服好きたちが注目のアイテムを実際に試着しながら、デザイン、着心地、機能性など、さまざまな観点からシビアにレビューする人気企画「試着フェス®」をアップデート。アイテム別に10部門に分けたうえで、参加者65人が厳正に順位づけ。各部門でBEST3に輝いた選りすぐりだけを紹介します。何を買うべきかがひと目でわかる、春のマストバイリストです!
BEST3|T.T
ブランド定番の「ニュースボーイバッグ」を今季はボディバッグ風に持てるようアレンジ。奄美大島の泥染めで染色したキャンバス地を使用。ショルダーストラップにあしらわれた不規則な白ステッチがアクセントになっている。
渡辺賢史(会社員):かわいさと渋さのいいとこどり。アクセサリー感覚で取り入れたい
安武俊宏(BEAMS オウンドメディアマネージャー):ショルダーストラップの太さに対してバッグが小ぶりで、そのアンバランス感が新鮮。ストラップの細かなステッチもデザインとしてきいている。キレイめなスタイルのアクセントにいいですね。開口部にジップがついていないため荷物が落ちないかやや不安。
寺倉弘祐(会社員):コンパクトだけどマチがしっかりあるから、物を入れても形がきれい。高めの位置で持てるストラップの長さもナイス!
BEST2|SEVEN BY SEVEN
ヴィンテージのポストマンバッグをリメイクしたショルダーバッグ。表面に樹脂などで加工を施した「スエードスプリットレザー」を採用。そのため革本来の柔らかさを残しながら、耐久性と耐水性が高くなっている。
中島和弥(美容師):ガシガシ使いたくなるスエード。“優しい黒”とはこれのこと
椿晋平(会社員):メッセンジャーバッグを、深みのあるスエードを使って上品に仕上げている。経年変化も楽しみ。
伊村綾祐(会社員):クタッとした生地が気に入った。このスエードの柔らかさを生かしたいから、荷物の量は控えめにしたい。特に古着と相性がよさそう。太めのストラップは肩に掛けたときに安心感があるが、長さを調節することができたら、さらにいいのに。
BEST1|Brady for BIOTOP
英国の老舗バッグブランド、ブレディにビオトープが別注。タグやベルトなどすべてのパーツをブラックで統一。ボディには柔らかなシボ革を使用している。長さを細かくアジャストできるストラップも便利。
山本慎(Bshop バイヤー):ブレディをレザー別注してしまうそのアイデアにやられた
松川総(スタイリスト):ブレディといえばかわいらしいイメージだけど、黒のシボ革により一変。大人の品が漂ってます。
野口聖純(会社役員):バッグは革製が基本で、そこにアウターや書類などなんでもぶち込みたい派。そんな自分を満足させるだけの大容量に惹かれた。そして、高級感あふれるこの見た目。カジュアルな印象が強いショルダー型もこれなら気にせず使える。ストラップの長さをきちんと調整できるのも高ポイント。
今中健太(柔道整復師):艶っぽくないレザーバッグがこの世に存在するなんて! 普段のカジュアルな自転車スタイルにも合いそう。