季節の変わり目は、トレンドの変わり目。おしゃれば大人はどんなデニムをはいて秋を迎えるのか?
WRANGLERの“13MWZ(’90s)”
「奥深き黒の世界。同型で20本持っています(笑)」
若林伸明さん(アパレル)
「ヒゲやアタリは個々で異なるから面白い。同じ型だけで20本くらいあります(笑)。これは裾のステッチをほどき、靴に少しかかるくらいに微調整しました」。
HEUGNの“DEAN”
「スラックスみたいに端正に見えませんか?」
宮本哲明さん(MIYAMOTO SPICE 代表)
「ローファーが合うよう裾幅をやや細めに。足元さえも美しく見えます。上質な生地、細身の形と相まって、デニムとは思えないくらい端正です」。
Levi’s®の569(’00s)
「ルーズな569も黒なら締まる」
細田真吾さん(美容師)
「一週間前に入手しました。すでに理想的な色落ちをしていて、それがユーズドのよいところ」。ウエスト位置を少し高めに、タックインで大人な着こなしを意識。
LA GATEのバギーデニム
「おろしたてのような黒が潔い」
豊島猛さん(スタイリスト)
チカーノスタイルを思わせるバギーシルエットが実に新鮮。「スニーカーにワンクッションするくらいの丈だと、意外とモダンな見えかたをするから面白い」。
Levi’s®の505(’90s)
「3インチアップのゆとりがいい」
桜場圭佑さん(デザイナー)
褪せた黒Tで、色のトーンを合わせた着こなし。「33インチがジャストサイズですが、あえて36インチを購入。腰まわりは少しゆとりがあるのが昔から好き」。
Levi’s® for ÉDIFICEの501
「おとなしく見えるサイズと濃さで」
桂大地さん(エディフィス PR)
「黒はスラックスの延長としてはきたい気持ちがある。シックにも振れるように、ウエストとレングスはジャストを選びがちかもしれません」。
STEVEN ALANのストレートデニム
「ジャストを選んでシャープに」
志村剛さん(ブランドディレクター)
「黒デニムはクリーンに見せられて重宝します。特にスティーブン アランのテーパードは、ハイウエストで形が美しく、品よく見えるんです」。
RESOLUTEの710
「黒の万能さに惹かれる」
手嶋慎さん(MAKERS デザイナー)
「リゾルトのデニムは日本人の体型に合う作りのため、腰まわりがフィットし、もたつきゼロ。ブラックだとなおさらシャープに映ります」。
AURALEEのストレートデニム
「オーラリーの黒は脚をきれいに見せてくれる」
斉藤紘士さん(会社員)
「デニムは黒のほうが出番は多い。細身のストレートの裾はワンクッションきかせ、きちんとしすぎない見た目に」。
WRANGLER×MIYAGIHIDETAKA×L’ECHOPPEのフレアデニム
「ラフな格好でも落ち着きます」
遠藤俊さん(美容師)
デニムはフレアしかはかない遠藤さん。「黒はヒッピー感が抑えられるので使い勝手がいい。ビッグサイズのTシャツと合わせても落ち着いた印象が崩れません」。