アウターが決まったら、インナーや小物も格付け。UOMO世代を代表して、信頼できる二人を朝から晩までカンヅメに。「着て即しゃべる」熱き試着ドキュメント。
西野大士 3位|GAP
ついにVネック解禁か! コスパ最強の一枚がキター
西野大士 2位|LA FETICHE
ハンドメイド感あふれるステッチのかわいげが心をつかんだ
西野大士 1位|C.P.COMPANY
レトロな一着に引き寄せられ、初戦からまさかの双方1位!
ベーシック+αの要素が欲しい
「着回しに便利な普通のニットはすでに持っているでしょうから、どうせなら気分が高揚するものを買い足したい。断トツ1位だったC.P.COMPANYはオーセンティックなフェアアイル柄にロゴでシャレをきかせているギャップが最高でした。イタリアブランドらしいラムズウールの上質さも魅力で飽きるほど着たい。これ、池田さんも真っ先に触っていたのを盗み見しましたが真逆のタイプの僕たちがかぶるとは意外ですよね…。2位のLA FETICHEは襟と袖に施されたブランケットステッチがかわいい。ヴィヴィッドな色が効いていて手縫いの素朴さも好み。ボディはあくまでシンプルに、近づいたら気づくアクセントというのがうれしいです。『これ、どこの?』と聞かれ待ちの一枚。3位は僅差でGAP。セクシーになりがちなVネックですが、浅いVなので程よい品がありTシャツを着たときのバランスがいい。やわらかな着心地に驚き、コスパにも大満足です」(西野)
池田尚輝 3位|AWASA
いい色を出しつつ、余計なことはしない一枚がファインプレー!
池田尚輝 2位|AMOMENTO
歴代のニットを懐かしみつつ選んだのはケーブル編みニットソー
池田尚輝 1位|C.P.COMPANY
「へらし目」に油断してませんか?
「一見、デザインが強いかと思いきや’80年代のスキーブームと根源的なブランド像を思い出させてくれたC.P.COMPANY。もちろん西野さんにかぶせていませんが(笑)1位です。子どもの頃に見ていた色や柄を懐かしんでスタイリングするのが面白そうで純粋に惹かれました。AMOMENTOはカットソーのようにストンと落ちるフォルムと広めの襟ぐりに’90年代っぽさがありオートミールカラーのケーブル編みというやわらかい雰囲気も素敵。ボートネック気味の襟元で品を担保しつつインにはカラーTシャツを首からのぞかせて遊んでもいい。ちなみにニットで大切なのは袖つけに入る縫製の『へらし目』で、それによって後ろ姿の印象が大人っぽくなる。3位のawasaはこの『へらし目』がクラシックな仕様で美しかった。ネックの詰まり具合やシルエットは余計な主張がなく、色はネイビーではなく浅いインディゴブルー。すべてがちょうどいい」(池田)
細かすぎる審美眼を光らせるスタイリスト。シルエットからステッチワークまでトレンドに偏りすぎないあんばいを模索。デザインの意図を探りながら名言を連発。
ブルックス ブラザーズを経てNEATのデザイナーとして活躍。スラックスのスペシャリストかつ私服ではポップにアメカジを着こなすという多角的視点が持ち味。