大人にとっての理想のソックスを求めて、日本最高峰のソックスブランド「タビオ メン」にウオモのわがままを全部詰め込んだスペシャルな一足を作ってもらった。一般販売はなく、手に入れられるのは8月24日発売の、UOMO10月号×Tabio MEN「ニュースクールソックス&マガジンパック」(定価1450円)だけで、3000足限定! そんな夢のようなソックスの生まれる現場に潜入して、最高品質の秘密に迫った。
UOMO10月号とソックスの豪華パックのために、特別にコラボした相手は日本最高峰のソックスを作り続ける「タビオ メン」。コラボにあたり追求したのは理想のグレーソックスだ。結局、大人が着るのはシンプルな服ばかりだし、足元は革靴のときもスニーカーのときもあるけれど、大体地味な色ばかり選んでいる。当たり前に身に着けている「いつもの服・靴」に、当たり前に合わせられるソックスを毎日履いていたい。そんなことを考えていたら、20年以上前の学生時代、制服に合わせていたネイビーや白のスクールソックスを思い出した。登校するときのローファーにも、運動するときのスニーカーにも合わせられる万能ソックス。でも大人になったことだし、青春のソックスをアップデートしたい。革靴にもスニーカーにも無理なく合わせられる中肉の太リブで、締め付けが強すぎないのにズリ落ちにくい。そして白髪混じりの髪とも相性のいいシルバーグレーをベースに、短靴とブーツとで見え方が変わるチャコールグレーの切り替えで遊び心だって忘れたくない。「あの頃の一足」がいわば「オールドスクールソックス」だとしたら、今回は「ニュースクールソックス」。色の切り替えの精密さ、発色や縫製の美しさ、何より大人に優しい最高の履き心地。見た目も品質も文句のない、タビオ メンによる理想のグレーソックスが完成しました。
いまでは稀少な日本製のソックスだが、タビオにとっては当たり前。最高品質の秘密はどこにあるのか?訪れた兵庫県加古川市の株式会社兵庫センイ・ソックスでは8月24日発売の、UOMO10月号×Tabio MEN「ニュースクールソックス&マガジンパック」のために特注したソックスの生産過程を見学し、同社の柿坪英樹社長に話を聞いた。
編立
現在、編立機は120台が稼働中。タイプによって使い分けており、1台あたりの一日の生産量は80~100足。コットンでもウールでも基本の工程は変わらない。
縫製
チューブ状に編み立てられたソックスのボディの爪先部分を縫い合わせる。不要になった編地の端切れワッカはさまざまなワークショップで活用される。
検査・表返し
ここまで裏側の状態で製造されてきたボディを筒状に表返しにしつつ、同時にほつれなどがないかチェック。まだソックスの形にはなっていない。
ペアリング・乾燥セット
蒸気を当てて乾燥させ、お店で目にする形のソックスがついに完成。社長のお話どおり、ズレなくピシッとペアが揃う光景は気持ちがいい。
――日本で流通するソックスのうち、日本製のシェアはわずか10%足らず。日本製と海外製のソックスの違いはどこにあるのでしょうか?
柿坪社長 履き心地と耐久性に大きな違いがあると自負しています。ずり落ちないようにすると締めつけが強すぎたり、逆にゴム口が弱いとダルダルに見えてしまうのですが、日本製は締めつけあとが残らず、かつしっかりフィットするように編んでいます。快適なはき心地のポイントは表に見える糸ではなく、隠れた裏糸。いいソックスは裏糸で決まると言っても過言ではないんです。几帳面に裏糸の配合を突き詰めるかどうかが日本製と海外製の違いだと思います。あとは「乾燥セット」という最後の成形。少しのズレも許さず、ペアがピシッと揃う見た目の美しさを常に意識します。
――この工場ならではの強みは?
柿坪社長 一社で全工程を網羅しているので、そのぶん細部にまで目が行き届き、結果的に高品質につながっているのかもしれません。
愛情を注いで作られた「ニュースクールソックス」。
一足と言わず、ぜひストック分までそろえてください。
素材:綿45% アクリル45% ナイロン9% ポリウレタン1%
サイズ:25~27㎝
日本製
“NEW SCHOOL SOCKS”&MAGAZINE PACK
[UOMO10月号×Tabio MEN「ニュースクールソックス&マガジンパック」]
UOMO10月号とUOMO×Tabio MENのソックス一足がセットになったパック。
本誌の内容は通常のUOMO10月号と同じです。
定価1450円
一部書店とネット書店にて3000部限定発売。
(ソックスのみの一般販売はありません)
UOMO10月号×Tabio MEN
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Photos:Yuka Ito Yoshio Kato(Still)