UOMO2・3月合併号のスナップ特集でキャッチしたおしゃれなあの人は、春になって何を選び、どう着ているのか? いや、そもそもどんな人なのか? ファッションのこだわりや着こなしを徹底的に掘り下げた。地方移住がきっかけでアウトドアMIXに目覚めたり、フレアパンツしかはかないなど、掘れば掘るほどエピソード盛りだくさん。パーソナリティあふれる濃い面々の着こなしをお届けします!
60~’70年代のロックな着こなしを愛してます
UOMO 2・3月合併号ではこんなスタイルでした!
「ルイスレザーを着ていたポール・マッカートニーがカッコよくて、参考にしました! この時期はルイスレザーを毎日のように着ていましたね(笑)」。
Jacket:
Ringer-T:
Pants:
Eyewear:
Watch:
Boots:
Levi’s®(’50s 2nd)
Godard Haberdashery
Godard Haberdashery
CELINE
Cartier
Le Yucca’s
坂巻凜太郎さん(Steady Study PR)
好きなブランド:Godard Haberdashery、Supreme
自然あふれる場所で友人と焚き火や温泉、BBQを楽しむのが休日の過ごし方。
「海外誌でザ・ストロークスのボーカル、ジュリアン・カサブランカスがセリーヌのサングラスをかけていたのがカッコよくて、取り入れました(笑)」。
Jacket:
Ringer-T:
Jeans:
Boots:
Lewis Leathers
Godard Haberdashery
Levi’s® 501®(’60s)
Le Yucca’s
「リンガーTは首元がアクセントになって春のインナーとして重宝します。レザージャケットのシャープさを残しつつ、リンガーTのポップ感でスタイリングのバランスをとりました」。
春はリンガーTが熱いです
「リンガーTは去年から古着で探していましたが、理想的なものになかなか出会えなくて…。絶妙なサイズ感とポップな色味がツボです」。
Jacket:
Sweatshirt:
Jeans:
Cap:
Boots:
’60s used
Godard Haberdashery
Levi’s 517TM(’80s)
NIKE
Le Yucca’s
映画『トップガン マーヴェリック』を最近見て、久々に引っ張り出したMA-1。「映画でトム・クルーズが着ていたのは襟のあるCWUですが、雰囲気だけでも彼みたいに着こなしたくて(笑)」。
短丈で軽いオンスのスウェットが好み
「スウェットのサイズ表記はXLですが、小さく見えます。この年代のスウェットは元から縮んでいるものが多く、そのシルエットが今の気分に合ってます」。
※グレースウェット以外、リンガーTとスウェットはGodard Haberdasheryのもの。
501®︎は
ハーフクッション
517TMは
ワンクッション
「革靴を合わせたときにジーンズのシルエットがきれいに見えるレングスにこだわりたいですね。ヴィンテージでベストなものを探すのもひと苦労です(笑)」。
Jacket:
Sweatshirt:
Jeans:
Eyewear:
Loafers:
Levi’s®(’50s 2nd)
’60s vintage
Levi’s® 501®(’60s )
金子眼鏡
J.M.WESTON
「スウェットの裾をGジャンから少し出して着ると、バランスよく仕上がります。尾崎豊をイメージしましたが、メガネはジョン・レノン…。二人ともリスペクトした形です(笑)」。
マイベーシック=ヴィンテージのリーバイス®︎
「大学生の頃に聴いていた尾崎豊のデニムのセットアップ姿に憧れて、デザインとサイズ感だけを頼りに初めてGジャンを購入したのが2年前。それからいろいろ掘るうちに沼りました。去年、富ヶ谷にある古着屋ミスタークリーンで購入した2ndは特に思い入れのある一着です」。
Jumpsuit:
Cap:
Boots:
Supreme
NIKE
Blundstone
「ロゴが前面に出ているものより、アノニマスなデザインに惹かれることが多いです。このツナギは天候関係なく着られて、休みの日はこればかり着ています」。
「らしくない」シュプリームに惹かれます!
Cardigan:
Sweatshirt:
Pants:
Eyewear:
Sandals:
Godard Haberdashery
Champion(used)
COMOLI
guépard
BIRKENSTOCK
「太めのホワイトデニムとビルケンに蛍光グリーンのニットカーディガンを合わせたザ・ウオモスタイル」。
Jacket:
Knit:
Pants:
Eyewear:
Loafers:
OVERCOAT
Godard Haberdashery
OVERCOAT
金子眼鏡
J.M.WESTON
「普段はあまりしない着こなしですが、着るだけでサマになるセットアップはあると便利です。これはオーバーコートのものですが、ウール×コットン素材のため、春でも活躍しそうです」。
UOMO編集部(以下、U):ファッションはいつから好きだったんですか?
坂巻さん(以下、S):大学生の頃からです。当時はフィップスやナマチェコなどのモードな服が好きで、今とは系統が異なりましたね。
U:意外なチョイスですね。いつから今のスタイルが坂巻さんの中で確立したんですか?
S:社会人になり、自由に使えるお金が増え、古着にハマりだしてからでしょうか。ただ、ルーツは父親の影響が大きいかもしれません。子どもの頃から車でかかっていた音楽はビートルズで、自然と聴くようになりましたし、’60〜’70年代のビートルズのビジュアルもスタイリッシュで、ファッションに落とし込めたら面白いだろうなって。
U:坂巻さんのスタイルのよさが最大限発揮できる着こなしですよね。好きなブランドはゴダールからシュプリームまで幅広いんですね。
S:実際は毎日同じ格好でもいいのですが、この業界にいると新しい服に触れる機会が多いので、とにかくシルエットやデザインが気に入ったら、買って着てみるのも勉強だと思っています。購入してからその服について学び、スタイリングを考えるのが楽しいですし。
U:ネットのなかった時代のアナログなファッションの楽しみ方ですね。
S:服は買ってからどう着ようかを考えるのがいちばんワクワクします!
Composition&Text:Kohei Horikomi