デザイナーのジル・サンダーとタッグを組んだユニクロの特別コレクション「+J」が、今秋冬も11月12日(金)に発売決定。それに先んじて、4人の編集部員がプレスルームで試着取材を試みた。後編は大人男子に響くカジュアル8選!
H條:「STAFF ONLY」とは社外秘か…。
いよいよ発売まであと1週間。昨年の秋冬に9年ぶりの復活を遂げた「UNIQLO(ユニクロ)」が誇る特別コレクションの「+J(プラスジェイ)」が、今秋冬で3シーズン連続(第2章の終わり)のローンチ。
人気沸騰予想のカプセルコレクションを誰よりも早く試着すべく、4人のウオモ編集部員がユニクロのプレスルームにお邪魔して試着取材を試みた。アウターを紹介した前編に続く後編は、カジュアル編だ。
①セルビッジ スリムフィットストレートジーンズ ¥5,990
山崎:というわけでプレスのT野さん、これは継続アイテムってことでよい?
T野プレス:うーん…。
H條:山崎さん、どうやら同じみたいです。カラーはブラックとブルーとネイビー(インディゴ)の3色。春夏にインディゴを購入できた大人男子は、次は単色のブルーを狙うとよろしいかと。ブラックとブルーのカラーデニムもセルビッジ仕様ということですが、そのあたりは実際に発売された商品を見たいところです。
Y神:おそらく。
山崎:Y神は春夏はインディゴを購入していたね。ブルーはもう買ったの?
Y神:えっと、それを今、取材中…。
山崎:せっかちなもので。では、ジーンズに合わせやすそうな「+J」のカジュアルアイテムを紹介してもらおうかな。本誌編集長の池田からお願いします。
②ウールブレンド オーバーサイズシャツジャケット ¥14,900
いわゆるカバーオールタイプの「ウールブレンド オーバーサイズシャツジャケット」は、昨年の秋冬に続いて登場。フラップ付きポケットがパッチポケットになりフラットな見た目になっている。柔らかなウール混紡のカットソー素材で、カジュアルなアウター使いからインナー使用まで重宝しそうだ。
山崎:試着もしてみてください。
H條:そういえば10年前の「+J」でもカバーオールはありましたし、ジル・サンダーさんが好きな男性像なのだろうと推測します。MA-1のようなフライトジャケットもそうですよね。2020年の秋冬と春夏、そして今秋冬の3シーズン連続で作っていますから。
池田:その詳しさ、病的だよね。
Y神:ちなみに…。
池田:なんでしょう?
Y神:カラバリはそちらのブラックと、ダークネイビーとネイビーというダーク系3色展開になっている。ダークネイビーなんてブラックに近いくらい。ネイビーで購入候補が2つもあるなんて嬉しい限り。
池田:ほう。Y神WEBプロデューサーを筆頭に、ネイビー好き男子にはうってつけであると。
Y神:いかにも。
③プレミアムラムVネックカーディガン ¥5,990
秋冬カジュアルの定番であるカーディガンもラインナップ。高品質な19.5マイクロンの100%ウールを使用した「プレミアムラムVネックカーディガン」はグレー・ブラック・ブラウン・ネイビーの4色展開。
シンプルなデザインかと思いきや、ディテールに「+J」らしい遊びが効いているのだ。
H條:ジーンズのコインポケットみたいですね。左右のポッケに手を突っ込んで、スイカやパスモやミニ財布はチェンジポケットに入れたりしたい。
池田:飴玉の包み紙とかフリスクとか。とはいえ、使うかもしれないし、使わないかもしれない。
デニム、ライトアウター、カーディガンの次は、「+J」ならではのシャツを紹介。山崎、池田、Y神、H條の熱視線が注がれたアイテムがこちら。
④オーバーサイズシャツブルゾン ¥5,990
池田:春夏との違いはどこに?
H條:お答えしましょう。今秋冬は単色のみ、開襟ではなく第1ボタン付き、胸のポケットは削除、見た目がよりシャツっぽい、などです。あと…。
池田:まだあるの?
池田:そこ重要? アイロンしなよ。
山崎:H條君のシャツやブルゾンのチェックポイントは毎回そこ。元アパレル人なりの、生産過程でおろそかにしてはいけないマストなひと手間なのであろうと解釈。ぶっちゃけこちらもスルーしている状況。
Y神:あ、あの…。
Y神:今秋冬の「+J」は、小物関連も粒揃い。プレスルームの隅っこに来ておくんなまし。
軽量アウターとシャツがラインナップの大半を占めていた前春夏と比較して、今秋冬は重衣料の比率が高くなった印象の「+J」。見過ごされがちな秋冬小物のマストバイを、Y神は見つけたようだ。
⑤カシミヤニットキャップ¥3,990
Y神:こちら、ユニセックス商品ですが、公式オンラインストアではウィメンズのカテゴリに置いてあるんです。メンズのカテゴリから上手に移動しないと、存在に気付かずに買い逃す可能性もありがち。
H條:さすがです。地に足の着いたコメントは、ショッピング好き編集者ならではの見地かと。
⑥ ドライスウェットハーフジップパーカ ¥5,990
フードのフロント箇所を同色のナイロン布帛で切り替えたハイブリッドなデザインで、しかもハーフジップという独特のデザインバランス。メンズはブラック、オリーブ、ネイビーの3色。ポリエステル68%・綿32%の混紡素材で、ユニクロ独自のドライ機能が付く。
H條:引き手を見ると、小さく「+J」のロゴが刻まれていますね。ミニマルデザインの極地かと。
Y神:この組み合わせだと普通はインディゴデニムを合わせるところだけど、今秋冬は単色のブルーが気分かも。ジル・サンダーさんはブラックはもちろん、清潔感のあるネイビーのバリエーションもしっかり作ってくれるから好き。これぞ、“大人のユニクロ”。
メンズとは趣きが異なり、ブラウンを基調としたアシンメトリーなデザインが主軸のようだ。
T野プレス:ハイ。存じ上げてます。
なにやら山崎とユニクロのT野プレスがごにょごにょ。隣ではH條が聞き耳を立てている。
池田:そういうとこやぞ。
山崎:いや。解禁済みの情報だから問題ない。11月11日(木)20時から配信されるユニクロの「LIVE STATION」で、UOMOが考える「+J」のマストバイを提案する。前春夏に続いての登壇を打診された。
H條:マジですか。1つだけでいいので、リコメンドアイテムを教えていただけますと幸いです。
⑦ウールブレンド タックパンツ ¥7,990
H條:了解です。11月11日(木)20時から配信される「LIVE STATION」を待ちます。
山崎:ただ、「ウールブレンド タックパンツ」は気に入った。ジャケットも作りそうなところだけど、パンツのみの展開。一球入魂の気概が伺える。
Y神:あ、あの…。
⑧イージーワークパンツ ¥5,990
ネイビーとカーキのバイカラーのダウンジャケットを着たY神が、「イージーワークパンツ」でカラーコーディネート。パンツはコットン100%のラギッド素材で、ベルトループとウエストゴムの併用。太ももから膝にかけて2重の生地使いで耐久性も抜群だ。
Y神:ガチのミリタリーとの違いは裾にかけてのテーパードにあるよね。ファッションとして取り入れたい、“文化系ミリタリー”の立ち位置かと。
山崎:よいね。そのダウン、着たいな。
Y神:どうぞ。
H條:えっ。
T野プレス:まだです!
さあ、第2章の終幕となる「+J」2021年秋冬コレクションは、いよいよ11月12日(金)発売。
前編と後編で紹介した試着ルポ記事と、発売前日の11月11日(木)20時から配信される「LiveStation」をチェックして、盤石の体制で「+J」第2章を締めくくるラストコレクションをゲットしよう!
前秋冬のユニクロ「+J」をおさらい!
発売日:2021年11月12日(金)
+J 特設サイト
UNIQLO LIVE STATION
配信日時:2021年11月11日(木)20時~21時
https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/live-commerce/