冬に着る服も、その着こなし方も決まっていて、どうするべきかわかっている=スタイルがある男たちの話をまず聞いてみた。東京をはじめ、福岡、ミラノ、パリ、ニューヨークの8人の気分とは?
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NICOLAS GABARD ニコラ・ガバール/パリ HUSBANDS Founder
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HUSBANDS
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どんな場面にも対応するスーツが基本
パリ2区にあるハズバンズ パリのオーナー、ニコラさん。ブティック名はジョン・カサヴェテスの映画に由来するというだけあって、’60~’80年代のメンズウェアから着想された、どこかノスタルジックなスーツスタイルを得意とする。「私が常に身につけるのは基本的にすべてハズバンズのもの。ワードローブの基盤はあらゆるシーンに対応するスーツです。イギリスの生地をイタリアで仕立て、着方でフレンチスタイルに落とし込んでいます」。
A「この冬は黒のテーラードフランネルジャケットと上質な黒のカシミヤタートルネックセーターを組み合わせて着るのが気分です。週末には、このジャケットとニットはそのままで、リーバイスやラングラーの古着のジーンズを合わせて少しカジュアルにしています」。
B「’70年代風のシルエットが好きなので、ボトムはワイドなストレートトラウザーズが定番です。このパンツは光沢がありオーセンティックでありながらエレガントな雰囲気が出るところが気に入っています。ロング丈のスリムジャケットとのバランスも抜群なんです」。
C「スーツには普通、ビジネスシューズを合わせると思うのですが、ブーツを合わせると夜のカジュアルなパーティに映える粋な雰囲気になります。少しヒールのあるカーフレザーのジップアップブーツを選んでエレガントに仕上げるのが、大人のパリジャンですよ」。
Coordination&Text:Mami Okamoto