2024.09.26

オーラリーデザイナー岩井良太さんが「ブラウン」が好きな理由【黒より紺より使いやすい、40歳から似合う色】

「黒や紺よりやわらかく、温かいところが好き」岩井良太(AURALEE デザイナー)

優しげなブラウンを随所に取り入れた今季のオーラリー
パーカ¥132,000・ジャケット¥110,000・ニットポロシャツ¥55,000・パンツ¥48,400・シューズ¥85,800/オーラリー

本特集着想のきっかけは、ブラウン使いがとても印象的だったオーラリーの秋冬コレクション。「今シーズンは仕事帰りに、楽しみな予定のある場所に向かう『帰り道』がテーマだったので、オレンジの街灯に照らされた風景と、そのときの穏やかな気持ちを表現したくて、ブラウンを多く取り入れました。実はコーディネートしやすくシックに見えて、定番の黒や紺といったダークカラーより艶っぽさやとがった印象が軽減され、適度にナチュラルでやわらかく温かく見えるところが好きです」と岩井さん。確かに「このアイテムといえば黒、このブランドといえばグレー」などと縛られていたベーシックアイテムの固定観念を取り払い、ブラウンに更新してみると、今っぽい上品かつリラックスしたムードになる。これって、まさに40歳のためにある色じゃないか。老けて見えるイメージは昔の話、今季はクラシック回帰な気分を反映しつつ、フレッシュでモダンなブラウンが大豊作。「無難に黒や紺を選びがち」な殻を破った自分の姿に、ワクワクが止まらない秋の始まりです。

優しげなブラウンを随所に取り入れた今季のオーラリー 2
コート¥132,000・ニット¥47,300・シャツ¥41,800・ジーンズ¥48,400・シューズ¥85,800・ガーメントケース¥85,800/オーラリー

優しげなブラウンを随所に取り入れた今季のオーラリー。着慣れた黒のチェスターフィールドコートをブラウンに、見慣れたネイビーのワンカラーコーディネートだってブラウンに更新するだけで、こんなにも新鮮。老けて見えるどころか、年を重ねた肌に無理なく馴染み色気さえ漂う。

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