“毎年マンネリな印象になりがちなアイテム”そんな常識があっという間に覆るくらい、今年はニットのバリエーションが楽しめるとの噂。昨年同様、暖冬の可能性大だから、アウターを先物買いするのはやめて、実用的なニットを充実させよう。
HERMÈS
シルキーな表情と肌触り
まさに大人の黒タートル
ラグジュアリーブランドのニットは、柄やデザインが強いものに目が留まりがちだが、大人が長く着られるベーシックこそ手元に置きたい。上質なシルクを使用したエルメスのタートルネックニットは、光沢と素材特有の落ち感が美しい。一枚で着たくなる贅沢なニットだ。
MAISON MARGIELA
アノニマスな佇まいに
哲学を表現した遊び心を
無地のタートルネックニットに、ブランドの未完成の美学を表す「ワーク・イン・プログレス」の白ステッチをあしらった。きめの細かい上質なメリノウールは細身のボディと相性抜群だ。
THE ROW
愛嬌のあるシルエットをつくる
巧みなカッティング
次世代のラグジュアリーとして躍進するザ・ロウからは、肩が大きくドロップしたリラクシングな短丈カシミヤニットをおすすめしたい。ひらりと揺れる生地はダブルフェイスで、きちんと暖かい。
JIL SANDER
スウェットライクな
ビッグリブニット
ざっくりと編まれたミラノリブの表情を生かした、ライトグレーのニット。胸のVガゼットと裾のスリットがスポーティ。ゆったりとしたサイズゆえ、シャツを着て楽しみたい。素材はメリノウール100%。