デニムジャケットは細かな違いを比較しながら順位をつけてもらった。1位に輝いたYのジャケットは着丈が長いカバーオールタイプ。普段あまりデニムジャケットを着ない人が特に注目していた。
5位|EDWIN FOR MARGARET HOWELL
21年目になるエドウインとのコラボ。今回はリサイクル糸とオーガニックコットンの混紡生地を初採用。
大西 亮(会社員):シンプルなデザインを突き詰めている。フロントまわりがほかのジャケットに比べて、すっきりとした印象。丈と身幅のサイズバランスは完璧だが、袖がちょっと長すぎるかもしれない。
福嶋 一敏(会社員):クセのない端正なGジャン。身幅が広く設計されているので、どんなパンツでも合わせやすい。
4位|Indigo Camping Trailer
職人の手仕事にこだわったビズビムのコンセプトブランド。天然染色加工を施すことで、深みのある色味に。
宮脇 亮多(公務員):ステッチの2色使いやボタンの加工が唯一無二。生デニムなので、経年変化もどうなるか楽しみ。
平沢 幹太(FOLL デザイナー):ベーシックなデニムジャケットと思いきや、サイドにファスナー付きポケットがあったりと細かいディテールにこだわっていて好きでした。2枚袖だからこそ成り立つシルエットもよかった。
3位|T.T
ブランドの象徴でもあるデニムジャケットは1920年代のヴィンテージデニムの作り方を忠実に再現し、独自に再構築。ムラのあるインディゴはオンリーワン。
松岡 歩(ディレクター):ディテールの削ぎ落とすところ、残すところのさじ加減が絶妙。見た目はヴィンテージデニム、着てみるとモダン。このバランスがたまらない。
矢本 亮太(ビューティー&ユース PR):ゆるめにアレンジしているものが多い中で、これはジャストフィットで勝負しているのが気に入った。タイトだけど、野暮ったさはまったく感じない。
2位|CIOTA
シオタが今季からデニムをリニューアル。生機デニムを採用し、着心地のよさはそのままに、ヴィンテージデニムのような風合いと経年変化を楽しめるようになった。
瀬間 智義(会社員):伝統的なデザインを踏襲しつつ、アームホールを広くしたり、ゆとりのある身幅にアレンジされている。デニムオンデニムに挑戦したい!
野口 聖純(会社役員):ワンウォッシュの色味が好み。少しだけ赤みがかったブルーで、いい色落ちが期待できそう。程よい短丈でシルエットがきれいですよね。
1位|Y
久しぶりに挑戦する人はカバーオール型を支持!
デニムジャケットとしては珍しいクリーンな佇まいで人気を集めたY。ほかのアイテムより着丈が長いのもポイントに。オーガニックコットンを使用し、ゆとりのあるシルエットで軽やかな着心地を実現した。白ステッチが程よいアクセントになっている。
並木 一樹(美容師):カバーオールタイプだが、土くささをまったく感じない。深いブルーデニムと白ステッチの割合が絶妙に計算されているから、洗練されたムードが漂う。トップスをインして長めの丈を楽しみたい。
鳥居 重宏(会社員):小ぶりな襟が上品さを引き立てる。白ステッチやドーナツボタンなどディテールがとにかくかわいい。