一枚だけ試着するより、似たアイテムを着くらべることで見えてくる真価がある。ニット、チノパン、ピーコートなど今季トレンドなアメカジ風味のアイテムを二つずつ厳選。選ぶならどっち? 幸せな自問自答をご一緒に。
![【試着フェス®】HEUGNとCale、大の画像_1](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/177196/2021_11_cover-icatch.jpg)
カバーオールを着くらべる
松田理さん(アートディレクター) ※モデルとして着用
「アメリカのワークウェアを着ることが多く、バイクにも乗るのでポケットの多いカバーオールはワードローブに欠かせない存在。私物ではオールドジョーやネイバーフッドがお気に入りです。ユーゲンは作業着というより、もはや上品なテーラードジャケットですね。過剰な縫い目がなく、比翼仕立てで手触りのいいウール(ブリティッシュツイード)。襟を立てたときもあごにつかない絶妙な高さとネックの詰まりがサマになります。そして見た目以上に軽い。きちんとした打ち合わせのときなどにドレスアップで着たいです。似たような4ポケットのデザインでも、印象が全然違うのがカル。ラグランスリーブで着丈が長く、ワークウェアを超越した落ち感で今っぽくコートのように着られそう。でもきちんと三本ステッチでワークウェアとしての佇まいはキープしていて素晴らしい。自分のいちばん好きな色であるグリーンというのも、うれしい。ヘンプのふわりと弾力のあるドレープを生かすなら、もう少し恰幅のいい人のほうが似合いそうです」
木下古栗さん(小説家)
「ユーゲンはジャストサイズで着たい。ボックスシルエットでポケットなどのディテールも直線的なので、前を開けてだらんと着るよりは、第一ボタンまで留めてミニマルにまとめたいです。カルは男っぽいディテールだけど柔らかいヘンプという新鮮な組み合わせ。グリーンに白ステッチというコントラストが効いていて素敵です」
川辺圭一郎さん(TOMORROWLAND PR)
「手触りはしっとりでもドライな質感、カルのカバーオールはモダンアートのような不思議な魅力があります。ステンカラーコート感覚ではおりたい。ユーゲンはツイードというほっこりとした素材に対してシルバーのスナップボタンが抜け感を出していて好きです」
HEUGNのツイードカバーオール
「作りはもはや上品なテーラードジャケット」
![【試着フェス®】HEUGNとCale、大の画像_2](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/177196/2021_11_DMA-cut1_0016.jpg)
![](https://3rd-uomo.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/prod/cdn/image/archive/177196/2021_11_DMA-cut1_0014.jpg)
![](https://3rd-uomo.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/prod/cdn/image/archive/177196/2021_11_DMA-cut1_0015.jpg)
カバーオール(ウール100%)¥132,000/ユーゲン(イデアス) その他/私物
Caleのヘンプカバーオール
「ワークウェアを超越した落ち感」
![【試着フェス®】HEUGNとCale、大の画像_3](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/177196/2021_11_DMA-cut1_0013.jpg)
【試着フェス®】似たアイテムをくらべてみた
Hair:JUN GOTO[ota office]
Styling Support:Junichi Nishimata