白は最もプレーンで身近な色。しかしアイテムによってはただ無難なだけでつまらなく見えることも。そこで、この春に選ぶべき、ちょっと視点をずらした強い白アイテムを厳選。シャツもパンツもアウターも、あえてちょっと野暮ったいくらいのものを選び、黒とは合わせない。それがフレッシュに見せるポイントだ。
定番色こそ〝置きに〟いかない。攻めの白はいかがですか
1BODHIのニット 2BEN DAVISのワークパンツ
定番「ゴリラカット」は白で攻める
“白いパンツ”にはどうも艶っぽいイメージがあるけれど、「ゴリラカット」と呼ばれるベンデイビスの極太ワークパンツなら着こなしに程よくいなたさが加わってちょうどいい。ボーディのカシミヤ混サマーガンジーニットも、ざっくりとしたフォルムや素材感、生成りっぽいオフホワイトの色味が軽やかさを印象づけて気負わず着られる。足元には、黒だとコントラストが強すぎるのでこげ茶のスエードサンダルを。
ニット¥49,500/ボーディ(alpha PR) パンツ¥9,680/ベンデイビス(プロップスストア) サンダル¥61,600/コム デ ギャルソン・オム(コム デ ギャルソン) その他/スタイリスト私物
3BIRKENSTOCKの「ボストン」
話題の“白いビルケン”でウォッシュドデニムをアップデート
言わずと知れたビルケンシュトックの名品「ボストン」。黒やミンクといった定番色もさることながら今年は新作の「アンティークホワイト」が面白い。ブルーデニムにラフに合わせてもクリーンにまとまる。
サンダル¥19,800/ビルケンシュトック(ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス) デニムパンツ¥10,780/カーハート(ハイ!スタンダード) その他/スタイリスト私物
4Southwickのキャップ 5Pilgrim Surf+Supplyのアノラック
夏の街で映えるのは、白いアウトドア
軽やかで防風性のある薄手のナイロンプルオーバーアノラックも、プレーンな白を選んでみるとスポーティさが程よく抑えられて大人っぽい。合わせのキャップも白でまとめれば、アウトドアミックスの着こなしがぐっと都会的かつソリッドなムードにブラッシュアップ。
アノラック¥41,800/ピルグリム サーフ+サプライ キャップ¥6,050/サウスウィック(シップス 銀座店)
6REDKAPのワークシャツ
タフなはずのワークシャツがむしろ端正に
シンプルな白シャツをちょっと新鮮に着たい。そんな気分にマッチするのがアメリカの老舗ワークウェアブランドの一枚。タフな生地感とユニフォームライクな佇まいが着こなしをピリッと引き締める。
シャツ¥8,250/レッドキャップ(ハイ!スタンダード) パンツ¥49,500/カルーゾ フォー ビオトープ(BIOTOP) ベルト¥19,800/メゾンポワネ(エディフィス 新宿店) その他/スタイリスト私物
Hair:AMANO
Stylist:Shuhei Yoshida
Model:Riku Tanaka
Composition&Text:Kai Tokuhara