ここからは試着フェス参加者の気づきや発見をヒントに、今年買うべき50着をキーワード別にピックアップ。
この柔らかさが欲しかった
1STUDIO NICHOLSON
コート
¥154,000
チェスターフィールドコートをゆとりあるシルエットに落とし込み、一つボタンで製作。リサイクルウールらしからぬ上質な肌触りと上品なダークブラウンからは、メンズのコートとは思えないほどの優しさを感じる。¥154,000/スタジオ ニコルソン(スタジオ ニコルソン 青山)
児玉孝志(ユナイテッドアローズ グリーン レーベル リラクシング PR) フロントボタンが一つでガウンっぽくて新鮮でした。上品でアノニマスなデザイン、ブラウンの色味も絶妙。
福嶋一敏(会社員) とろみのある生地はラペルの長さやボタンの位置と相まって色気を感じる。
2sacai
ニットブルゾン
¥137,500
重厚な見た目に反したふわりとした肌触りが好評を呼んだ。縮絨のような起毛感はジャカード織りで表現しており、アルパカ混の生地は袖を通した際のチクチクを軽減してくれる。サイドにはスナップボタンがつき脇下のシルエットを調節できる。¥137,500/サカイ
津島大地(フォトグラファー) ローゲージながらチクチク感がいっさいなく、Tシャツの上からイケる。程よくモードでほっこりしすぎない。
稲村大輔(会社員) 重さを感じさせない着心地のよさに感動! 毛羽立った風合いもかわいい。
3YLÈVE
ショートコート
¥143,000
細糸のダブルフェイスのウールに起毛加工をかけ、ふわりとした毛並みを表現。太腿ほどの着丈に丸みのあるシルエットは、軽やかであると同時にエレガント。合わせる服を選ばない、グレージュのニュアンスカラーも美しい。¥143,000/イレーヴ
潮海翔(会社員) 毛布に包まれているような肌触り。小ボタン一つしかないので、留めずにガウンのようにはおりたい。
木下竜明(会社員) 着たときの軽さがやみつきになる。繊細なグレーが都会的な印象です。
4FOLL
ダブルロングジャケット
¥57,200
贅沢なウール×カシミヤのダブルフェイス地で仕立てたことで、肉感や毛並みの柔らかさが抜きんでている。前を開いて着ても様になるように、あえて大きめのシルエットにしたこだわりの一着。¥57,200/フォル(ジャーナル スタンダード 渋谷スクランブルスクエア店)
石黒晴輝(L’ECHOPPE アシスタントバイヤー) あまりに軽く、着るというよりはおる感覚。前を開けてポケットに手を入れるといい感じのドレープが生まれます。
安福和弘(会社員) 柔らかい生地がかわいく見えがちですが、絶妙な色味に男の色気を感じた。
Text:Yasuyuki Ushijima Sayako Ono Kohei Horikomi