スポーツウェアを街で着るアプローチに変化が訪れている。今の気分はがぜん、アクセントとしても映えるリアルなユニフォーム。さりげなく取り入れて、若々しい気持ちで着こなしたい。クラシカルに装う7つのスタイルをご覧あれ。
カスタムした自転車に乗る週末は、クラシカルな古着のサイクルジャージーを。かわいらしいフレンチトリコロールカラーやロゴの書体は言わずもがな、新品ではあまり見ないウール地で馴染みやすく、ファッションとして着やすい。秋を感じさせる茶系のジャケパンに、足元はあえて細身のドライビングシューズで軽やかに。
サイクルジャージー¥7,700/sinot ジャケット¥96,800・ソックス¥4,400/マーガレット・ハウエル パンツ¥48,400/オーラリー キャップ¥4,200/ラファ(ラファ東京) シューズ¥12,100/プーマ(プーマ お客様サービス) バッグ¥55,000/6876×ブレディ(ビショップ)
近場へ出かけるにもユニフォームをはおったら気分がアガる。バスケットボールといえばタンクトップだが、ご覧のようにコート外ではおる軽いナイロン地のブルゾンもある。クラシカルな雰囲気を放つグリーンの一着は、ボストン拠点の名門チーム「セルティックス」のもの。スイングトップにも似たおじさん風の佇まいゆえ、太いパンツで今っぽくカジュアルに着こなしたい。
ブルゾン¥22,000/ナイキ(セレクション・インターナショナル) シャツ¥30,800/グラフペーパー(グラフペーパー 東京) パンツ¥42,900/アンスクリア(アマン) ストール¥9,350/ダブル ジェー ヘンダーソン スコットランド(ビショップ) シューズ¥154,000/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店)
国内の老舗スキーブランド・フェニックスの中綿入りジャケットは、腕まわりなどの動きを考えたすっきりとしたフォルムが特徴。リサイクルの中綿を使用して高い保温性を誇り、袖口はスキーウェアらしく絞れて冷気の侵入にも強い。都会的なネイビーのスラックスと合わせ、ギャップを楽しみたい。
ジャケット¥70,400/フェニックス(シフォン) ニット¥85,800/ハズバンズ・パンツ¥59,400/タンジェント(ともにトゥモローランド) スカーフ¥20,900/マーガレット・ハウエル シューズ¥74,800/パラブーツ × インターナショナルギャラリー ビームス(インターナショナルギャラリー ビームス)
ラコステを着るなら、名品の鹿の子ポロから冒険するのも悪くない。世界ランク上位につけるテニス選手、ダニール・メドベージェフのシグネチャーポロは、配色こそレトロだが、ウルトラドライのポリエステル地とVネックが現代的だ。ブラウンのレザージャケットにブルージーンズという廃れない組み合わせに、新鮮な抜け感を吹き込んでくれる。
ポロシャツ¥19,800/ラコステ スポーツ(ラコステお客様センター) ジャケット¥176,000/アンユーズド(alpha PR) ジーンズ¥31,900/アンスクリア(アマン)
ワールドカップが盛り上がったラグビー。強豪国アイルランドをモチーフにしたラガーシャツは、プレッピーな装いにも合うが「いかにも」な感じがしないのがミソ。オリーブのフランネルスラックスやハットとも好相性だ。
ラガーシャツ¥15,400/カンタベリー(CANTERBURY AOYAMA) ベスト¥86,900/エイトン(エイトン青山) シャツ¥39,600/サルバトーレ ピッコロ・タイ¥22,000/フラテッリ ルイージ × トゥモローランド(ともにトゥモローランド) パンツ¥72,600/フミヤ ヒラノ ザ トラウザーズ(ビームスF) ハット¥24,200/マーガレット・ハウエル シューズ¥154,000/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店)
ユニフォームをファッションに取り入れる火つけ役となったサッカーウェアは、種類も豊富。デザインだけで選ぶのももちろん大いにアリだ。濃いブルーが鮮やかな古着の一枚は、’90年代前半にKSV Sottegemというベルギーの小規模なサッカーチームで着られていたもの。どうせなら大胆なハズシとして、スーツスタイルに合わせるくらい振り切ってみたい。
サッカーシャツ¥6,600/BENE スーツ¥237,600/カルーゾ×ザ クラシック×ランド オブ トゥモロー(ランド オブ トゥモロー 丸の内店) シューズ¥25,300/クラークスオリジナルズ(ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーとTOKYO-BAY店) バッグ¥63,800/ブレディ(ビショップ)
細うねのコーデュロイで作られた、アディダス オリジナルスのトラックジャケットとパンツ。アーカイブスを着想源とした懐かしさのある佇まいが魅力で、ゆとりあるシルエットを選びたい。スポーツ然としたジャージーを上下で着るのは抵抗があるが、これは素材も色合いも程よく枯れた感じで大人っぽく、むしろ堂々と着て歩きたくなる。
ジャケット¥15,400・パンツ¥11,000/アディダス オリジナルス(アディダスお客様窓口) シャツ¥30,800/グラフペーパー(グラフペーパー 東京) 手に持ったコート¥195,800/インバーティア × ビームスF(ビームスF) シューズ¥53,900/パドモア アンド バーンズ × トゥモローランド(トゥモローランド)
Hair&Make-up:Shinya Kawamura
Stylist:Toshihiro Oku
Model:Shintaro Yuya