これまでUOMOではあまり紹介してこなかった新進気鋭の「初耳ブランド」のアウターもジャッジしてもらった。こちらの部門では、ほかでは見られない個性的なアウターに票が集まっていた。
5位|BISOWN
セレクトショップなどでバイヤーを務めた中出由佳が設立したブランド。尾州の機屋にて見つけたデッドストックのファンシーツイードを採用。
安武 俊宏(ビームス オウンドメディアマネージャー):レディスアイテムのような繊細さが漂っている。今日着ているチマヨベストともVゾーンがリンクして面白い。
大村 佳大(医師):新感覚のノーカラージャケット。カーディガンの延長ではおることができる。粗めのツイードに温かみを感じた。
4位|ROLD SKOV
デザインから製作まで、すべてイタリアで行っている。こちらのジップアップブルゾンは、適度な毛足のモヘアニットで上品さが際立つ。
桂 大地(エディフィス PR):袖丈・着丈が長めで、ネックも高めといういい意味で変なバランスが玄人っぽくて好き。ブラックジーンズとブーツを合わせたらカッコよさそう。
三尾 友宏(会社員):アーム太めで、中に着込んでも問題なし。スタンドカラーもスタイリッシュ。
3位|Tonywack
ミニマルなデザインを得意とする韓国・ソウル発の新ブランド。カーフスエードを使いながら、少し短めに設計された着丈が見事。
石川 諒(公務員):コンパクトなサイズ感が新鮮。上質なスエードでこの価格はむしろ安い。
堀内 武蔵(会社員):丈の短さとアームの長さのバランスがとてもいい。きれいなブラウン。韓国ブランドは若い世代のイメージがあったが、これなら大人も着られる。
2位|BLACKBIRD
大宮のセレクトショップ「WHITE ALBUM.」のオーナーが中心となったレーベル。老舗メーカーのツイード生地を使っていて、クラシカル。
綾 瞳(会社員):クラシックなツイードジャケットでありながら、裏地のグラフィックにパンク魂を感じる。もちろん大好きです。
横澤 茂行(会社員):服というよりもはやアートというべきジャケット。ボタンのデザインなど、ディテールも遊び心が詰まっている。
1位|vowels
勢いある新ブランドの攻めたダウンがトップ人気!
新進気鋭ブランドのアウターが揃うこの部門のラックを見た人が必ずといっていいほど手に取っていたのが、バウルズのグリーンのダウン。デザイナー・八木佑樹氏がアメリカと日本の2拠点で展開するブランドだ。ボディにはリモンタ社の生地を使っている。
佐野 純平(人事コンサルタント):着るまでは難しいかもと思ったけど、鮮やかなグリーンがコーディネートをフレッシュにしてくれてよかった。これくらい明るいと、冬の足取りも軽くなる。ポジティブになれそうなダウン。
松山 勝範(会社員):オーバーサイズすぎずちょうどいい。太めのパンツとも好相性。フードが欲しいかも!