あくまで定番や普通であることから逸脱せず、でもしゃれていて、体型にもコーディネートにもやさしい。酸いも甘いも“はき”分けてきた中田さんだからこそわかる、傑作パンツをピックアップ。ぜひ、一本でも多くの「やさしい」パンツをスタイルに取り入れてみてほしい。
ジャージーにドレスパンツの意匠を取り入れる。その手があったか!
11POLYPLOID
脚にやさしく、ドレスパンツ並みに美しい。
Cotton100%
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charcoal
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ivory
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black
ウエスト
わたり
裾幅
股上
股下
総丈
81 ㎝
32 ㎝
23 ㎝
35 ㎝
82 ㎝
117 ㎝
サイズ3の場合
裏毛生地はふっくら柔らか
バックポケットもすっきり
「スウェットのジャージーパンツはどうしてもくだけて見えますが、布を小さくつまみ縫いしたピンタックがフロントに入るだけで、すっきりしたシャープな印象に。はいていくうちに膝が出てくるマイナス面を、縦ラインを強調した見た目で軽減できるというアイデアも素晴らしい。サイドラインと一体になったようなポケットや、内側に収めたドローコードなど、ジャージーパンツをキレイに見せるポイントが満載」
センターシームやすっきりした形はスラックスっぽく、切り替えのサイドラインや素材感はスポーティと、双方のいいとこ取りをしたポリプロイドの新型。旧式の吊り編み機でゆっくり編まれた裏毛生地は、ふっくらとやさしい。¥38,500/ポリプロイド(ライコス)
アウトドアのフリースパンツにありがちなチープさは苦手ですが、これは別格
12blurhms
毛玉になっても許せるシルクフリース
Polyester92% Silk8%
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heather
black
ウエスト
わたり
裾幅
股上
股下
総丈
76 ㎝
33 ㎝
22 ㎝
28 ㎝
72 ㎝
100 ㎝
サイズ3の場合
ドローコードで裾を調整
隠しポケットのように目立たない
「フリースパンツは生地の特性上、どうしても毛玉ができがち。貧相に見えるのがネックですが、ブラームスのフリースパンツはシルクが入ることでほんのり光沢感があって、上質に見えます。はき心地も最高。シルクと聞くと、扱いにくそうとか艶っぽく見えそうとか思われがちですが、これは、これ見よがしでない感じで手を出しやすい。デザインを削ぎ落とし、素材ありきという姿勢が好印象です」
ポリエステルとシルクをブレンドした糸で作った両面起毛のフリースパンツ。シルク独特の滑らかな肌ざわりは、一度はいたら脱ぎたくなくなるほどの気持ちよさ。シルクの吸水性&放湿性、ポリエステルの速乾性もあって機能面でも頼れる。¥47,300/ブラームス(ワンダリズム)
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Text:Masato Nachi