ラクなのに着こなしを格上げする靴が欲しい。わがままな大人の週末には、サンダル感覚で気軽に使えて、かつ「グッドルッキング」であるラグジュアリーなレザースリッポンが必要だ。
LOEWE
やわらかな輪郭
滑らかなベージュのスエードアッパー、ほぼフラットなレザーソール。質感だけでなく、足を優しく包み込むやわらかなルックスはのんびりとした週末にぴったり。スウェットなどアクティブウェアに、スニーカーの代替としてパーフェクトな選択だ。
PRADA
スクエアトウ再び
たとえ艶のあるガラスレザーであっても、スクエアトウであれば人懐っこい。懐かしさと近未来感が同居したプラダのローファーは、ジャーナリストベストとブルーデニムというオーセンティックなスタイルにも難なく馴染み、使い勝手がいい。
THE ROW
ミニマリズムの終着点
ミュールというものを積極的に履きたくなったきっかけは、何を隠そうザ・ロウだった。深みのあるブラックスエードはソールのサイドまでを包み込む贅沢な仕様。開襟シャツとチノパンの気楽なコーディネートでも、ミニマリズムを極めた足元のおかげで全体の印象が引き締まって見える。
FENDI
モードなつっかけ
フェンディのクロッグシューズはラバーアッパーではなく、上質なスムースレザーを採用。最もサンダルに近いカジュアルシューズであるはずが、素材使い、波打つソール、メタルパーツでモードに昇華した。ベージュのワントーンスタイルにピリッとしたアクセントを。
MM6 Maison Margiela
ステッチで魅せる
Gジャンやミリタリーパンツといった武骨な服の足元は繊細なフラットシューズでバランスをとる。足の形に沿ったMM6のアナトミックトゥのシューズはアッパーと踵のステッチだけで欲しくなる魔力がある。
BOTTEGA VENETA
外でこそスリッパ
部屋用ではなく、正真正銘の外履きのスリッパ。カシミヤニットとデニムのリラックスしたスタイルにマッチしつつ、違和感を与える。イントレチャートをバッグではなく靴で楽しむのは大人にだけ許された贅沢。