連載「くらべてみました」特別編。今回は、新作でも展開が多い定番服から4ジャンルをピック。似たもの同士の着心地やディテールを細かく着くらべる中で、それぞれにとってベストな一着は?
試したのはこの3人
西村陽一さん
美容師
藤森裕輔さん
会社員
無地のグレースウェットこそ生地や細部にこだわりたい
LOS ANGELES APPAREL
14オンスと厚手の生地を使用。タフな作りに加えて防縮加工が施されているのが◎。フィッティングはオーバーサイズ。¥11,500/ロサンゼルス アパレル(ロサンゼルス アパレル ジャパン)
美容師という仕事柄、汚れても気軽に買い替えられる金額なのはかなりありがたい。ただ、生地の目が詰まっているのでちょっと動きづらいかも…そのぶん、この中ではいちばん暖かいです。
★★★
しっかりとしたボックスシルエットで、今っぽく着られる定番のスウェット。アメリカのブランドらしくゴワッとした肉厚な生地が好み。裏起毛は、春夏ではさすがに暑いですが…。
★★★
しっかりとボリュームのある地厚な生地は着込んでからの風合いの変化が楽しみ。身幅はたっぷりあるので、存在感が大きい。リブの締めつけがもう少し強いとなおよし。
★★★
mocT
しっかりとした目詰まりながら、伸縮性のある糸を用いることで、着やすく作られている。シルエットはあえて少し大きめ。杢糸によるヴィンテージライクな風合いも特徴。¥20,900/モクティ(ユナイトナイン)
触り心地がとても滑らかです。佇まいがクリーンなので、一枚で着るより、中にシャツを着たほうがよさが出ると思います。リバースウィーブのような脇下のリブはないほうが好み。
★★★★
My Choice
「適度な肩の落ち感がきれい。裏毛だから通年で着やすい!」
普段着ているスウェットよりオンスはちょっと頼りないけど、柔らかな着心地とサイズ感がハマった。Tシャツを挟んでオールシーズン着られるくらいの裏毛が、いちばん使い勝手がいいです。
★★★★
My Choice
「古着っぽい雰囲気にしっかりとしたリブ、これは欲しくなりました」
長めにとられた裾&袖リブがヴィンテージのような雰囲気を醸していて、古着好きにはたまらない。裾がパンツの上できちんとホールドされてずり落ちないのもうれしい。
★★★★
blurhms
ヴィンテージを思わせるスウェット地をハイゲージで編み立てた一枚。肉厚なTシャツ感覚で着られる。¥20,900/ブラームス(ワンダリズム)
My Choice
「ロンTのように薄いから、ラクだし肩の落ち感も美しい」
絶妙な生地の薄さと着やすさに感動した。ネックが広いので、タートルネックの上に重ねるくらいがちょうどよさそう。裾のギャザーもいい具合にアクセント。これは欲しいです!!
★★★★★
M
チャンピオンのように目が詰まったものが好きな自分には、ロンTに近い生地だと心もとない。サイズ感はベストですが、生地が薄いこともあって、裾リブのシワが強調されて見えるのが苦手。
★★
裾のリブによりギャザーが生まれ、自然にブラウジングしてくれる。思いっきり肩が落ちたデザインも新鮮。欲を言えば、首元がもう少し詰まっているほうが自分は好みです。
★★★
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Text:Sayako Ono Mayu Yamamoto