
街ゆく40歳男子のリアルなワードローブを知るべく、昨年末から表参道、中目黒、丸の内などおしゃれな大人たちが出没するエリアに張り込み、実態を調査。いつものスナップとはちょっとだけ切り口を変えて、写真を見ただけではわからない、みんなが着ているものについて知りたいことを深掘りしてみることに。
01:使い勝手がよすぎて、ほかのアウターの出番がない!

Coat:NON TOKYO×WILD THINGS
――そのアウター、何年着てますか?
Answer:半年
中川瞬さん(ディレクター/170㎝)「去年の10月に購入したばかりのステンカラーコート。決め手となったのは撥水加工で気を遣わなくていいところです。週末に9歳・6歳の息子たちと公園で遊ぶときに着ることができながら、品よくも見える。たたんでもシワにならないため、天候が不安定な出張先の香港でも活躍しました。ステンカラーコートが好きでクロゼットにあるアウターの半分を占めるほど。オーラリー、クラス、サイ、ダイリク…計8着は持ってます。半分はダウンや中綿類。そう考えると結構偏ってますね(笑)。服を買うこと自体が好きで、欲しいと思ったらすぐ買っちゃいます。それはアウターも同じで、値段は10万円以下がほとんど。今シーズンもいくつかアウターを買ってしまい…。もちろんその分手放すようにはしているんですが、気づけば仕事部屋にもあふれてます(笑)」
02:去年いちばんテンションが上がった買い物です
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Coat:CLASS
――そのアウター、何年着てますか?
Answer:3カ月
武田恭治さん(アパレル/168㎝)「このクラスのピーコートは今季の新作です。一見ベーシックなデザインですが、実は肘の裏に穴があいていてインナーの色をチラ見せできるのが面白い(笑)。学生時代から着ているアウターもあります」
03:カシミヤの経年変化はうれしい誤算です
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Coat:KAPTAIN SUNSHINE
――そのアウター、何年着てますか?
Answer:4年
中井勇貴さん(会社員/179㎝)「このダッフルはカシミヤ独特の着心地のよさがたまりません。今年で4年目になりますが、最近は着込むごとに表面が毛羽立って古着のようにエイジングしています。これからも長い付き合いになりそう」
04:これも10年以上着ることになりそう
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Coat:UNIQLO
――そのアウター、何年着てますか?
Answer:3年
宮川一憲さん(医師/178㎝)「3年ほど愛用しているユニクロのチェスターフィールドコート。気に入ったコートは10年くらい着ることも。この日は下にC.P.カンパニーのキッズラインのデニムジャケットを合わせたのがポイントです」
05:ムートンジャケットの理想形を発見!
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Jacket:USED
――そのアウター、何年着てますか?
Answer:1年
中島博さん(会社員/183㎝)「サイズの大きなムートンジャケットを探していたときに前橋の古着店で発見! ’90年代のアメリカ製で、表記60というビッグサイズに興奮が止まらなかったです(笑)。古着は一期一会なので即買いしました」
06:コレクションを見たときから狙ってました
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Coat:COMME DES GARÇONS SHIRT × LAVENHAM
――そのアウター、何年着てますか?
Answer:1カ月
大矢純さん(メーカー/178㎝)「最近の冬は暖かくて重衣料はオーバースペック気味なので、気候に合ったちょうどいい薄手アウターを探していました。これはコム デ ギャルソン丸の内店で買って、着始めてまだ1カ月ほどです」
07:やっぱりルメールのコートは無敵ですね
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Coat:LEMAIRE
――そのアウター、何年着てますか?
Answer:1年
Yu Naidieさん(会社員/178㎝)「ルメールらしい独特のドレープや立体的シルエットに惹かれて、1年ほど着ています。ウエストベルト付きのラップスタイルもモダンですよね。パンツはザ・ロウで品のよさを意識しています」
08:初めて重くないダッフルに出会えました
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Coat:MAATEE&SONS
――そのアウター、何年着てますか?
Answer:2年
斉藤篤史さん(PR/172㎝)「ダッフルコートはあったかいけどメルトンの重さがネック。過去にも着るのがつらくて何着か手放してきました…。2年前にようやくカシミヤ製の軽やかなダッフルと巡り合えたんです。一生の相棒ですね」
09:インパクトある柄だけど10年の付き合いです
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Jacket:PENDLETON
――そのアウター、何年着てますか?
Answer:10年
櫻井頌太郎さん(建設コンサルタント/173㎝)「このネイティブ・アメリカン柄のペンドルトンのジャケットはすでに10年選手。昔からそこまでスタイルが変わらないので着続けていますね。アウターにかけられる上限は10万円です!」
10:年を重ねてからも楽しめる気がする
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Coat:LEMAIRE
――そのアウター、何年着てますか?
Answer:2カ月
中山敬介さん(会社員/177㎝)「昨今のローブコートはラグランスリーブが多いですが、ルメールのコートはいい意味で普通なデザインなので、今後も違和感なく着られそうな予感がしました。トレンドカラーのブラウンもいいですよね」