2024.11.10

【林遣都と、ミニマル眼鏡と冬の本】03|ハフマンス&ノイマイスターの眼鏡と『華氏451度〔新訳版〕』

俳優・林遣都が華奢なメタルフレームやリムレスなミニマル眼鏡を自分のモノにして、ブックセレクター・川上洋平氏が選んだ小説をめくる。知的に満たされる冬の休日。

HAFFMANS & NEUMEISTER

HAFFMANS & NEUMEISTER
メガネ¥77,880 /HAFFMANS & NEUMEISTER(コンティニュエ) ジャケット¥385,000(スーツ価格)/ニート(にしのや) シャツ¥66,000/ユーゲン ダ サルバトーレ ピッコロ(イデアス) ニット¥41,800/リヴォラ(スタジオ ファブワーク)

2017年創立のハフマンス&ノイマイスターの「ウルトラライト」シリーズ。極薄のシートメタルにアセテートが施され、ネジを使用しない精緻な設計が魅力。

『華氏451度〔新訳版〕』

『華氏451度〔新訳版〕』

「名匠トリュフォーにより映画化された不朽のSF小説。現代社会を予見したかのような効率的で無機的な世界で、消防士ならぬ昇火士として、有害とされる書物を焼く仕事に誇りをもつ主人公モンターグ。彼は美しい少女との出会いをきっかけに、自然を見つめ、本を手に取り、本来の自分を取り戻すことの大切さに気づき始める。真冬のように冷たい炎の中、彼はどこへ向かうのか。七十年前とは思えないリアリティで現代を射抜く傑作」

レイ・ブラッドベリ著 伊藤典夫訳
¥946/早川書房

林 遣都

1990年滋賀県生まれ。2008年「第81回キネマ旬報ベスト・テン」新人男優賞、「第31回日本アカデミー賞」 新人俳優賞を受賞。2025年3・4月公演の舞台『やなぎにツバメは』に出演。

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