これまでいろいろな旅を経験してきた4人のバッグの中身を調査。2泊3日の旅行プランとともに、パッキングの流儀を教えてもらった。
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2022年、長野県上田市でセレクトショップ「エディストリアルストア」をスタート。週に一回は打ち合わせなど、仕事のために東京を訪れる。年に3〜4回は、妻と旅行に出かけている。
2泊3日の旅行プラン
Destination 長野 ▶︎ 京都
6月に妻の誕生日のタイミングで、夫婦で京都へ行く予定。神社仏閣巡りなど観光はせずに、京都のおいしいご飯に舌鼓を打つ旅に。初日は和食、2日目はイタリアのプーリア料理、3日目は…検討中。
FreshServiceのバックパック
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「縦65㎝×横37㎝×マチ28㎝というビッグサイズのバックパック。約3年前、展示会で見て『こんなデカいやつ、使う人いる?』となかば冗談で購入しました。今となっては旅に欠かせない相棒になっています(笑)」
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基本的に「旅だからコンパクトにする」という考えはありません! 巨大なバックパックと追加でトートバッグも持っていきます。2泊3日の京都旅行でもこれくらい。だいたい持っていく服の半分は着ないまま帰ってくるんですけどね(笑)。旅先でもいつものように着たいものを選びたいんです。持ち物を抑えて、「あれ持ってこなかったからスタイリングがうまくいかない」みたいな状況がイヤ。代わりのアイテムを妥協で買うことも絶対にしたくない。だから、プラス2泊分の服をパッキングするようにしています。頭から爪先までコーディネートを考え、ワードローブをまるっと持ち出すぐらいになっちゃって…。今着たい服がベースですが、アイテムの配色は意識しています。今回は、派手な色は抑えてネイビーやブラックを軸にしている。加えて、それに合う色、差し色となるカラーアイテムをセレクトしながら、頭の中でざっくりスタイリング。どんな街に行ってもいいレストランには行きたいので、ジャケットやセットアップは必ず持っていきますね。カジュアルからドレスまでひととおりと、変化をつけるための小物はたくさん持っていきます。サングラスは4個、帽子は5個、スカーフは3枚。かさばらないし重さなんてほとんどないから、もはや荷物のうちに入らない。あればあるだけいい(笑)。オーバーパッキング最高です!
2着あればどんなドレスコードもクリア
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「注目ブランド、セッチュウのジャケット(右)とエイチ ビューティー&ユースのセットアップでレストランのドレスコードに対応可能」
2泊3日ならシューズの替えは3足必要!
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「日本未発売のジョンロブの茶スエードやヴァンズのスニーカーなど予備の3足を、自分のお店で作ったシューズ袋に入れていきます」
収納が分かれているポーチをうまく活用
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「昔代官山にあったショップ、キネティクスのオリジナルポーチ。中央で2室に分かれているので使用済みの下着を空いてるほうに入れる」
ロンドンで見つけた下着がいちばんしっくり!
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「英国のマークス&スペンサーの肌着は着心地がいい。特にメッシュのタンクトップはお気に入りで、ロンドンで買いだめしました」
無地と柄を揃えればアレンジ自在
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「気分に合わせて昼夜で替えてもいい。ユニクロ:シーやステューシー、ジャックムスなどで、柄と無地でバリエーション豊富に用意」
セルフレームの微妙な違いを楽しむ

「ラグジュアリーブランドのセルフレームでまとめてアクセントに。上からボッテガ・ヴェネタ、ロエベ、セリーヌ、バレンシアガ!」
ポップな雑貨がいいハズシになる
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「フライング タイガー コペンハーゲンの300円くらいのポーチ。財布とスマホとハンカチが入るサイズでジャケットに合わせています」
2つの香りでメリハリをきかせて
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「香水も2つあると気分転換に。エルメスのBELAMIはエキゾチックな香りで華やか。イソップのOuranonは落ち着いた気分にぴったり」