アウターが決まったら、インナーや小物も格付け。UOMO世代を代表して、信頼できる二人を朝から晩までカンヅメに。「着て即しゃべる」熱き試着ドキュメント。
西野大士 3位|GAP
マフラーが主役になるヴィヴィッドピンクはコスパも優秀
西野大士 2位|MAGNIBERG × TOMORROWLAND
ポップな配色と大きいチェックが今冬、最大サイズのアクセサリーだ
西野大士 1位|LARDINI
長さ・ボリューム・発色すべて振り切った強さを見せた
何を隠そう人生初マフラーですからね
「人生にマフラーが登場したことは一度もないので、振り切って遊ばせてください。まず真っ赤なLARDINI、ひと巻きですでに楽しい。トラッドなテーラードで有名なブランドですが、マフラーは床につくほど長くフリンジはふさふさ。ボリュームを出しても思い切って垂らしても面白い。次点は、ホームグッズを作っているMAGNIBERGとTOMORROWLANDのコラボ。ブランケット由来と思しき大判サイズと配色がもろに好みで、モノトーンの上にガバッとはおりたくなった。GAPのヴィヴィッドピンクも上位と同様、アクセントというより主役級。挑戦しやすい価格もありがたく、浮かれた色をホリデーシーズン限定で楽しむのもアリ。巻き心地ももちもちです。マフラー、もっと持ってきてもらっていいですか(笑)」(西野)
池田尚輝 3位|JIL SANDER+
新登場したチェック柄。これぞ眺めて巻いて堪能するラグジュアリー
池田尚輝 2位|WOOLRICH
ひと目でフレッシュ、マフラーでこそチャレンジしたいネオンカラー勝ち
池田尚輝 1位|YAECA
上質なニッティングと細部への心配りで、静かにトップへ
この冬は大判タイプに回帰したい
「差しアイテムとして細めを選びがちでしたが、今年は久しぶりに大判マフラーを買う予定。あらためてワクワク感があります。YAECAは見た目以上にたっぷり編まれたウールの重厚感があり、裾がフリンジではなく編み止めされているのも上品で、表地と裏地でニュアンスが変化する繊細さにも惹かれた。WOOLRICHはネオンカラーという意外性に一票。逆に言えば小物だからこそ取り入れられる色で、ブランケットのようなタグづけもかわいい。JIL SANDER+はもはや美しいインテリア。クラシックな色柄に対して、毛足の長いモヘア混ウールと大胆なフリンジで仕上げたバランスが最高。最初はソファーにかけてタグを眺め(笑)、満足したらようやく巻いて出かけます」(池田)
細かすぎる審美眼を光らせるスタイリスト。シルエットからステッチワークまでトレンドに偏りすぎないあんばいを模索。デザインの意図を探りながら名言を連発。
ブルックス ブラザーズを経てNEATのデザイナーとして活躍。スラックスのスペシャリストかつ私服ではポップにアメカジを着こなすという多角的視点が持ち味。