服好きたちが注目のアイテムを実際に試着しながら、デザイン、着心地、機能性など、さまざまな観点からシビアにレビューする人気企画「試着フェス®」をアップデート。アイテム別に10部門に分けたうえで、参加者65人が厳正に順位づけ。各部門でBEST3に輝いた選りすぐりだけを紹介します。何を買うべきかがひと目でわかる、春のマストバイリストです!
BEST3|LEMAIRE
フロントのプリーツとウエストバンドに長方形のステッチを施した、ワークウェアのような雰囲気。足首からテーパードさせたシルエットが上品な印象を演出する。快適なはき心地を生む、柔らかなヴァージンウールを採用。
水澗航(ENKEL 主宰):圧倒的な生地のクオリティ。ディテールにファッション性を感じる
浅見翔(会社員):光沢のある素材やストンと落ちるラインに品を感じる。さらにタックインしたときの腰まわりが抜群にきれいで感動!
武石勝高(会社員):立体的なシルエットと薄すぎない生地で、わかりやすく太い!ってわけではないけど、はきやすさをしっかりキープしている。ウエストラインの芯が柔らかいので、圧迫感がなくて快適。
BEST2|YLÈVE
’90年代を意識したツータックのスラックスは、太腿部分の幅を広く取ったテーパードシルエットが特徴。サステナブルなヘンプとオーガニックコットンを混紡した生地によって、しなやかな風合いが楽しめる。横から見たときのシルエットも端正な仕上がり。
松岡歩(ディレクター):「漆黒」というくらい深い色だけどきれいなシルエットで重く見えません
安藤大海(WEBディレクター):ヘンプとコットンのブレンドの割合がちょうどよく、重すぎないさらりとしたタッチで通気性も高い。ゆったりシルエットだけど、野暮ったく見えずエレガントな佇まいが好きです。
安武俊宏(BEAMS オウンドメディアマネージャー):はいたときそこまで太さを感じないということは、お尻のパターンがしっかり作られている証拠。シワがつきにくいのもいい。
BEST1|Cristaseya
独特な張り感と上品な微光沢は、和紙54%と綿46%を混紡した特別な生地によるもの。ズドンと真っすぐ落ちるワイドストレートのシルエットが存在感抜群。見た目は重いが爽やかなはき心地で、春夏のTシャツスタイルを格上げしてくれる。
斉藤紘士(会社員):極太ストレートながらあくまで上品。スラックスへの考え方が変わった!
山崎裕太(会社員):ボリュームのある太めのシルエットながら、シャリッとしたドライな質感とはき心地で軽やか! 仕立てがとにかく丁寧。
平沢幹太(FOLL デザイナー):和紙は形態安定性が高くて型崩れしづらいから、ラフにはいてもシルエットがずっときれいですね。この素材を太いツータックスラックスにするのが珍しいと思う。気にせず洗濯できるのもいい。