2024.11.08
最終更新日:2024.11.08

【林遣都と、 ミニマル眼鏡と冬の本】02|マイキータの眼鏡と『本の幽霊』

俳優・林遣都が華奢なメタルフレームやリムレスなミニマル眼鏡を自分のモノにして、ブックセレクター・川上洋平氏が選んだ小説をめくる。知的に満たされる冬の休日。

MYKITA

マイキータの眼鏡と『本の幽霊』
メガネ¥77,000/MYKITA(コンティニュエ) シャツ¥41,800/ユーゲン(イデアス) ニット¥51,700/ブラームス パンツ¥36,300/ロエフ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)

機能美で人気を誇るドイツブランド、マイキータの中でも極限まで細い0.5㎜のステンレスリムを使用した「WATARU」が気分。軽いかけ心地にだって満足できる。丸みを帯びた六角形をまるで縁なしのように仕上げ、柔和さも知的さも十分。

『本の幽霊』

「翻訳、編集、音楽・出版レーベル主宰など多彩に活躍する著者による、本にまつわるささやかな短編集。『あかるい冬の窓』では、語り手の知人紡木くんが、中野駅近くのスターバックス2階の席で邂逅した、粉雪舞い降りる街の冬の情景が描かれる。『かれはその風景を本の一ページを読むように読んだのだ』。日常の中でふと出会う、特別な風景を拾い集めたような物語は、雪原に残された雪男の足跡のように蠱惑的な印象を残します」

西崎 憲 ¥1,650/ナナロク社

林 遣都

1990年滋賀県生まれ。2008年「第81回キネマ旬報ベスト・テン」新人男優賞、「第31回日本アカデミー賞」 新人俳優賞を受賞。2025年3・4月公演の舞台『やなぎにツバメは』に出演。

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