旅のモチベーションを左右すると言ってもいい重要な相棒=バッグ。重視すべきは収納力? 使い勝手のよさ? 出張や旅行によく行く旅上手の3人が、人気のモデルを徹底検証!
2泊3日の旅バッグを選ぶ4つの条件
01. オーバースペックすぎない容量
02. 持ち運びしやすい大きさ
03. 使い勝手のよいポケットの数
04. どんな服装にも合うベーシックな黒
試したのはこの3人!
(左)川辺圭一郎さん/TOMORROWLAND PR兼バイヤー
(中)西野大士さん/にしのや ディレクター
(右)堀井隼弥さん/会社員
Matador SEG45 Duffle Pack
〈W26㎝×H55.9㎝×D23.4㎝〉 45L ¥28,600
整理整頓を考えて設計されたバックパック。前面に配置された5つのポケットはアイテム別や日別に荷物を分けて収納することが可能。
開口部が広く収納力は見た目以上/背面はタフで見た目もいいリップストップナイロン仕様
ポーチいらずのポケットが優秀すぎる
2泊3日に十分な容量で、旅先でのお土産も余裕で入る安心のサイズ。いろいろな荷物を分けて収納できる5つのフロントポケットのディテールに感動しました。アウトドア色が強いので、ビジネスよりはアクティブな旅行向きかな。(西野)
背負ったときにバックパックの重心が高めになるように設計されているので、重い荷物を持ち歩いても疲れにくい。フロントの5つのポケットは思った以上に使い勝手がよく、荷物をポーチで小分けにする必要がなくて画期的!(川辺)
THULE|Aion Duffel 35L
〈W52㎝×H32㎝×D30㎝〉 35L ¥30,800
ダッフルバッグには珍しい両開き仕様で荷物が取り出しやすい。仕切りにはPCやタブレットを衝撃から守るパッド入り専用スリーブ付き。
ナイロンテープでワンアクションで開く内ポケット/汚れたシューズと衣類をしっかり仕分け可能
ダッフルバッグらしからぬ使い勝手のよさ
開口部が広く、PCやタブレットの収納と汚れ物の収納を分けるなど、旅の用途に合わせた使い方ができるのがいい。容量は35Lですが、それ以上の収納力を感じます。カジュアルなデザインなので、スーツでの出張時などは使いづらいかも。(堀井)
ダッフルバッグってPCを底に入れるしかなかったけど、これは間仕切り部分にパッドスリーブがあるから安心。ビジネスのことも考えられていて気がきいてる。肩パッドにしっかり厚みがあって、持ち運びしやすいのもいいですね。(西野)
MONOLITH 2WAY PRO L
〈W33㎝×H46㎝×D18.5㎝〉 18L ¥48,400
PCスリーブ、頻繁に取り出す小物用のマグネットポケットなどガジェット収納に特化した機能が充実。バックパックにもなる2WAY仕様。
マグネットポケットでスマホを取り出しやすい/スムーズに出し入れしやすいPCスリーブ
ガジェットの多い出張では敵なし
ビジネスシーンと好相性なミニマルなデザインがカッコいい。中には仕切りがたくさんあるので、シャツやスーツの収納に便利。ただ容量面が少し不安なので、1泊くらいのコンパクトな出張向けかもしれませんね。(川辺)
ビジネスバッグとスーツケースを足して2で割ったようなバッグ。両開きで一度に中の荷物が見られるのはやっぱり便利。かつ中身が見えるメッシュポケットが多く、細かいものも迷子にならず、パッキングしやすそう。(堀井)
MILLET EXP 35
〈W32㎝×H53㎝×D23㎝〉 35L ¥23,100
背面から底部まで大きく開くバックパック。スーツケースのような荷物の出し入れが可能。2Lのペットボトルが入る大型サイドポケットも◎。
水筒やアウターも収納できる大容量サイドポケット/底部にはシューズ専用ポケットを配置
シューズ専用ポケットで出張用革靴も楽々
腰や肩のパッドが厚くて、長時間の使用に耐えられる作りは、さすがアウトドアブランド。出張時は必ず靴を一足持参するのでシューズポケットがあるのはありがたい! ハイカットのボリュームスニーカーも余裕で入りました。(西野)
水筒や折りたたみ傘など旅先で必要なものをサッと出し入れしやすいサイドポケットの使い勝手が抜群。中面には視認性の高いブルーを採用していて荷物がパッと見やすい。ありがちな黒と比べて一瞬で何があるのかわかるので便利。(川辺)
TUMI WHEELED DUFFLE CARRY ON
〈W35㎝×H55㎝×D23㎝〉 40L ¥121,000
満場一致の最強旅バッグ! 空港・機内で2WAYが便利すぎる!
2輪のキャリーケースとしても、格納式のショルダーストラップを使ってバックパックとしても使用可能。ジップにはTSAロックを標準装備、セキュリティ面も安心。
キャリーケースにもバックパックにもなるので、空港や駅で臨機応変に持ち替えることができる。このサイズで軽量なのもいい。満点です!(西野)
メインポケット以外のサブポケットも充実しているので収納力は問題なし。上品な見た目に優れた機能性を兼ね備えた文句なしに最高の旅バッグ。(川辺)
子どもと旅行する際など、2〜3泊分の着替えプラス一人分の荷物も十分収納できるサイズに満足。棚上げしやすい持ち手も気がきいてる。(堀井)
満場一致の使い勝手のよさ! 最強の相棒はTUMIに決定!
西野 “2泊3日の旅”を考えての収納力、持ち運びやすさ…欠点が見当たらない。旅行バッグはこれに買い替えます!
川辺 即決(笑)。機能もデザインも申し分ないですからね。
西野 国内出張が多い自分が最終的に行き着いたのが、小さいキャリーケース一台なんですよ。
川辺 僕もキャリータイプで自立できるものを選んじゃいます。
堀井 わかります。飛行機や新幹線での移動って、待ち時間が長くなることもあるので、自立してくれるとありがたい。
西野 あと、これなら機内から降りるときに便利だと思うんです。着陸後ってわれ先に降りようと機内が混雑する。通路が狭いからキャリーケースだと気兼ねするけど、そんなとき、バックパックにして背負って降りて、空港内でキャリーに“変身”させる。これで到着時の戦いを勝ち抜けると言っても過言ではない。
川辺 確かに! その使い方だとスムーズに移動できそう。
西野 フォーマルな装いにもカジュアルなスタイルにも、ハマるのもポイント。
堀井 四隅がしっかりしているので物をたくさん入れられるし、かつ整理もしやすそう。僕は旅先に本を4〜5冊持って行くので、すぐに取り出せる大きめな上部のポケットが気に入りました。
川辺 いいですよね。何かとすぐに物を出し入れしたいときってあるので、ここにポケットがあるかないかって大事。細かな部分まで気遣いを感じる旅バッグですね。
バックパックに関するおすすめ記事はコレ!
Stylist:Masashi Sho
Composition&Text:Mayu Yamamoto