古着でも人気が高いラルフ ローレンは、どう取り入れる? BDシャツやチノパンなど力の抜けた大人のスタイルを見せてもらった。
夏でも黒。レーヨン素材で涼しさを
1若林伸明さん/35歳・アパレル
POLO COUNTRYのオープンカラーシャツ(used)
「古着店で見つけたポロカントリー。生産期間が短く、あまり市場に出まわってないため、迷わず買いました。惹かれたのは、黒のレーヨンを使っている点とアノニマスなデザイン。夏でも基本的に黒なので、手持ちの服とも合わせやすい。今日の足元はルメールの現行のレザーシューズ。どこかに新品を取り入れると、清潔感があってきれいに見えます」。
オープンカラーシャツでラウンドカットの裾は珍しい。「レディースなのでカフスが短いですが、袖を捲れば問題なく着られます。中はタンクトップを合わせ、首元に色気を加えてみました」。
スタイリングのセンスを試される一本です
2寺本 豊さん/49歳・会社代表
Polo GOLFのギンガムチェックショーツ(used)
「現行のポロゴルフだとここまでゆとりのあるショーツはなかなかないと思います。古着だからこそのサイズ感が良く、シアサッカー生地にギンガムチェック柄は夏にぴったり。ショーツをメインに小物で色を取り入れて爽やかに。自分の着こなしに落とし込んだらどんな感じになるのかとワクワクさせてくれるアイテムですね」。
「ショーツは裾を折って膝上丈が一番きれいに見えますね。色は小物に取り入れるくらいがバランスよくまとまる」。ローファーとベルトの色を合わせ、スタイリングを引き締めた。
ありそうでないルーズさで新鮮な気持ちになる
3西村陽一さん/37歳・美容師
Polo Ralph Laurenのボタンダウンシャツ(used)
「キッズラインの身体の大きい子ども向けに作られたシャツらしく、身幅は大きいですが、着丈が思ったほど長くないのがすごくお気に入り。胸の刺繍も生地と同系色で主張が少なく、絶妙に褪せたカラーが落ち着いた雰囲気。全体的にクリーンにまとめました。鼻緒が豹柄のサンダルでいなたさと抜け感を加えました」。
中の白Tを裾からチラ見せさせると、着こなしにメリハリが出る。「ポロのシャツはカジュアルに寄りやすいので、ボッテガ ヴェネタのサングラスでモダンな感じを出しました」。
Tイチ卒業します。羽織るだけで品良く、爽やか
4川勝聖悟さん/31歳・フレディ&グロスター PR兼EC
Polo Ralph Laurenのボタンダウンストライプシャツ(used)
「白×青のストライプシャツをずっと探していて、古着屋で偶然見つけて購入。ルーズなシルエットで、生地がパリッとしたドレスシャツのような佇まいがいい。チノパンのときは前開きで、中は白Tがベター。年齢のせいなのか、Tシャツ一枚で過ごすことが少なくなった分、夏の着こなしを格上げしてくれるシャツですね」。
「裾のカットはタックインを前提にしていますが、アウトで着てもドレープが出て、品が良い。袖も適当にまくって、アイロンはかけず洗いざらしで着たいですね」。
普通のストレートじゃないシルエットに惚れた
5竹井一雅さん/41歳・デザイナー
Polo Ralph Laurenのチノパンツ
「ブルーブルー神田で見つけて購入。ストレートのチノパンをテーパードするようにカスタムしている一本です。裾が割と細めなので、シューズはボリュームのあるニューバランスを。Tシャツはゆとりのあるオーバーサイズをタックインしてメリハリをつけました。ネイビーのワントーンですが、濃淡をつけて立体感を出すといいバランスになります」
お気に入りのポイントは、くすんだ色味とカスタムされたシルエット。ワードローブはテック系が多いが、このチノパンは使い勝手がよく合わせやすいため、夏はスタメンとして活躍中。
シャツに関するおすすめ記事はコレ!
Text:Kohei Horikomi Mayu Yamamoto