2024.10.17
最終更新日:2024.10.17

【大人のゴールドアクセ入門】スタイリスト池田尚輝が「ギンザタナカ」のゴールドネックレスを詳細検証

「ここに来れば必ず欲しい金が見つかる」と評判のギンザタナカ。自分史上最高のゴールドネックレスを見つけるべく、スタイリスト池田尚輝さんが銀座本店を訪れた。

スタイリスト
池田尚輝

UOMOをはじめ、さまざまな媒体で活躍。細かすぎる視点と切れ味抜群のコメントが光る。ギンザタナカは今回初来店。

GINZA TANAKA 銀座本店副店長
山口大介

勤続15年のゴールドのエキスパート。親切丁寧な接客で信頼を得ている。入社以来、自社の「純金積立」を行い続ける。

好みのデザインを見つけたら1cm単位でオーダーできる

GINZA TANAKA

池田 すごい! 圧巻の品揃えですね。

山口 ゴールドのネックレスに関して、通常店頭では、24金と18金で長さやデザインが異なる100以上の型をご用意しています。

池田 この中から自分に合うネックレスを選ぶなんて、ワクワクしますね。デザインの中でも「キヘイ」は一般的ですが、ほかにもいくつか種類があるんですか?

山口 一つ一つのコマ(輪)を編んだ後にひねりを加えて、表に面が見えるように加工したデザインのキヘイネックレスと、コマを鎖のようにシンプルにつないだアズキタイプのネックレス、それ以外のデザインネックレスに大きく分けることができます。

池田 こうやって見てみると、キヘイもいろいろなデザインがあるんですね。

山口 キヘイのデザインは表と裏に施した、カット面の数で表記されます。表裏で正面に1面ずつ施された「2面カット」。表裏で合計6面を有する「6面カットダブル」。同じく合計12面ある「12面カットトリプル」というふうに。また、「ダブル」は一つのコマに対して二つのコマを、「トリプル」は三つのコマをつなげているものです。

池田 並べると、細かなデザインや輝き方の違いがわかります。

山口 太さや長さで見え方は変わりますが、キヘイは面が増えたらそのぶん、さまざまな角度の光を反射するので、輝き方は華やかに。コマが丸いアズキや四角い角アズキタイプのネックレスは、コマを一つずつつなげていて“透け感”もあり、輝きもさりげなく繊細です。

池田尚輝

池田 なるほど。長さは、Tシャツの中にすっきり収まって外に出すときはちゃんと主張がある50㎝が個人的にベストだと思っていて。

山口 ギンザタナカではお好みのデザインを、1㎝単位でオーダーが可能です。定番の長さとして、45、50、60㎝を取り揃えています。実際につけてみると印象が変わるので、それぞれ試着してみてください。

池田 ちなみに、山口さんの定番の長さは?

山口 私は、18金の角アズキ極細タイプの45㎝を15年来愛用しています。健康診断以外はずっとつけています。45㎝はちょうどTシャツのネックに沿う長さで、さりげなく首元を飾り、顔まわりに干渉しないのでつけっぱなしにできるのがいいですね。

池田 素敵ですね。余談ですけど、働いている方は、やはりお安く買えるんですか…?

山口 弊社には社販がないんです。お客様にご提供している価格は、相場価格に必要な加工費だけを加えた、金本来の価値に近いものに設定させていただいています。

池田 店頭に出ている価格が誰にとっても適正価格ということですね。その話を聞いて、さらに信頼度が増しました!

単体でも重ねづけでも映える! 試着で見極めた今欲しい4本!

池田尚輝厳選4本

池田 いろいろな種類を並べて、デザインや長さ、細さの微差を比較しながら試着していると納得の一本が選べるし、意外な発見もいっぱいありますね。結構悩みながら、自分が今つけたいネックレスを、スタイリングもイメージしながら4本厳選しました。

山口 これはきっとすぐ売れちゃいますね!

池田 (笑)。1本目は24金のキヘイネックレス・2面カット・45㎝。正直、自分が45㎝を選ぶのが想定外でした。このくらい極細だと肌馴染みがいい。同じタイプの18金と比べたけど、ミニマムな形だからこそちょっとした輝きの差も見映え的に大きく感じる。最初、中途半端に思えた短さも、キヘイだと収まりがよくて。

山口 面をもつキヘイは、肌と接する部分が広く、肌に吸いついてくれるんです。

池田 納得です。キヘイ2面カットは自分的に新鮮で、かつ一本で様になるので単体でつけるイメージで選んでいて、残りの3本はそれぞれ重ねづけすることを想定してセレクト。2本目の18金のアズキネックレス・60㎝は、あえておよぐ長さが着こなしの抜けになる。滑らかに動いてやわらかい印象を与えるデザインなので、強い印象のキヘイと合わせることで奥行きが生まれて締まりますね。

山口 まさにアズキの60㎝は、どんなつけ方でも映えるタイプのネックレスですね。

池田 3本目は18金の角アズキネックレス・45㎝。角アズキは自分にとって馴染みのある形で、軽やかさがあるぶん、服を選ばず合わせられる。「毎日つけるならこれ」と思える定番としての魅力があります。45㎝の繊細さもつけてみるとかなり好印象でした。

山口 角アズキはコマを90度ひねり交互につないでいて、どこを向いてもキラキラ感を失わないので、とても使いやすいと思います。

池田 大げさすぎない光り方がいいですね。最後の24金のキヘイネックレス・6面カットダブル・50㎝ですが、これも最初面カットの説明を聞いているとき、自分では選ばないと思ってた(笑)。でも試着すると、首元にくる長さ、密度、ボリューム感がちょうどいい。つけ慣れた長さなんだけど、6面カットダブルの輝きによって、しっかり金の力強さを感じられる。2本目の極細角アズキと合わせてメリハリをつけるのも面白いかなって。

山口 キヘイは身体に沿ってカット面が正面を向くので、光も鮮やかに反射します。

池田 ゴールドのプロに相談しながら選んでみて思ったのは、ネックレス単品はもちろん、重ねてつけたときの調和も確認できるのは、ギンザタナカさんならでは。

山口 ご来店いただいたことで、池田さんに新しい発見があったことがすごくうれしいです。ゴールドについて気になることがあったら、またぜひお立ち寄りください!

1|キヘイネックレス 2面カット

キヘイネックレス 2面カット

◻︎24K(純金)
◻︎45㎝
◻︎約2.1g

キヘイネックレスの中でも、2面カットのミニマムなデザインが特徴。高い技術力によって、この極細タイプで24金製を実現したスペシャルな一本。¥75,000/ギンザタナカ

2|チェーンネックレス アズキ

チェーンネックレス アズキ

◻︎18K
◻︎60㎝
◻︎約3.8g

大ぶりのアズキが軽やかな抜け感を生み出す。60㎝というロングタイプゆえに首元で揺れて着こなしのアクセントになる。キヘイとも相性抜群。¥93,000/ギンザタナカ

3|チェーンネックレス 角アズキ

チェーンネックレス 角アズキ

◻︎18K
◻︎45㎝
◻︎約2.9g

ベーシックな角アズキと45㎝の長さは、どんな手持ちアイテムにも寄り添ってくれる。さりげない輝きとつけ心地はゴールドビギナーにこそ最適。¥78,000/ギンザタナカ

4|キヘイネックレス 6面カットダブル

キヘイネックレス 6面カットダブル

◻︎24K(純金)
◻︎50㎝
◻︎約15g

首元からの出し入れがしやすい人気の50㎝。コマが密につながる複雑なカット加工によって、輝きも鮮やか。6面カットダブルでこの細さは珍しい。¥480,000/ギンザタナカ

GINZA TANAKA

貴金属ジュエリーや工芸品の企画・販売をする1892年創業の田中貴金属ジュエリー株式会社。ギンザタナカは、その自社ブランド。品質保証の「☆S(ホシエス)マーク」が刻印されたアイテムのメンテナンスや、別フロアに併設する「RE:TANAKA」での買取も行っている。全国で6店舗を展開。

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