大胆なブリーチ加工が印象的なデニムのカプセルコレクションがドリス ヴァン ノッテンから限定リリース。ブルーデニムを徹底ブリーチし、微妙に残る薄いインディゴが見た目にも涼し気だ。デニム加工の職人技を堪能したい。
パリコレブランドの「Dries Van Noten(ドリス ヴァン ノッテン)」が、アーティナザルな染色技術とブリーチ・ディッピング(薬液漬)加工のプロセスを経たデニムのカプセルコレクションをリリース。
4月19日(水)から「ドリス ヴァン ノッテン」実店舗とオンラインストア、カナダの通販サイト「SSENSE」とモントリオール本店で限定発売中だ。
このカプセルコレクションのラインナップは、カジュアルアウター・シャツ・ジーンズ・ショートパンツ。メンズとウィメンズそれぞれでトータルコーディネートが可能なワークスタイルが軸となる。無骨で粗野なはずのワークウェアに洗練された大人の色気を漂わせるデザイン性は、さすが「ドリス ヴァン ノッテン」。
ラフでランダムな味付けというよりも、はっきりと濃淡が際立つツートーンで加工し、ブリーチを経たホワイト箇所にもインディゴブルーが僅かに残る。むしろ、純白よりも清涼感が際立つ印象だ。
ちなみにこの加工技術は、ドリスと同郷であるベルギーの現代美術家、故・ジェフ・ヴァーヘイエン(Jef Verheyen)のお家芸であった抽象的な光と色のグラデーションアートを、今から10年以上前にアパレル生産工程に登用したものである。
高彩度の色が同一ファブリック内で対照的な色調に変化するそのアプローチは、自社ブランドの技術革新によってアパレル生産過程に組み込むことに成功。見事に実装し、コレクションは2011年春夏ウィメンズコレクションで初めて発表されたのだった。
これぞ、大人が着用すべき夏デニム。見た目に涼し気なデザインデニムで夏を迎えたい。
最後に、果敢にモードに攻めるならば、メンズのブリーチロングスカートがお勧め。ウエストは36インチまでカバーしている完全メンズ仕様、しかも通常のデニムパンツよりもリーズナブルなのだ!
大人がはくべきデニムをもっと知りたい!