XXL（EC）S〜L（店舗）
カラー：4色（05 GRAY, 09 BLACK, 31 BEIGE, 57 OLIVE）
袖丈は長めでゆとりがあり、身幅はやや広めのシルエット。リラックスしたフィットで、カジュアルで柔らかい印象に着こなせる。浅めのVネックで、顔まわりをすっきりとシャープに見せてくれる。
柳川（左／165cm）：ゆったりしたシルエットですが、ダボつきません。丈が長すぎないから、パンツとのバランスも取りやすそう。
堀込（中／173cm）：インナーにTシャツ一枚で、ちょうど良いフィット感です。袖の長さもほどよいですね。
黒澤（右／181cm）：インナーとして着るなら、Lはジャストなサイズ感。一枚で着るなら、サイズを上げてゆるく着たいです。
秋口に一枚で着るなら大きめサイズ、冬のコートのインナーならジャストめのサイズを選びたい。身幅広めのシルエットなので、普通から細身体型ならMサイズでも小さいと感じることはないはず。逆にあえてXLやXXLを選んでチャンキーなムードを楽しむのもおすすめ。
05.ブロードオーバーサイズシャツ
品番：
471799（00 WHITE, 52 GREEN, 68 BLUE）
474576（01 OFF WHITE, 61 BLUE）
サイズ：XS〜4XL（EC）S〜XL（店舗）
カラー：5色
着丈は通常のシャツよりやや短めで、身幅が広めのボックスシルエット。滑らかで密度の高いコットン生地の光沢と、上品な見た目が魅力。
柳川（左／165cm）：少し大きめですが、それが逆にリラックスした雰囲気になって良い。タックインしてもバランスが取りやすそうです。
堀込（中／173cm）：ちょうど良いゆとりがあって、今っぽく着られます。丈も絶妙。裾が広がりすぎないから、シャープなシルエットを保てますね。
黒澤（右／181cm）：ゆったりとしたシルエットで、ちょうどいいサイズ感。袖を少しロールアップして、着崩してみたいです。
着丈短めで裾がスクエアカットなので、大きめサイズを選んでタックアウトしてもだらしくなく見えない。思い切ってXXL以上のサイズを選べば、たっぷりとしたビッグシルエットを上品さをキープしたまま楽しめる。
06.スウェットオーバーサイズプルパーカ
品番：471808
サイズ：XS〜4XL（EC）S〜XL（店舗）
カラー：4色（03 GRAY, 09 BLACK, 38 DARK BROWN, 57 OLIVE）
フードのドローストリングなし、ポケットも控えめにフロントのサイドに配置されたすっきりとしたデザイン。やや光沢のある滑らかなポリエステルとコットンの生地を使った、カジュアルになりすぎない大人のパーカ。
柳川（左／165cm）：このパーカ、めちゃくちゃ気に入りました！ サイズはLでもいいけどワンサイズ上げて、XLであえてブカブカに着てみたい。
堀込（中／173cm）：ほどよいゆとりがあって、着丈も袖丈もバランスが良く、カジュアルだけどだらしなく見えないシルエットが素晴らしいですね。フードの立ち上がりもかなりいい感じで好みです。
黒澤（右／181cm）：丈も十分な長さ、袖も手首までしっかりカバーされていて、全体的なバランスが良いです。冬のレイヤリングを考えると、Lサイズがベスト。
今回のラインナップの中でもサイジングはかなりゆったりめなので、いつもよりワンサイズ小さめサイズを選ぶとちょうどいい。もちろんあえてかなり大きめのサイズを選んで遊ぶのもアリだ。
07.ワイドパラシュートパンツ
品番：471183
サイズ：XS〜4XL（EC）S〜XL（店舗）
カラー：3色（09 BLACK, 31 BEIGE, 56 OLIVE）
メンズで展開されるパンツ4型のなかで、もっともワイドなシルエット。ミリタリーテイストは控えめのクリーンなパラシュートパンツ。
柳川（左／165cm）：裾はかなり長いから、ハイウエストで穿かないと引きずってしまいます。裾をロールアップしてもいいかも。
堀込（中／173cm）：オーバーサイズのパンツが好きなので、Lサイズでこのたっぷりしたサイズ感にめちゃくちゃしっくりきました。これは欲しい！
黒澤（右／181cm）：ボリューミーだけど丈がちょうど良くて裾が床に触れないので、ロールアップしなくてもすっきり。トップスをタックインしたら、スタイルが引き締まって見えそうです。
トレンドのパラシュートパンツは、ユニクロインラインのものよりもさらにワイドなシルエット。レングスによる裾の溜まりは生地の落ち感がよくそれほど気にならないので、レングスよりも太さでサイズ選択するのが正解。
08.スウェットワイドパンツ
品番：471809
サイズ：XS〜4XL（EC）S〜XL（店舗）
※ECサイト限定で「丈長め」サイズも展開
カラー：4色（03 GRAY, 09 BLACK, 38 DARK BROWN, 57 OLIVE）
前出の「スウェットオーバーサイズプルパーカ」と同素材のスウェットパンツ。裾にリブのないワイドなシルエットだが、内側にドローストリングがついているので絞ることもできる。
柳川（左／165cm）：パーカとセットアップで着たいので、このスウェットパンツも欲しいです！ パンツもオーバーサイズがいいのでLでよさそうですね。
堀込（中／173cm）：サイズ感はちょうどいいです。穿いてみるとかなりワイドなシルエットで、インパクトありますね。
黒澤（右／181cm）：Lサイズ、ウエストも裾もちょうどいいです。ワイドパンツのような全体的にゆったりしたデザインだけど、スタイリッシュに見えます。
06のパーカとセットアップ使いする場合は上下同サイズでももちろんいいが、上下に異なるサイズを選んで自分好みのシルエットを作る楽しみも。
09.ワイドテーパードパンツ
品番：471934
サイズ：XS-XXL（EC）S〜L（店舗）
カラー：3色（09 BLACK, 10 PINK, 55 GREEN）
腰回りや太ももはゆったり、膝から裾に向かって徐々に細くなるシルエット。裾丈が長めのほかのパンツに比べると短めの丈。
柳川（左／165cm）：低身長なので足首にかけてすっきり細くなるデザインは、全体的なバランスが取りやすいですね。
堀込（中／173cm）：僕の身長だと、裾はやや溜まるくらいの丈。シューズとも相性が良さそうなので、着回し力が高そうです。
黒澤（右／181cm）：カジュアルなのに上品さのあるシルエットが絶妙でした。ちょうどいい太さで動きやすいから、普段はもちろん撮影の現場に穿いていくのも良さそうです。
ジャケットなどきれい目カジュアルをつくるなら、身長160〜170センチ台の人はMサイズですっきり穿くのもアリ。他のパンツよりレングスが短めなので、180cm以上の人は注意して選びたい。
10.スリムフィットジーンズ
品番：471678
サイズ：28〜35（EC）29〜33（店舗）
カラー：2色（08 DARK GRAY, 67 BLUE）
脚にほどよくフィットしつつも、ピタピタになりすぎない美脚シルエット。リアルなヒゲやアタリの細やかな加工は、UNIQLO : Cだけのスペシャルな技術で施されている。
柳川（左／165cm）：シルエットは好みですが、そのまま穿くと裾を引きずってしまうのでベルトは必須です。さすがに丈上げしないと厳しいかも…。
堀込（中／173cm）：いつもユニクロのジーンズは、インラインの丈が長めのモデルを選んでいるので、このくらい裾がたまる長さはベスト。
黒澤（右／181cm）：腰回りはゆったりしていて裾も長めで、ちょうどいいサイズ感。最近、すっきりしたシルエットのジーンズを穿いていなかったので新鮮です。
全員同じ32インチを試着。こちらは09のパンツとは逆にかなり長めのレングスなので、身長160cm台の人は裾上げを視野に入れてサイズ選びを。ただしジャストに合わせすぎず、少しためてはくのがおすすめだ。
UNIQLO : Cのメンズ、神サイズは「L」!?
ユニクロ：シーは、インラインと比較すると全体的にシルエットが大きめ。ところが実際にそれぞれのアイテムを試着後、3名全員が「Lで大丈夫です！」とコメント。サイズが極端に合わないと感じる人はいなかった。低身長代表の柳川さんが、オーバーサイズのシルエットが好みなこともあったが、3人ともが「基本Lサイズ」だったのだ。幅広い体系の人がバランスをとりやすい絶妙なシルエットがユニクロ：シーの大きな魅力かもしれない。そして165cmから180cm超まで自然と着こなしが成立してしまったLサイズは「神サイズ」。店頭で購入する場合はまずはLサイズを試着して、そこから自分の好みに合わせてサイズアップorダウンしていくのが、マイサイズを見つける近道だ。
発売は9月6日(金)。ECサイトも含めるとかなり豊富なサイズ展開なので、発売前までにしっかりチェックしておこう。
「UNIQLO : C」2024年秋冬
発売日：2024年 9月 6日（金）
販売店舗：フルラインナップは、73店舗とユニクロオンラインストアにて販売予定。一部商品を国内全店舗で展開。
TEL:0120-170-296
