1975年アメリカ生まれのライフスタイルブランド「トゥミ(TUMI)」は、ビジネスバッグやトラベルバッグをはじめ、近年ファッションアイテムとして人気の高いアイウェアも展開。質実剛健なトゥミのバッグと同じく、アイウェアも卓越した品質と耐久性に、洗練された機能性を持つデザインで世界中の大人の男性たちに広く支持されている。
今回の試着ルポでアイウェアを探しに訪れたのは、UOMOでもお馴染みのモデル黒澤怜慈。
「小さい頃から目が悪いこともあって、プライベートでメガネは必需品です。いつも丸っこくてかわいい感じのタイプばかり選んでしまいがちなので、この夏は少し大人っぽく見えるものを探してるんですよね」。まずは新たな一本に出会うべく、眼鏡市場の旗艦店である新宿東口本店へトゥミの新作をチェックしに訪れた。
シンプルだけど“ワザあり”なトゥミのサングラス
眼鏡市場 新宿東口本店は、地下1階から8階まで全9フロアの大型店舗。最新鋭の視力測定機を完備しており「目年齢」や「夜間視力」の測定まで行える。さらにパーソナルカラーアナリストによるパーソナルカラー診断も。似合うフレームの色を診断してくれるサービスが無料で受けられる(完全予約制)。
サングラスを中心に扱う1階で出迎えてくれたのは、店長の太田誓志さん。メガネのコーディネート提案だけでなく、ライフスタイルのシーンに合わせた度数のアドバイスなども行う「見え方アドバイザー」の資格を持った、この道17年の大ベテランだ。
黒澤:TUMIのサングラスってこんなにたくさん種類があるんですね。じつは僕、サングラスを持っていないからずっと探してたんです。
太田:ベーシックなデザインのものが多いので、どれでもお似合いになりそうです。フレームはアセテート(樹脂)とチタンを使ったモデルがあるんですが、どちらも驚くほど軽い掛け心地です。
黒澤:持っているメガネがこういうウェリントンのタイプなので、違和感なくかけられそう。このなかで太田さんのおすすめはありますか?
太田:おすすめはクリアフレームの「STU127J」です。TUMIにいままであまりなかった雰囲気のモデルなんですが、とてもスタイリッシュでカジュアルなファッションに合わせていただきやすいと思います。
黒澤:クリアなフレーム、夏っぽくていいですね! 僕、レンズはグリーンが好きなので好みです。
太田:フレームは薄くて軽い、高密度なアセテートを使っています。あと高精度なレンズを使っているので、視界も鮮明でクリア。ほかにも新しいモデルが4階にたくさんあるので、ぜひ色々と試してみてください。
知的で大人っぽい新作フレームをチェック!
4階は海外ブランドの限定ラインや日本の職人謹製のメガネなど、こだわりのアイウェアを厳選したフロア。若い世代から年配の方まで幅広い層が訪れるが、とくに30〜40代の男性に人気がある。
黒澤:メガネもたくさんあって気になりますが、やっぱりウェリントン型は、いつもかけているからしっくりくるかも。これはなんていうモデルですか?
太田:新モデルの「VTU134J」です。このタイプはカジュアルにもフォーマルにも合わせやすい、持っておいて間違いのない一本ですね。見た目はボリューム感があるんですが、サイドにβチタン製のバネが付いているので、長時間掛けていても疲れにくいのもポイント高いです。
黒澤:うわ、チタンのフレームめちゃくちゃ軽い! いつもかけてる自分のメガネと重さが全然違う。これは衝撃です。
太田:そちらも新モデルの「VTU136J」ですね。フレームにチタンを使ったモデルは本当に軽いですよね。まさにストレスフリーな掛け心地。
黒澤:いつもごつめのセルフレームを選びがちなんですが、この軽さにはやられました。デザインも大人っぽくてスタイリッシュだし新鮮です。
太田:とてもお似合いになりそうです。メガネは、気になったらとにかくなんでもかけてみることをおすすめします。実際にかけると思ってたより似合った、ということはよくあります。気になったモデルはぜんぶ試着してみてください。
黒澤:はい!
新作アイウェアから5本をセレクト
「うーん、どれにしよう。シンプルだけどデザインのバリエーションが豊富で、本当に迷います」。フレームの素材やシェイプ、テンプルのディテールのこだわり。太田店長からのアドバイスを受けながらじっくりと吟味した黒澤が、気になる新作モデル5本を試着。
01|VTU133J
ボストンシェイプのクラシックな丸みと、ウェリントンシェイプのカジュアルな四角さを融合させたバランスの良いフレーム。さまざまな顔の形にフィットしやすく、知的で親しみやすい印象を与えるので、幅広いシーンで活躍する。フレームにはβチタンのシート材を折り曲げ、バネ性を出したテンプルを使用しているので長時間掛けていても疲れにくい。テンプルの「TUMIレッド」のラインがポイント。
02|VTU134J
クラシックでフォーマルな印象を与えるスクエアシェイプ。直線的なラインはあらゆるタイプの顔の形に似合う、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンで使いやすい万能な一本だ。視覚効果も高く、知的で落ち着いた印象を与える。素材はアセテートを使用。TUMIの「T」をモチーフにした、ステンレス製のロゴパーツが静かに主張する。
03|VTU135J
シャープなスクエアシェイプのフルリムモデルは、直線的なラインが大人っぽく洗練された印象を与えるデザイン。ビジネスからカジュアルな場面まで幅広く使える。フロントはチタンシート材にカッティングを施し、テンプルにはTUMIのブリーフケースなどに使われている、バリスティックナイロンを模したアセテートが使用されている。
04|VTU136J
上部のフレームが眉毛のラインに沿ったブローナイロールモデル。角が鋭く直線的でエッジの効いたデザインは、スタイリッシュでモダンな印象を与える都会的な一本。テンプルはTUMIのキャリーケースなどで使われている「19 degree」をコンセプトにした、立体的なデザインが施されている。チタンを使用したフレームに加え、フルリムモデルに比べ軽量なので長時間の装着も快適だ。
05|STU127J
直線的なラインが顔の丸みを引き締め、バランスの取れた印象を与えるスクエアシェイプ。薄くて高密度なアセテートを使用したフレームは、締めつけ感のない軽い掛け心地。ヨロイからテンプルにかけて施されたTUMIの「Bleeding T」をコンセプトにしたデザインがポイント。
太田:ご試着してみていかがでしたか?
黒澤:試着したらぜんぶ良かったので、ぜんぶ欲しくなってしまいました(笑)。とくにチタンのフレームの軽さには衝撃を受けました。それとどのモデルも素材に高級感があって、掛け心地も軽い。ディテールもトゥミのバッグのデザインとさりげなくリンクしていたりするところなんかも大人っぽくて惹かれます。
太田:5本のなかで、お気に入りのモデルはありますか?
黒澤:どうしても1本選ぶとするなら、チタンの軽さとおしゃれさのバランスがちょうどいい「VTU133J」ですね。夏はキャンプへ行ったりアウトドアで遊ぶ機会が増えるので、軽いっていうのはかなり需要。カジュアルすぎないデザインなので、普段使いにもいいし。でも、本音を言うと全部欲しいです(笑)。
太田:またのご来店お待ちしてます(笑)
黒澤:また来ます!