2024.11.04

【池田尚輝&西野大士が全力試着】池田の3位はリーバイス® 555™︎。おしゃれな大人が本当に欲しい「デニム」BEST3

アウターが決まったら、インナーや小物も格付け。UOMO世代を代表して、信頼できる二人を朝から晩までカンヅメに。「着て即しゃべる」熱き試着ドキュメント。

西野大士 3位|AWASA

AWASA
¥40,700/アワサ(ストール ショールーム)

連続ランクイン中のダークホース、ニットと違いハイウォッシュ・ハイダメージ

西野大士 2位|WRANGLER

WRANGLER
¥17,600/ラングラー(ジ アパートメント)

大げさではなく、さりげないワークディテールが肝のようだ

西野大士 1位|GAP

GAP
¥14,900/ギャップ

万人に愛されるブランドのゆるめストレートが、刺さった!


あらためてチープシックな一本に惹かれる

「ガシガシはき倒せて買い替えがきくアメリカ的な文化も込みで、あらためてチープシックに惹かれます。スーパーに積まれている量販デニムなんかが大好物。1位に選んだのはねじれのないストレート、ムラのないウォッシュ加工、柔らかい生地で、その空気感を体現してくれたGAP。ただし、すっきり見える腰まわりとリラックスできる太さで現代的な調整もされていた。リーズナブルかつファッショナブルで秀逸です。2位のWranglerはワークパンツのディテールが愛せた。サイドの三本針ステッチや硬い生地感で、さりげなく作業服らしさを出しているのがニクい。深めの股上によるストリート感を生かしてフーディに合わせてもいいし、逆にジャケットをはおっても面白いですね。そして3位は今回初見のawasa。極限までヴィンテージデニムに近づけたダメージ加工に対してモダンなシルエットにうなりました。美脚フォルムかつアイスブルーのカラーも爽やかです」(西野)

池田尚輝 3位|LEVI’S® 555™

LEVI’S® 555™
¥14,300/リーバイス®(リーバイ・ストラウス ジャパン)

中太ストレートとして開発されたニューモデルに早速食いついた!

池田尚輝 2位|LEE × L’ECHOPPE

LEE × L’ECHOPPE
¥29,700/Lee × レショップ(レショップ 青山店)

両者の美学を見せつけるコラボレーションに感動したもよう

池田尚輝 1位|RED KAP

RED KAP
¥11,000/レッドキャップ(ハイ!スタンダード)

ワークパンツだけじゃなかった。レッドキャップが再ブレイクの予感


前後の姿でキャラ設定を確認すべき

「ワーク系、カウボーイ系、ストアデニム系…など鏡で前後の姿を確認して、自分の好きなキャラ設定かどうか確認します(笑)。RED KAPはリアルなワーク系。ヒップからわたりへのゆとり、のっぺりした色落ちがまさにそれ。職人技を追求するよりも折り合いをつけて『これくらいでいいじゃん』と思えるあんばいの、ある種『しょうがない』キャラに惹かれた。2位のLee × L’ECHOPPEには西部のカウボーイ由来の美学を感じ、美脚効果が高く縦長のサイドポケットはスラックス風。『タフでセクシー』なキャラは紳士的なジャケットに合いそう。ただしヒップポケットはサイドに寄せた配置で、少しのアクセントが面白い。今季登場したLevi’s®555™は『いろいろと気がきく』キャラ。やや太いわたりが今っぽく、ウォッシュ加工やチェーンステッチにレトロさが残る。歴代名品の混合種かつ新定番だと思いました」(池田)

池田尚輝

細かすぎる審美眼を光らせるスタイリスト。シルエットからステッチワークまでトレンドに偏りすぎないあんばいを模索。デザインの意図を探りながら名言を連発。

西野大士

ブルックス ブラザーズを経てNEATのデザイナーとして活躍。スラックスのスペシャリストかつ私服ではポップにアメカジを着こなすという多角的視点が持ち味。

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