2023.07.23

【おしゃれな大人が語る私服愛】ザ・ノース・フェイス、ニューバランス… 写真家の「ミニマルな旅支度」6選

一年のほとんどを海外や日本の地方都市で過ごす写真家柏田テツヲさん。旅の経験を積むごとに洗練されてきた必要十分な荷物の話を、6月の滞在先オーストラリアから。

【おしゃれな大人が語る私服愛】ザ・ノースの画像_1

作品制作と語学学校に通うため5月から6月にかけて約1ヵ月、シドニーとメルボルンに滞在している柏田さんに現地から旅の持ち物を見せてもらった。

旅の持ち物

1BRIEFINGのキャリーケースとミニバッグ

「海外ではナイフで簡単に切り裂かれないバリスティックナイロンのバッグが心強い。ミニバッグは縦型でコンデジが入るマチ付きが貴重」

2MACPACのパッカブルダウンジャケット

「シドニーの6月は秋。結構肌寒かったので、急遽直営店で購入。ポケット収納型のパッカブルなので今後の旅でもスタメン入り確定です」

3THE NORTH FACEのハードシェルパーカ

「もう3年ほど、旅には必ず連れていっている万能アイテム。街でも山でも大げさに見えないアノニマスな雰囲気で重宝しています」

4MUJIのイージーパンツ

「マットなナイロンの撥水パンツ。旅にはこれの白、黒、カーキの3本だけ。ポケット内側にキーループがつくなど、気がきいています」

5NEW BALANCEのランニングシューズ「M860」

「旅先では走るので街歩きとラン兼用のスニーカーが必須です。ソールまでオールブラックであれば飲食店でも浮いて見えることはないです」

6VEILANCEの防水ハット

「ムレない、濡れない、色褪せない、旅に必要な機能が“全部載せ”になったハット。内側にドローコードがあり、風に飛ばされないのも優秀」


「昔と比べて荷物はだいぶ減りました。僕の場合、海外では街だけでなく、海にも行くし、山にも行くし、今回は学校にも行くので、いずれかのシーンに偏った服というのは非合理的なんです。逆に、どれか一つのシーンでも馴染まないのもNG。となると、あらゆる環境の中間的な機能性や見た目が必要になると気づきました。アウトドアウェアでもオーバースペックになりすぎず、それでいてデザイン重視のシティモデルに頼りすぎないようにしています。旅先の空気を感じて、その場所に合う色彩の服を現地で買い足したいとも思っているので、日本から持参する服は、旅先でどんな色が仲間に加わっても対応できるようにほぼ黒。今回のオーストラリアでは早速、マスタード色のパッカブルダウンジャケット(2)に加え、日本ではまず買わないレンガ色のパーカを手に入れました(笑)」


Profileプロフィール画像
Profile
KYOTOGRAPHIE 2023にてRUI NART Japan Award 2023を受賞。今年後半はフランスで作品制作を行い、来年はLAに拠点を移す予定。


Photo:Tetsuo Kashiwada

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